< 2017年10月 |  123456789101112131415161718192021222324252627282930 | 2017年12月 >
ホーム  > カテゴリ > テンペスト

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

テンペスト 第5話「宦官の野望」感想


恐れていた展開が…




かぐや姫


かぐや姫?


竹取物語をオマージュしてるのか。
いや、ただの偶然でしょう。

それはともかく、ついに、幻の勾玉を手に入れた孫寧温。
龍の力を得て、彼女がいよいよ覚醒する…!!


と思ったら、弱っちい寧温にまた戻っていましたね。
あのビカビカ映像はいったい何だったのか…?

今日はダメダメ寧温か。。。
龍の子とか、まったく関係ないじゃん。
途中までは、そう思いながら見ていたのですが…




何だかんだいっても、今回は、この人でしたね。

徐丁垓、最強伝説。


第2話の聞得大君に匹敵する最強ぶりでしたね。
未来が読めているかのように、何をしても絶対に成功する。
持ち前の千里眼で、周りの人間のやることは何もかもお見通し。
自分のたくらみを、孫寧温のような敵側にべらべらと言いふらす。
しかしなぜか孫寧温は、それに対しては何も手を打てずただ歯ぎしりするだけ。

いや、あんなやつが国王に次ぐ地位になったら、もう琉球終わりじゃん。
正真正銘の、徐丁垓による傀儡政権の誕生でしょ。
…というか、あんたの力で孫寧温なんか国家反逆罪で首にしてしまえよ。
彼女、冊封体制のみならず琉球の王族制度を批判しているのだから、十分に立件可能でしょ。
それ以前に女性であることを隠しているんだから、問題外でしょ。

「徐丁垓、ちょっとうまくいってるからといって、調子に乗りすぎ。
 どうせあれでしょ?あんたも次回ぐらいで、孫寧温の策略で失脚するんでしょ」


彼が得意顔で画面に出るたびに、そんなこと思っていましたが、次回を待つまでもなく、あっけなく死亡してしまいましたね。




そして、この人なに??

朝倉雅博、未熟すぎ。

薩摩の人間なら、少しは薩摩のために動きなされよ。
孫寧温の正体が真鶴と知った時から、彼女のためならエンヤコラ♪と言わんばかりに完全に彼女の手先となって孫寧温の理想の国家づくりのために働いていますけど、あんたの仕事はどうなってるのよ?
自分の気持ちに正直なのはいいんだけど、いきなり彼女に抱きついたり、徐丁垓とあんなことやこんなことがあったと勝手に勘違いして嫉妬したり、逆ギレしかけたり、あんたは中学生かよ。





その後、なぜだか徐丁垓×兄・妹の異種格闘技戦へ。
ふたりとも弱すぎる。
でもなぜか、ポーズだけはいっちょ前に決めよる。
そして、唐突にこのシーン。



蜘蛛の糸


今度は蜘蛛の糸かよ。


伝説の勾玉の力を、孫寧温はすでに知っていたということですか?
そして、その力を引き出したのは聞得大君だったということですか?
聞得大君は孫寧温のことが大大大嫌いだけど、それよりも徐丁垓の方が大大大大嫌いなので、今回は孫寧温の味方をしたということですか?

みんなやることが中学生レベルだ。
それに、困った事があったらミラクルで解決するの、あれ反則だわ。
あれをやられると、一気に興ざめする。




…今回、あえて良かった点を挙げるとするならば、徐丁垓の言っていたセリフで、孫寧温の両性具有の姿を、琉球の姿に重ね合わせて皮肉を言っていたところですかね。
別のシーンでは「二枚舌」という言葉を使っていましたが、琉球の体制を反論のできない見事な理屈で批判しつつ、薩摩を排除して自分が琉球を乗っ取ろうとする野望を出していて、良かった。
ただ、その野望を余りにもべらべらと孫寧温にしゃべるもんだから、妙に軽々しくなってしまったのと、いかんせん徐丁垓がヘンタイすぎた。舌づかいを強調するのもいいけど、もうちょっと知性的な演出があれば・・・





過去の記事一覧へ>>



ワンクリックの応援お願いします

テンペスト 第4話「阿片疑惑」感想


今回の感想。

なかなかよかった(^^)


前回はボロクソに書いたり、今回は良かったと言ってみたり、意見があっちいったりこっちいったりしていますが、あくまでもその1話を見たフィーリングで書いていますので、統一感がないのはご容赦下さいね。

