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JIN-仁-第6話 感想


これがドラマだ。


そう言わんばかりの圧倒的な迫力。
手術の最中に登場した無尽灯を、最後の結論に絡ませる絶妙な流れ。
龍馬と南方先生のまさかの決別。歴史に抗う愚かさを思い知らされる南方仁。
「時代の渦」という言葉を使い、大きなうねりを感じさせる展開。


既に前作『JIN』を超えています。
1作目が良作だと、続編はそれにあぐらをかき、佳作になる…というパターンも多い中、この『JIN・完結編』は、1作目には蚊帳の外であった「歴史」を大胆にも全面に押し出し、同時に南方先生の人間ドラマを魅せようとしている。
いわば、NHKの大河ドラマと、TBSのヒューマンドラマを融合させようというのに等しい。
恐ろしいまでの可能性を秘めたドラマです。

惜しむらくは、これがたった1クールで終わってしまうこと。
たとえばこのドラマが通年でやってくれたら、その1年は、日本にとって本当に意義のある1年になる。
大げさでなく、僕個人的としては真剣に思います。
しかし、それを言っても、始まらない。
今はただ、この神ががったドラマを1回1回大事に、骨の髄まで堪能するのみ。

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舞台は長崎へ。
獅子舞が舞い、爆竹が鳴る長崎の喧騒を闊歩する坂本龍馬。
―ここは日本か、はたまた異国か。

そんな情景を思い浮かべ、「龍馬伝も、第3部に入ったかぁ」と感慨にふけるのは、僕だけでしょうか?
(…というか、内容的にはむしろ第4部なんですけどね)




龍馬とハグする先生


第3部(しつこい?)のスタートは、

まさかのハグリラックマ24「好き好き」


いつもは「先生!」と言ってハグする側の龍馬がポカンとしていて、「ちょっと、龍馬さん…」と言って躊躇しながらハグを受ける側の南方先生がぎゅっとしているので、なんだか面白かったリラックマ41「うっしっし」

南方先生も、龍馬の前だとあんなにハジけるんだな。
龍馬にだいぶ影響受けてるな。
この分だと、亀山社中の専属医師になる日も近いかな。
そう思いながら見ていると…後半の思わぬ展開なんですよね。




手術を始める南方先生


いよいよ手術を始める南方先生。
いつものあの音楽とともに、手術室に整然と入ってくる南方先生がすごくカッコイイ。
今回は四境戦争が今か今かと思いながら見ていたので余計にそう思えたのかも知れませんが、戦に赴く指揮官のように思えた。
南方先生にとっての戦場は、オペの現場なんですよね。
今までの手術でもそうでしたが、失敗したら、命すら失うかもしれない。
そのような極度の緊張の中で、ひたすら目の前の患者のことだけに集中して、自らの使命に徹する。

この覚悟があるから、後半のクライマックスで、龍馬に対しても臆せずに自分の意見を主張できるんですよね。
特に今回のオペシーンは、画面の切り替わりと音楽が完全にマッチングしていて、なおかつ「眼」というけっこうグロテスクなところだったので、いつもより緊張して見ていました。
途中、手術失敗するかとハラハラしたよ。




龍馬の武器取引


龍馬のもうひとつの顔。
ナニヤラ怪しげな雰囲気、そして、いつもの龍馬とは違う、凄みのある表情。
彼が何の目的で武器を取引しているのか、この段階では見えてこないんですよね。

この後のシーンで龍馬と南方先生が丸山の料亭で会い、今にも蒼井優扮するお元が登場して舞を踊りそうな雰囲気の中(しつこい?しつこいね)、会談をした内容によると、龍馬は金儲けのために武器を周旋したようにも見えるのですが…その真意は、やはり今日のクライマックスで明かされるのですね。




…そして、いよいよ幕長の戦いへ。


幕長戦争


戦闘シーンしょぼいリラックマ8「ガーン」


まあ仕方ないのかも知れませんけどね。
さすがに第1話拡大版に比べたら、そんな無尽蔵に時間も金もかけてられないでしょうし。
1話平均6000万を余裕で投入できる大○ドラマのような左うちわはできないでしょうしね。
それでも、画面が綺麗すぎたり、爆破映像がCG丸出し過ぎたりするのは、ちょっと悲しくなりましたリラックマ7(泣く)