今回良かったところは、それぞれのキャラの個性が分かりやすく描かれていて、しかも、憎めないこと。
宦官に恋したと悩む朝薫(ちょうくん)、生真面目すぎて良かった。
もと聞得大君(今はもうし)、俗物に堕ちてもけっこうしたたかで笑えた。
徐丁垓、エリート宦官かと思っていたら実は左遷されたと知ってちょっと同情した。
大勢頭部(おおせどべ)、実は情の厚い人で悲しくなった。
そして…王妃。慈悲ぶかい一面を見せてくれて、ほっとした。


今回は、人間ドラマに味がありましたね。
共感できる部分が多くあり、見ていて楽しかった。
もちろん細かいところをツッコめばキリがありませんが、それを忘れ去らせてくれるような、すがすがしいまとめ方をしてくれていたと思います。





遊女となった聞得大君


「ジュリ」と呼ばれる遊郭の女になった真牛(もと聞得大君)。
身分を剥奪されたにも関わらず例の化粧はそのままで、しかも態度も高圧的なままなのが痛々しいというか、勝気な性格が現れていて、いいキャラクターを出してますね♪
おまけにキセルまでふかして、どこをどう見ても吉原の花魁(おいらん)ですね。

それにしてもこいつ、予想通りしぶとそう。。。
自分が蔑んでいた遊女にも、金の匂いを嗅ぎつけるや抵抗なくなってしまうし、徐丁垓が来ても全然ビビってないし、案外、どんな世界でもしたたかにしぶとく図太く生きてゆける人なんでしょうね。

ちょっと応援したくなってきました。
落ちぶれた女ヒトラーさん




阿片?を渡す大勢頭部


ウミトゥーが無知なのをいいことに、阿片を渡す大勢頭部。
犯人を彼女に押し付け、トカゲの尻尾のように捨て駒として使おうという魂胆が見え隠れします。
「必ず御内原に戻って来るのじゃぞ」
その時こそ、お前が身代わりとして役に立つのじゃ、と心の中でつぶやきながら…


…と思ったのは、僕だけではないはず。
このシーンは上手いですね~
陰謀を匂わせるような音楽を使いながら、視聴者を欺いてきましたね。
ドラマでのこういう騙し方、けっこう好きです。

最後にウミトゥーの顔をなでるシーンがあって、見る側を迷わせるんですね。
そして、クライマックスでタネ明かしがある。




大勢頭部の告白


そのために、女官に渡す金がいる。
そのために、阿片の密売を仲介した、と語る大勢頭部。

無知ゆえの、歪んだ正義。
阿片の密貿易を琉球が仲介していることが、もしも薩摩の琉球征服派に知られたら、それを口実に薩摩の武力侵攻を許してしまう。
今回は、知られたのが浅倉であったので九死に一生を得たようなもの。
自分のやっていることが、琉球をも滅ぼしかねない恐ろしい行為であることを、彼女はどこまで認識していたのでしょうか。
所詮、御内原のことしか知らない、無知で愚かな行為でしかない。

と同時に、悲しい正義でもある。
悪いことだと知っていながら、かつての自分と同じ境遇で苦しんでいる女官たちを、放ってはおけなかった。
自分を一度は侮辱したウミトゥーに対してでさえ、慈悲をもって接することのできる人なんですから。


このシーンは良かったですね。




慟哭する大勢頭部


王妃の優しさ。
考えてみれば、以前も大勢頭部の失策によって、廃妃にさせられているんですよね。
孫寧温の策略が功を奏したため、最終的に結果オーライだったとはいえ、それに次いで今回のことですから。
自分に黙って悪事を働いていたことは事実で、王妃としては、やはり「裏切られた」という気持ちがあったと思います。

影で涙を流しながら「お前のことなぞ、もう忘れた」という王妃。
思い出すのが辛いので、それならばいっそのこと忘れてしまいたい、という気持ちを秘めたまま、あえて冷たい言葉を発したんでしょうね。

孫寧温の機転により、王妃の本当の気持ちを大勢頭部に伝えることができて、本当に良かったと思います。
ドラマの展開としてベタベタかも知れませんが、こういうしっとりとした展開もいいものです。




あと、雑感。
孫寧温がどこかで言っていた「第2のアヘン戦争」という言葉が印象的でした。

英清のアヘン戦争は、イギリスの植民地であったインドで取れた阿片を清国に売りつけることによって、清国との貿易赤字を解消しようとした経済事情から生まれました。
薩摩と琉球の貿易収支が当時、どういう状態であったのかは僕の知識では全く分からないのですが、阿片が薩摩に入るということは、その対価として金・銀が琉球に流れていくということであり、その額が大きくなれば、当然、薩摩の経済にも打撃を与えます。
しかも、隣国のアヘン戦争の惨状を見て神経過敏になっている日本に阿片が持ち込まれていることが分かれば、薩摩藩だけでなく幕府も黙ってはいないでしょうから、やはり琉球の自主権を奪ってしまおうという行動に出たと思いますね。
まあ、実際にそうならなかったということは、やはり創作だったということになるのでしょうが…

それでも、いいところに目を付けた創作だったと思います。




過去の記事一覧へ>>



ワンクリックの応援お願いします

テンペスト 第3話「神の追放」感想


タイトルは「神の追放」
追放の方法がヒドイ。ヒドすぎる。


「琉球史上最大の冤罪事件」


目には目を、歯には歯を。
冤罪には冤罪を。
不当な弾圧に対しては不当な弾圧を。

そういうことですか?
孫寧温、コワイですね。
彼女の陰湿なはかりごとにより、聞得大君、失脚。
まあしぶとそうな彼女のことだから、また這い上がってきそうな気がしますけどね。


それにしても、聞得大君、呆気なかったですね。
確かヒトラーって、彼をクーデターにより失脚させようとした反乱分子を力でねじ伏せていったんですね。
ヒトラーの野望がやがて世界戦争を引き起こし、ドイツを破滅に導くとして、反勢力による軍部追放の計画が立てられていたのだが、ヒトラーは圧倒的な力を背景に、その行動を封殺した。
だいぶ前の「その時歴史が動いた」でやっていました。

そのことから考えると、琉球の女ヒトラーさんは一枚も二枚も下手でしたね。
だいたい、自分にあきらかに反抗している孫寧温に自分の弱みにもなる裏の作業を任せたりすること自体、おかしいでしょ?
それに、前回までの流れだと罪もない市民を捕らえて暴行を加えたり、祈祷で人々に畏怖を抱かせたり、絶対権力者のようなイメージだったんですけど、あんな簡単に捕らえられるものなの??


あと、後半のあの謀略劇、なんだか不自然さがつきまとっていたような。
容疑が固まったからといって、一般人とは階級が違いすぎる聞得大君を強制的に連行できるなんて、琉球って、そんなに優秀な法治国家だったの?
100歩譲って、国王の許可を得た行為だとしても、国王が、孫寧温のあんな簡単なウソに騙されるものなの?
大体、本人が容疑を否認しているのに複数の証言による状況証拠だけで有罪判決を出していいの?
本人の弁明は一切なし?

というか、そもそも、そんなに優秀な法治国家なら、わざわざニセの罪状を作らなくても、罪なき人々に不当に障害を負わせたり、薩摩藩や海運業者と癒着をしていたことで充分に立件、有罪にできるのではないの?
というか、偽キリシタン容疑なんて回りくどい手を使わなくても、そのことを国王に訴えればいいじゃん。


あの裁判のシーンは今回のクライマックスであり、本当なら「さすが、なるほど!」と脚本に感心すべきところなのかも知れませんが、僕は逆に、上に書いたような不自然さが目についてたまりませんでした。
フィクションドラマだからと言えばそれまでですが、ちょっとご都合主義な感じがしました。




…ということで、ワタクシ、今から聞得大君の弁護士となり、彼女の無罪を証明しようと思いますが…
よろしいでしょうか?





ベッテルハイムの証言


無罪の理由その1。
仮にベッテルハイム氏と筆跡が一致したといましょう。
しかし彼は琉球人でなく、しかもキリスト教を布教しようとした重罪人です。
他国の罪人が琉球の内政等に関与することは認められておらず、これは無効です。


だいたい、本当に同士というならあんな皮肉っぽく「キコエイイキミ」なんて言うわけないでしょ?
「すまない、聞得大君殿。証拠を出され、真実を話さざるを得なかったんだ」みたいな言い方になるんじゃないの?
あんな悪意むき出しの言い方になるはずがない。




ワタシがこの十字架を盗みました


無罪の理由その2。
その十字架が聞得大君のものだという証拠はあるのですか?
そのそも証言者は、聞得大君の御殿に自由に入れる立場だったのですか?
遊郭の女性が聞得大君の居室から所有物を盗むことは物理的に不可能で、証拠不採用とします。