あと、ドラマの都合上仕方ないのかも知れませんが、できればここは木戸孝允でなく高杉晋作を出して欲しかったな。
(まあ、高杉晋作は出ないと予感はしていましたが…)
龍馬がいることから考えると、ここは小倉口の戦いを表していて、その司令官は高杉晋作。
ただ、彼は結核のため、急遽木戸孝允が馬関にやってきた。
地上戦と、長州藩押せ押せムードから考え、小倉城炎上後の戦闘か?と、強引に推測してます。
(四境戦争については四境戦争の全体像を、小倉口の戦いについてはホントウの「馬関の奇跡」を参考にして下さい)

高台からのんきに龍馬とともに戦況を眺め、楽勝ムードの戦闘シーンは、かなり四境戦争を軽く見ているという感じもして、ここは自分としては不満を感じました。






…そして、今日のクライマックスへ。


人命を助けることに命を賭ける南方先生。
人命を殺す道具を生業にしている龍馬。
おとつい見ているときはそこまで深く考えませんでしたが、龍馬が史実通りの行動を貫く以上、ふたりの対立は、ある意味で必然だったのかも知れません。


私だって、国を良くしようと思って戦っているつもりです!


このシーンの一連のセリフの中で、南方先生のこのセリフが一番好き。
南方先生が医療に命をかける自負が痛いほど伝わってくる。

龍馬に対してこれだけ堂々と言えるのは、医療に対して命がけで臨んでいるからこそ。
視聴者はこれまで、南方先生の命がけの手術、命がけの医療行為を、何度も見せられてきた。
だからこそこのセリフが、迫真に満ちたものになってくるんですよね。
『JIN』はセリフが非常にいいのですが、単に言葉遊びをしているだけでなく、そのセリフに重みを持たせるだけの演出をきっちりと積み重ねている。
これがドラマというものです。



※この直前に「暴力は暴力を生むだけだ」という南方先生に対して「殺られる前に殺る」みたいな龍馬のセリフがありましたが、これも、話を混乱させないための配慮かとは思います。
ただ、南方先生のセリフはいかにも現代風のセリフで良かったと思うのですが、龍馬のセリフは、分からない人が出てもいいので、龍馬の志を垣間見れるようなセリフにしてほしかったな。
たとえば・・・



先に殺されたら…


坂本龍馬の根底の考えは、師である勝海舟の教えを受けてより、一貫していたと思います。
つまり、諸藩と徳川家による共和政治、現代でいう連立政権です。
日本を内乱から防ぐ唯一の方法。
龍馬は、薩長はじめ諸藩の軍事力を、それを幕府に承諾させる抑止力として用いようとした。
軍事力でもって幕府を潰そうとした西郷の考えとは、対立するものです。

そのあたりのニュアンスをうまく出せたら良かったのですが…
通年のドラマではないので、ちょっとないものねだりですよね。




その後、助けようとした幕府側の兵士が奇兵隊(かな?)の狙撃に遭って絶命したり、いろいろショッキングな場面もあったのですが、僕にとっての今回のクライマックスは、龍馬と南方先生の対立シーンだったので、割愛させていただきます。
もしもう少し枠があれば、この対立をもっと引っ張れたと思うのですが、残り約半分という制限から考えて、近々龍馬が南方先生の考えに歩み寄る展開になるんでしょうかね・・・




…すみません、本当は昨日アップしたかったんですけど、内容が思いがけず長くなったので書き終えられず、一日ずれました。
でも、楽しみにして下さっている方のためにも、見切り発車はできないですし。

僕だって、このブログを良くしようと思って、戦っているつもりです!僕なりにですけど。
by南方Rocker仁







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JIN-仁-第5話 感想


今回は、歴史の話は一切登場せず。
それでも…


最後は感動した。


終わった瞬間に、最初からもう一度見たくなるドラマがあるとすれば、それは本当のドラマだと思います。
そういうドラマはなかなかお目にかかれないものですが…
ここに、ありました。




本当は、吉十郎さんが…


見始めは「何か今回は普通のドラマっぽい流れだなぁ…」と、少し冷ややかな目で見ていたんです。
でも、吉十郎が治るのか治らないのか、気になりだして…

上のシーンで、ついに涙腺崩壊。
本当のクライマックスシーン直前ですが、やられてしまいました。


だって、咲さんのあのセリフ・・・!

南方先生は医療には一流のものをもっていても、人情の機微には疎い唐変木?ですし。
仁友堂の男性スタッフも、同じようにデリカシーなさそう。
少年の繊細な心を分かってあげられるのは、咲さんしかいないですよね。
自分の恋愛が絡むとダメだけど、人のことならまかせてくれ、みたいな(?)

この一言が、少年の氷のような心を溶かし、父親に本心を吐露させることができたんですよね。


余りにも早い吉十郎の回復ぶりに、最後に何か大きなどんでん返しがあるのでは心配しながら見ていて、吉十郎さんが急に倒れたときは「やっぱりか!」と思いましたが、それが彼の芝居だったとは。
「仲間に迷惑はかけられない」という吉十郎さんが、たったひとりの観客である我が子に見せた芝居のシーンは、見せてくれました。




見ていて辛かったところもありました。


何千種類も薬があって…


お初ちゃんを助けられなかった罪悪感から、自らを追い詰める南方先生。
見ていて痛々しかったです。

ひとりの生身の人間としての苦悩をきちんと描いている。
決して、救世主やスーパーヒーローではない主人公。
このあたりが、『JIN』が人々に深い共感を生む所以(ゆえん)だと、多くの人がブログの感想などでおっしゃっておられる通りですね。

そしてもうひとつ大切なことは、これが、医療の原点でもあるということ。

お医者さんや看護士さんなど、人の命に関わるお仕事をされている方々は、本当に素晴らしい精神をもたれた方々であると僕は心から尊敬します。
生活の糧を得るために仕事をしている自分とは、志の高さが違うとつくづく思います。

それだけに、医療従事者の不祥事をニュースなどで見聞きすると、なんだか悲しくなるんですよね。
医の道を志したときは、もっと純粋な思いがあったろうにと…


「命を助けたい」


それゆえ苦悩する南方先生の姿は、医療に携わるすべての人に、原点を思い起こさせるいいきっかけになるのではないでしょうか。
学校の先生とお医者さんは(欲を言うと政治家も)、いつの世でも人々に尊敬される職業であってほしい。
そう思います。



さらに、このシーンからしばらくして、咲さんが衝撃的なことを言うんですね。


延命だけでは…


あまりにも正論すぎて、反論のできない南方先生。

医療に携わっている人間なら青ざめるようなことを、堂々とセリフにしますよね。
『JIN』は歴史ドラマとしてもおもしろいのに、現代の矛盾点をこうやって簡単に暴露してしまうから、エンターテイメントを超えてしまっているんですね。
特に、今回は歴史がない分、この主題が全面に出ていたと思う。


医療の目的は延命。
だが、しばらく命を延ばしたところで、やがて必ず死ぬ。
医療は、死をいくらか先延ばしするだけに過ぎない。

ならば、医学は何のためにあるのだ?


この問いに対する答えは、最後に南方先生のナレーションという曖昧な形では示されていましたが、きっちりとした答えは出なかったように思います。
しかし、それはそれでいいのだと思います。
そんな簡単に答えが出るものではないですし、おいそれと答えを出す必要もないものだと思う。
最後に、南方先生がどのような答えを出してくれるのか。
その答えが、このドラマの制作スタッフ全員が伝えたい総意であってほしいですね。

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蛇足

このドラマは、1話完結のような今回でも、ドラマ全体の「連続性」を大事にしているところが好感がもてます。
「主題」(テーマ)からドラマがスタートしていて、全体の流れの中での位置づけがしっかりしている。
今回も、お初ちゃんの流れからつなげているから、単発の話に見えない。

※『新選組血風録』は1話完結のみで、全体としてのひとつのテーマがないんですよね。
それがないから、各話がバラバラになる。
それらをつなぐ、「主題」という1本の太い糸が必要なんですけどね。
このドラマのように。