彼女の素性からしておかしいでしょ?
もしかして、みんな聞得大君が嫌いだからわざと気づかない振りしてるだけ?
これだけ証言に欠陥が多いと、そんな風にも見えてしまうんですよね。




脅されたのです。


無罪の理由その3。
王妃の言動が余りにも不自然。
王妃の立場であれば、聞得大君がキリシタンであることを国王の耳に入れるのはたやすいはず。
それを、「脅されたから、王妃の立場を捨てた」というのは明らかに不自然で、証拠に取り上げるに値しません。


王妃が何を根拠に「恐ろしいから廃妃にしてもらった」と言っているのかが分からん。
聞得大君の呪術が恐ろしいなら、すでにキリシタンの彼女にそんな力がないのは明白だし、王の前で世継ぎを取り消されるのが恐ろしいなら、国王にキリシタンのことを言えばいいだけじゃないの?
孫寧温も、そのことを聞いたのなら、廃妃処分を出す前に国王にキリシタンのことを言ってるはずでしょ。
なんかおかしいんだよね。




おい、何だお前ら!?


無罪の理由その4。
もう一人の門番の証言によると、そのマリア像は暴れながら「おい!なんだお前ら!?」と声を発したと言っております。
像が暴れたり、声を発することをはありえず、その人物がどういう理由で捕らえられたのかはともかく、マリア像でないことは明白であります。


抵抗する人間とマリア像を間違えるバカがどこにいるリラックマ29「…汗」
もういい。。。




以上の証拠不十分により、聞得大君は無罪とすべきです。
それ以上に、これらウソの証言を行わせ、聞得大君を貶めようとした人物を調査すべきではないでしょうか?




聞得大君サンも頭いいなら、これくらいの反論してよ。
前回からレベルダウンしすぎでしょ。

…もういいよ。そんなドラマと分かったから。
ちょっと展開が安易というか、幼稚な気がするのは自分だけでしょうか?



過去の記事一覧へ>>



ワンクリックの応援お願いします

テンペスト 第2話「王妃処分」感想


タイトルは、のちの琉球の末路である「琉球処分」を意識して付けられたのでしょうか?
それはともかく、今回…


聞得大君、最強伝説。

そして主人公、頼りなさすぎ。





聞得大君(きこえおおきみ)、最初は祭祀を行うしか能のない奴かと思っていたら、全然そんなことはない。
孫寧温の弱みを徹底的に突いて恐怖心を与えたり、彼女を上手に利用して自分は手を汚すことなく王妃を処分させたり、人の心理を操るのが非常にうまい。

聞得大君、怒りにまかせて辰年生まれの女性を殺したり、感情に走るタイプかと思っていたら、全然そんなことはない。
孫寧温のように使える人間は最大限に使うというような、合理性を持って行動している。

そして、一番驚いたのがこれ。
聞得大君、権力を傘に私腹を肥やすだけのヤロウかと思っていたら、全然そんなことはない。
わがままに思える行動に実はきちんとした筋が通っていて、彼女なりに国家の行く末を考えての行動を取っている。


女ヒトラー


恐らく、孫寧温は裏金操作の張本人は聞得大君だと踏んでいたと思うんですよね。
だが、聞得大君は、裏金操作の犯人であるどころか、逆に裏金を暴こうとしていた、ということになるのでしょうか?

彼女は裏の顔と表の顔がありすぎて、この言葉を正直に受け止めることはできない。
ただ、今の国のあり方ではだめで、自分のもとに権力を一手に集め、国家を一気に強くしたいと思っている。
それは確かだと思います。
さらに、自分が権力を握るためにどんな汚い手を使おうとも、それはすべて許されると思っている。
彼女にとって、自分の独裁政治こそが正義で、それを妨げる一切のものが邪悪である。



さしずめ彼女は

「琉球の女ヒトラー」

彼女が権力を握った場合、

・薩摩以外の外国人は即抹殺される。
・富国強兵の道をひた走り、最恐国家として、東南アジアを侵略する。
・一時的に琉球帝国は隆盛を極め、王政すら廃止し、絶対権力を手にする。
・しかし最後は、周辺諸国、薩摩、民衆、すべてに見放され、服毒自殺する。


そういった光景がありありと眼に浮かぶのは、自分だけでしょうか?