さらに蛇足。

歴史の修正力

この言葉好き。
「神が与えた試練」とかよりも、こういう言葉をもっと使っていったらいいと思う。
「神が…」となると、変に宗教色が付くし、(こう感じるのは僕だけかも知れませんが)何やら自分の運命を第3者に決めてもらっているような、投げやりな感じもする。
「歴史の修正力」となると、精一杯頑張っても、所詮は歴史という大きなうねりの中では自分の存在なんてチリのようなものでしかないんだ、という、諦めにも似た感覚がある。
同じようでぜんぜん違うと思います。僕は個人的には後者の方がしっくりきます。




さて、来週は四境戦争!!
歴史モノと、ドラマモノと、両方のファンが満足するように交互にやってる様子。
となると、次は歴史ファンの為の回かな。
今週も良かったけど、ガチ歴史編、期待しますリラックマ27「上昇」


※先週の予告で兵士らしきシーンが映っていたのは、幻だったのだろうか…






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JIN-仁-第4話 感想


日曜日はジンゴロー♪


最近、僕の中で合言葉のようになっています。

「JIN」と「江」と新選組血風ろくの「ろー」で「ジンゴロー」
何が言いたいかというと、日曜日の夕方から夜は、歴史ドラマ好きの僕にとって、うれしい悲鳴があがる贅沢な時間だということです。
…まあ、実際は感想を書く前日に見てるので、江以外は平日に見ることが多いんですけどね…リラックマ29「…汗」


今日は、昨日見た『JIN』の感想を。
やっぱりこれが一番楽しみだったりします
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ほんとすげぇ…
思わずつぶやきました。


あの演出、超絶技巧…!


なんて「超絶技巧」の意味を間違って使ってしまうくらい、それくらい感動した。
このドラマの演出って、超一流ですよね。

もしかして、他のドラマもだいたいこんなものなのかなぁ?
『江』と『新選組血風録』しか比較対象がないので、特別にすごく感じるだけなのでしょうか?
いつの間にか歴史に関係ないドラマには興味を失ってしまっていて、民法のドラマを見ること自体、ひさしぶりだったので。




特に唸ったのが、龍馬が薩長同盟を成功させるシーンと、南方先生の手術のシーンをダブらせたところ。
このパターンはスペシャル回の第1話でも、久坂玄瑞の切腹を止めるシーンと、佐久間象山を助けようとする南方先生のシーンでも使われていました。
僕は素人なのでよく分かりませんが、バランスがすごく難しいんだと思う。
シーンを重ねると、演出的には面白くても、視聴者には分かりにくくなる。
視聴者にふたつのシーンの進展をイメージさせつつ、飽きさせないように両者を上手に組み合わせる。
その作業は、単一のシーンを組み合わせるよりはるかに難しいような気がします。

それを2回もやってのけるんだから、すごいね、『JIN』は。
少しでも見逃したくないもんだから、文字通り「画面に釘付け」になりました。




例によって、気になったシーンをいくつかピックアップしてみました。


医者の考えぜよ


まず、このシーン。

この場面もすごいね。龍馬の同盟構想にまだ懐疑的な長州の立場を、東修介という架空の人物(ですよね?)を通して語らせ、龍馬に「利によって、怨念の垣根を超えさせる」という彼の理屈を引き出させている。

龍馬伝を通して勉強させてもらった通り、龍馬は薩摩と長州を、お互いの武士の面子を超えた「利」によって結びつけようと画策しましたよね。
それは、西郷隆盛や木戸孝允などの上層部には受け入れられても、下の藩士にいけばいくほど感情的になり、不満が高まってたことは十分にありえたことだと思うんです。
そのあたりの、結果論だけで見る歴史観では絶対に見えてこない「生きた歴史」を、東修介といういち長州藩士を通して実にうまく表現している。

第1話でも書きましたが、このドラマは本当に歴史をよく勉強しています。
タイムスリップ物語なので歴史をあいまいにしてもいいようなものですが、細かいところまで実によく練られている。
本当に感心させられます。

さらに、それを南方先生に結びつけることによって、きちんとドラマにしている。
すごいですわ。

※ちなみに…
龍馬の言う「利」については、もちろん正確には、長州は武器を、薩摩は米をほしがっているという現実的な問題があり、それを同盟の「志」(=倒幕と新政府樹立)に結びつけたという龍馬の機転が働いているわけですが、そこを語り出すと話がややこしくなると思ったのか、あえて倒幕の志を「利」にしていましたね。
このあたりは、分かった上でしていることだと思います。





そして、今回のメイン…


薩長同盟ぜよ
(by龍馬伝)

この一連の流れも圧巻だったなあ。
このあたりは『龍馬伝』とどうしても比較してしまうのですが、どちらかと言えば『~伝』では涼しい顔をした龍馬が、余裕しゃくしゃくで同盟を締結させていた感がありました。
今考えると、「どのみちアンタたちは、同盟を結ぶことになってんだよ」と言わんばかりの、歴史をあらかじめ知っている人間が超越的に見下す感じの、そんな雰囲気があったように思う。

『JIN』龍馬の特徴は、前回も書きましたけど、そういった超越感が全くない。
とにかく必死。一生懸命。
この龍馬は、「今」を生きている。そういう気がします。

※おそらく、南方仁がタイムスリップしてきた未来人なので、彼の未来的な見方と、その時代に生きる人間のリアル感(ライブ感)とをうまく対比させようとしているのだと思います。
 だから、『龍馬伝』の福山龍馬のような、すべてを知っているかのような未来人的な演出は御法度にしているのではないか。あくまで僕の推測ですが。




木戸孝允の足をつかみ彼を必死に説得する龍馬。


長州、長州ち…


この言葉もすごいなぁ。
同じ言葉でも、『龍馬伝』なら「長州も土佐も薩摩もないがじゃ。同じ日本人として、ひとつになるがぜよ」みたいな、一段も二段も高い上から目線でのものの言い方になる。
そんなシーンをを見ながら僕らは「ん?龍馬が偉人とされている今ならそんな言い方も許されるかも知れないけど、その当時そんな言い方して、説得なんて出来るのか?」みたいな妙な違和感を覚える。
これも、その当時の人に成り切って考えないと、なかなか出てこないセリフですね。


腹を見せんがかい、西郷!


龍馬の魅力全開。
ヘラヘラしたところだけでなく、媚を売るようなところだけでなく、言うべき時には言う。
いい意味でキャラクターが変化していて、人間臭い。

そしてここで、ドラマの創作部分と融合させるんですよね。
妄想大河さんも書いておられましたが、ここで創作を入れてくるその巧みさといったら…
いや、度胸ありますよ、『JIN』制作陣は。
薩長同盟の、しかも龍馬が西郷を説得するという歴史上有名な場面に創作を入れるということは、一歩間違えれば、歴史のつじつまが合わなくなり、歴史ファンから批判をうけることは間違いない。
それを恐れず、今回のクライマックスに堂々と持ってきた。
清々しいよ、カッコイイよ、TBS。




…そして、あっという間のエンドロール。
『江』を見ながら「まだ30分しか経ってない」と呻(うめ)くのとは大違いでした。


池田屋事件


エンドロールで寺田屋事件をやるとは、なんと贅沢な。
ここでも南方先生の手術シーンと重ねていました。
南方先生のタイムスリップと龍馬との間に深い関係があることも暗示しているのでしょうね。
途中、コーンスターチが舞ったように見えたのは、『龍馬伝』へのオマージュでしょうか…リラックマ43「ひらめき」

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あとがき:

すみません、薩長同盟のインパクトがあまりにも強すぎて、南方先生の「しゅぢゅつ」(by内野龍馬)は完全無視してしまいましたが、もちろん、あれも、とても良かったですよリラックマ39「風船太郎」

それと、僕個人的には、南方先生のタイムスリップの秘密については、あんまり興味ないんです。
先生がお初の手を触って「びりっ!」とするのも、急に頭が「かーん」とするのも、実はどっちでも良かったり…
済まぬリラックマ64「少し凹む」







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JIN-仁-第3話 感想


いや、今回も、やってくれますな。
感動のドラマでした。

はじめのほうは、南方先生が牢屋のボスを助けてあげたり、まあ前回予告での予想通りというか。
そして、牢屋のみんなが、

「お前様は、仏じゃあ~」

ちょっと違うような・・・


私は、医術の神の子


だって、
「神は、乗り越えられる試練しか・・・」
「これは神の手によって、巧妙に仕組まれた罠で・・・」
って、よく神神神・・・


考えてみれば、南方先生は普通の日本人の感覚からすると、少し不思議なヒーロー像ですよね。
志が高く、仲間思いで一途(いちず)…このあたりは共感をもてるとしても、苦しい時に「神の試練」と受け止める感覚は、僕も含めて日本人ではちょっと珍しいような気がします。
普通なら「神」の主語が取れて、「これは自分が成長するための試練」となる。
南方先生がキリスト教信者とか、そういう設定でもないようですし・・・