それに対して孫寧温。
「お前はわらわの犬じゃ」と聞得大君に言いたい放題言われて、返す言葉もなし。
親友が心配してせっかく声をかけてくれているのに相談すらできず自分ひとりで抱え込む、典型的なドツボにはまるタイプ。
よって、独りでさらに落ち込むだけ。
挙げ句の果てには、自分の命・兄の命より、役人の魂を貫くと言ったそばから、ちょっと拷問を見せられただけで態度を変える意志の弱さ。
最初の信念はどこにいったのだろうか、寧温…??

最後は、どうしようもなくなって海にダイブし、自殺を図る。
自分の命を捨てる覚悟があるのなら、自らの命と引換えに聞得大君の悪行を王宮に暴露するとか、いろいろできることあると思うのですが…
弱みを握られてから、まったくいい所なしの主人公。
一連の孫寧温の行動を見ていると、現代日本の社会的弱者の現状を代弁しているのではないかとも思ってしまう。(もちろん、製作者にそんな意図は全くないでしょうが)
ここまで受け身な主人公も珍しいと思うので、ある意味、今後の展開が気になりますね。





あとは、雑感。


ウミトゥー


ウミトゥー、キャラ変わりすぎ…
今までさんざんいじめられてきた復讐がしたかったのね、きっと。。。




御内原での王妃処分


お約束の御内原(うーちばら)ミーティング(笑)
御内原の中では、すべての会話がみんなに筒抜けになっているね、きっと。



今回は、聞得大君の魅力全開の回でした。
展開が早いということと、毎回最後に次回へのフリがある、どちらかと言えば民放ドラマっぽい作り方をしているような気がします。
それはそれでいいのですが、ただ、このドラマが「琉球版大奥」みたいになっても困るので、女の戦いから早いこと脱出して、薩摩や清国相手に活躍する孫寧温を見てみたいです。

あと、今回CGがなかったのは評価しますが…
前回の最後にあれだけ騒いでいた「龍の子」のオチはどこへいったの????
聞得大君、龍の子をすでに「犬の子」にしちゃってるし…????




過去の記事一覧へ>>



ワンクリックの応援お願いします

テンペスト 第1話「龍の子」感想


沖縄の海500


沖縄―

まず思い浮かぶのが、クリスタルブルーの海。
永遠につづく空と海の境界線に、吸い込まれそうな圧倒的な景色。
日本であって日本でないような、独特の自然と文化。


一方で、沖縄の歴史と言われたときに僕らが想像するのが、あの凄惨な沖縄戦ではないでしょうか。
鉄の暴風。ひめゆり学徒。集団自決…
そして、現在まで至る米軍基地問題。
「沖縄史」という言葉からは、そういった憂鬱な影が常につきまといます。


しかし、沖縄の歴史はそれだけではないんですよね。
沖縄では戦時~戦後にかけての自国の歴史を小学校から高校にかけて繰り返し学ぶそうなのですが、彼ら彼女ら若者の希望として、「自分たちの歴史の影の部分だけでなく、光の部分をもっと知りたい」という思いを持っている、ということを知り、なるほどと思いました。

数千年前から変わらなかったであろう開放的な自然の中で、現代の沖縄の独自性を育んだルーツとなった歴史が必ずあるはずで、それは沖縄戦ではない。
私たちが知らない未知の沖縄を知りたい。


そういった願いは、自分の故郷をまじめに想う人には、当然湧いてくるものだと思います。



沖縄のルーツ。
明治12年に明治政府に併合されるまで、400年のあいだ独立を保ってきた国が存在した。

琉球王国

今、下の参考資料を元に突貫工事で琉球の歴史を勉強しているのですが、この国家は驚きです。
小国であるが故に常に周囲の大国の脅威にさらされていたことも事実ですが、外交力を発揮して、中国(明・清)と、日本(薩摩藩・幕府)のパワーバランスの中でうまく立ち回り、片方からの一方的支配を受けることなく存続し続けた。
東アジアから東南アジアにかけての広大な海上交易ルート「海のシルクロード」の中継地点として、その存在感を誇示していた時期もあったんです。
…やがて、ヨーロッパ諸国のアジア進出により交易の利権を彼らに奪われ、さらに清王朝と明治日本の力の均衡も崩れたため日本による一方的支配を許してしまい、併合に至る―