このあたり、『JIN』の特徴というか、少し気になりますが…
ただ、どんな人でも「幕末にタイムスリップする」という異次元の経験をした場合には、自分自身を納得させるためにも、神というか、そういう超越的な存在を考えざるを得ないのかな、と。
今は一応そう解釈しています。




新門辰五郎


出ましたね、新門辰五郎の大親分!
南方先生を知っている様子でしたけど、前回の『JIN』にも出てたんですかね?
前回どこに出てきたのか、全然思い出せない…
今ちょうど読んでいる草莽枯れ行く (集英社文庫)という本にも、坂本龍馬や西郷吉之助、相楽総三、など幕末志士に混じって、新門辰五郎や清水次郎長などやくざもの?も出てくるのですが、貫禄があって本のイメージ通りで、GOODでした。
でも、今回も1シーンだけだったし、あんまり活躍はしないんだろうな・・・リラックマ49「下むいて…」




こん国は、いつからそんな、恩知らずになったがじゃ!


新門の親分を通して手に入れたはずの、「ホンモノの」一橋公の書状。
しかしニセモノと言われ、アッサリ、はねのけられる。
一橋公、どんだけ影響力ないねんリラックマ28「どかーん」
京ならともかく、江戸では・・・???
というか、これが本当にホンモノなら、奉行所に持っていけば済む話では・・・???

書状も何もなしに助けようとした方が、この番組の龍馬の向こう見ずのイメージと合っていたような。
僕個人的には、このアイテムは余計だったかな、と。


でも、その後のこのシーンは、良かったなぁ
第1話の最後でもそうでしたけど、『JIN』での龍馬の言葉は、胸を突く名言が多いね。
等身大の、龍馬個人のセリフにちゃんとなっているところがいい。
こういう言葉、『龍馬伝』で聞きたかった。
昨年の大河ドラマは、いかにも龍馬の偉業を知っている後世の人間が、龍馬にしゃべらせたい言葉を無理やり言わせた「現代のセリフ」になっていた。
だからサムかったんだと、『JIN』と対比してみて、ようやく謎が解けた。


※ただ、最後の「薩摩と長州を結びつける」というセリフは、ちょっと早すぎたような。
 まだ、薩摩藩の厄介になる前でしょ?
 それに、いくら思っていたとしても、そんな滅多なこと、将軍様のお膝元でそんな堂々と言ったら×




お断り申し上げます2


断ったなんてリラックマ9「ガーン2」

僕のドラマ歴が浅いからかも知れませんが、あの展開で、断ることは予測していなかったので。
咲さん、悲しくなってしまうくらい自分に厳しい人ですね。
それにあんなハッキリと、面と向かって、きっぱりと言えるなんて。
強い女性だ。

ここでラブラブの展開にならないところが、このドラマの成熟度の高さを物語っていますよね。
咲さんは、向こう見ずに家を飛び出したり、まだまだ世間に疎いなという感覚で見ていたのですが、あの人はちゃんと自分の将来のことも考えていたんですね。
咲さんが大人で、南方先生が子供に見えた(笑)




でも、最後お兄ちゃんの前で泣いてしまうところは、やっぱり子供だネリラックマ24「好き好き」

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今回もおもしろかったデス。
『JIN』は、安心して見れるからいいですよね。
『江』見ていると、いつ突拍子も無い場面が出てくるかと、ハラハラしてしまうので。



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JIN-仁-第2話 感想


あれですね、第1話のインパクトがあまりにも強すぎました。
第1話はそれこそドラマを超えていましたからね。
しかも、最後の龍馬の言葉で、ひとつの物語としてちゃんと完結していた。


もはや映画というか・・・
「JINは映画版を作らない」と宣言しているらしいけど、ポテンシャルでいうと、第1話で十分スクリーンデビューしてるしリラックマ30「わーい」


それから考えると、今回は、次回以降にも続く話であり、ドラマ風だった。
いや、もともとドラマだったんですよね。あまりに前回のスペシャル版が強烈すぎたので。
あの第1話スペシャル版が10何話ずっと続いていたら、『坂の上の雲』になっていたと思う。
そう、間違いないよリラックマ3「うん。」




さて、改めて

ドラマ版 『JIN-仁-』

のレビューと参りましょうか。
とりとめない感じになりますが、時系列順に、思ったことを述べてゆきます。



けっこう、途中までは順調に進んでいたんです。
なんだか、平和な日常のワルツ♪みたいな感じで。
それが、途中から急展開をみせるもんだから、本当にビックリしました。

「あれ?もう最終回近いの?」
と、一瞬戸惑ったり・・・

ブログを立ち上げて以降、民放のドラマをほとんど見ていないものですから、JINのあまりの展開の早さに、見ているこっちがオロオロしました。
そういえば、民放ドラマって、毎回最後のほうで、今回のクライマックスと次回への謎かけをするんでしたね。
大河ドラマのまったりした感じに慣れてしまっていたので、ちょっと面食らいましたリラックマ29「…汗」






未来へ帰りたい南方先生


日常のワルツ♪からのひとコマ。
なんだか考え方がものすごく現代的で、ほっとします。
この時代の志士ならば「○○のためならば、死んでも構わない」と、自分の死地を決めてしまうようなものですが。
「親」とか「友達」とか、おおよそ幕末の志ある者が吐き捨てるような言葉ですよね。
では、幕末志士が命よりも大事にする「志」が南方先生にないのかと問われれば、この人は、確固たる信念を持っている。
それが、窮地に立たされた後のシーンで出てくるので、志が本物だと感じることができるんですよね。




家計をやりくりする咲さん


このシーンも、なんか好きだなぁ・・・
咲さんは「恋に不器用な女性」というイメージで捉えられがちですけど、他人に対しては、このような素晴らしい配慮を見せることのできる女性なんですよ
大和撫子。女性の鏡ですね。
他人に対しては気持ちを忖度(そんたく)できるのに、自分の気持ちは表現できない不器用さが、「守ってあげたくなるリラックマ19「?x3」」と思わせてしまうんですよね。
(スミマセン、少し妄想入ってマス)




チャーミングな和宮


いやいや、「ぱく。」って。
こんなチャーミングな和宮様、初めて見ましたリラックマ31「イエィ!」
そんな得体の知れんもの、仮初にも天皇の妹君であらせられ、高い教養を積んだお方が、そんなはしたないことをしていいんですかい??
僕でも、人前で立ちながらものを食べることは遠慮するのに・・・

きっと、この人も、未来から来たんですね。
両親がそこそこ歳を経てから生まれた末っ子で、自由奔放に育てられ、あのような天真爛漫なかわいらしい女性に育ったんですね、きっと。
あなたのまわりに、そんな女性、かつていませんでしたか?
「そういえば、最近見かけないなぁ…」
そんな女性がいたら、間違いありません。
タイムスリップして、皇女和宮として幕末の世で頑張っていますよ、彼女。
応援してあげてください。




面を上げよ


さわやか過ぎますぞ、南方先生

今回、声を出して笑ってしまったシーンです。
ギャグセンスあるなぁ、JINスタッフ。
どこかのドラマの、侍女ズッコケみたいな下品なのとは大違いで。
こういうの好きです、僕。




あなたがたに払う金は、ありませぬ!


今日のクライマックスシーンから。
ここまで、ホントあっという間の展開でしたね。
急降下の展開に、手に汗握りました。

そして、このセリフ。
僕自身、男というのは、いざという時に何ができるかで決まる、と思っています。
南方先生も、普段は「やっぱり未来に帰りたいな…」とか「大奥に道名津を献上するの、どうしようかな…」とか、少し煮え切らない面を見せているのですが、自分がギリギリ追い詰められたときには、信念を発揮するんですよね。
このドラマのテーマである「命の価値は平等」であるということ。
命の代償として払ってくれた尊い金子を、腐れ外道に渡すことはできないという先生のセリフ。
覚悟が座っています。
カッコイイです。




…そしてドラマは、視聴者に心配のタネをばらまいたまま、次回へ続いてゆく。
見ないとしゃあないでしょ、あの展開はリラックマ17「汗」テンカイ、ウマスギ


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