今回の舞台は、海洋国家として元気な頃の琉球ではなく、もはや落日の王国、それも王国滅亡期ですけどね。
それでも、今日の独自の沖縄文化を育む基礎となった琉球王国の存在は、僕達に沖縄史の新たな一面を魅せてくれる気がしています。


参考資料
琉球王国 (岩波新書)
________________________________________________________


龍馬伝最終話『龍の魂』


タイトルが『龍の子』ですから、どうしても連想してしまいます。
たぶん、原作から取ってきたかなんかで、たまたまダブっただけでしょうけど。
でも、タイトルバックとか音楽が、何となく龍馬伝のそれに似てる気がするだよなぁ…
あと、最初の雷が落ちて龍がどどど~ん!となるシーンで、大河ドラマ「義経」の最終話を思い出したのは、僕だけではないはずです。



私らしく生きたいのです


真鶴の子役、良かったです。
田崎アヤカさん。沖縄出身らしいです。
どうりで、あの風景に違和感なく馴染んでいた訳です。


彼女が、男として生きる決意を言い放つこのシーン、好きですね。
「父のため、琉球のためにこの身を捧げたい」という表向きの理由よりも、その後に言った「私らしく生きたい」という言葉が、実は真鶴の本心である気がします。
あれだけ学問が好きで頭が回る人物ならば、自分の実力が政治の世界でどこまで通用するのか、ギリギリのところまで試してみたいという気持ちを抑え切れなかったのではないでしょうか。

キリっとした瞳が、意志の強さを印象づけますね。




牢屋での父子


牢屋で、自分の先祖がかつての王族であったことを初めて知った真鶴。
ちなみに僕も、このシーンで初めて真鶴が架空の人物であることを知りました(笑)

琉球史に詳しくないもので、このドラマがどの程度歴史を忠実に再現しているのか、イマイチ分からなかったのです。
主人公も実在の人物なのか、どうなのか、女性が男として官僚になるなんてことが本当にあったのか…
そういった疑問も解けました。


簡単に琉球王国の歴史を書いておきます。

1429年 尚氏が沖縄本島を統一し、琉球王国の初代王朝となる。
      ※日本では室町時代
1469年 クーデターにより部下が王を殺害、王朝を乗っ取る。
      (ドラマで言っていた話です)
      ※日本では応仁の戦乱により戦国時代が幕を開けようとしていた頃
1609年 薩摩の島津氏が家康の意向を受ける形で琉球に出兵、琉球軍を撃破。
      これ以降、琉球は薩摩藩の強い影響下に置かれることになります。
      ※この5年後に大阪の陣が起き、名実ともに家康が天下統一を果たす

1840頃 ドラマでは今多分ここらへん

1879年 明治政府が琉球王国を解体、沖縄県として日本の一部に併合される。
(明12) いわゆる「琉球処分」といわれるものです。



お父さんが言っていた「第一尚氏」とは、クーデター前の尚王朝ですね。
もっとも、自分たちが正当な尚氏の末裔であるならば、「第一」なんて頭にはつけないと思うのですが(これだとクーデター後の第二尚氏を認めることになってしまうので…)、後世の歴史用語をあえて使ったのは、筋を分かりやすくするためだと理解します。
あと、清王朝の宦官が琉球の大臣になるなんてありえず、実はかなりフィクション色の濃い作品であることを今になって初めて知りました




女の戦い


あとは、良かったシーンとしては、このあたりですかね。
なんだか複雑そうな女たちの戦い。
最後に聞得大君が出てきましたが、こいつにだけは逆らってはいけないということはよく分かりました。




全体的に展開が早かった今回。
第1回目だからそうなのか、これからもずっとこうなのか、分かりませんが。
それでも、生き別れた兄といきなり再開するのは、ちょっと早すぎないか??
しかも、いきなり大ボスに捕まるなんて、ドラマの展開が都合良すぎないか??
…など、ひとつひとつのシーンが軽くなってしまった点は否めないですね。

あと、最後のシーンがねぇ・・・
仲間由紀恵さんのおヌードをチラつかせておいて、なんだかよく分からないが龍が飛んでいきました。
最初のシーンと同じく、どどど~ん!です。
ああいったCGは歴史ドラマには不要だと思うのですが、今回は「歴史ファンタジードラマ」にするつもりなんでしょうかね。
おかしな方向にいきそうな嫌な予感…リラックマ9「ガーン2」




過去の記事一覧へ>>



ワンクリックの応援お願いします


▲page top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。