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テンペスト 第4話「阿片疑惑」感想


今回の感想。

なかなかよかった(^^)


前回はボロクソに書いたり、今回は良かったと言ってみたり、意見があっちいったりこっちいったりしていますが、あくまでもその1話を見たフィーリングで書いていますので、統一感がないのはご容赦下さいね。

今回良かったところは、それぞれのキャラの個性が分かりやすく描かれていて、しかも、憎めないこと。
宦官に恋したと悩む朝薫(ちょうくん)、生真面目すぎて良かった。
もと聞得大君(今はもうし)、俗物に堕ちてもけっこうしたたかで笑えた。
徐丁垓、エリート宦官かと思っていたら実は左遷されたと知ってちょっと同情した。
大勢頭部(おおせどべ)、実は情の厚い人で悲しくなった。
そして…王妃。慈悲ぶかい一面を見せてくれて、ほっとした。


今回は、人間ドラマに味がありましたね。
共感できる部分が多くあり、見ていて楽しかった。
もちろん細かいところをツッコめばキリがありませんが、それを忘れ去らせてくれるような、すがすがしいまとめ方をしてくれていたと思います。





遊女となった聞得大君


「ジュリ」と呼ばれる遊郭の女になった真牛(もと聞得大君)。
身分を剥奪されたにも関わらず例の化粧はそのままで、しかも態度も高圧的なままなのが痛々しいというか、勝気な性格が現れていて、いいキャラクターを出してますね♪
おまけにキセルまでふかして、どこをどう見ても吉原の花魁(おいらん)ですね。

それにしてもこいつ、予想通りしぶとそう。。。
自分が蔑んでいた遊女にも、金の匂いを嗅ぎつけるや抵抗なくなってしまうし、徐丁垓が来ても全然ビビってないし、案外、どんな世界でもしたたかにしぶとく図太く生きてゆける人なんでしょうね。

ちょっと応援したくなってきました。
落ちぶれた女ヒトラーさん




阿片?を渡す大勢頭部


ウミトゥーが無知なのをいいことに、阿片を渡す大勢頭部。
犯人を彼女に押し付け、トカゲの尻尾のように捨て駒として使おうという魂胆が見え隠れします。
「必ず御内原に戻って来るのじゃぞ」
その時こそ、お前が身代わりとして役に立つのじゃ、と心の中でつぶやきながら…


…と思ったのは、僕だけではないはず。
このシーンは上手いですね~
陰謀を匂わせるような音楽を使いながら、視聴者を欺いてきましたね。
ドラマでのこういう騙し方、けっこう好きです。

最後にウミトゥーの顔をなでるシーンがあって、見る側を迷わせるんですね。
そして、クライマックスでタネ明かしがある。




大勢頭部の告白


そのために、女官に渡す金がいる。
そのために、阿片の密売を仲介した、と語る大勢頭部。

無知ゆえの、歪んだ正義。
阿片の密貿易を琉球が仲介していることが、もしも薩摩の琉球征服派に知られたら、それを口実に薩摩の武力侵攻を許してしまう。
今回は、知られたのが浅倉であったので九死に一生を得たようなもの。
自分のやっていることが、琉球をも滅ぼしかねない恐ろしい行為であることを、彼女はどこまで認識していたのでしょうか。
所詮、御内原のことしか知らない、無知で愚かな行為でしかない。

と同時に、悲しい正義でもある。
悪いことだと知っていながら、かつての自分と同じ境遇で苦しんでいる女官たちを、放ってはおけなかった。
自分を一度は侮辱したウミトゥーに対してでさえ、慈悲をもって接することのできる人なんですから。


このシーンは良かったですね。




慟哭する大勢頭部


王妃の優しさ。
考えてみれば、以前も大勢頭部の失策によって、廃妃にさせられているんですよね。
孫寧温の策略が功を奏したため、最終的に結果オーライだったとはいえ、それに次いで今回のことですから。
自分に黙って悪事を働いていたことは事実で、王妃としては、やはり「裏切られた」という気持ちがあったと思います。

影で涙を流しながら「お前のことなぞ、もう忘れた」という王妃。
思い出すのが辛いので、それならばいっそのこと忘れてしまいたい、という気持ちを秘めたまま、あえて冷たい言葉を発したんでしょうね。

孫寧温の機転により、王妃の本当の気持ちを大勢頭部に伝えることができて、本当に良かったと思います。
ドラマの展開としてベタベタかも知れませんが、こういうしっとりとした展開もいいものです。




あと、雑感。
孫寧温がどこかで言っていた「第2のアヘン戦争」という言葉が印象的でした。

英清のアヘン戦争は、イギリスの植民地であったインドで取れた阿片を清国に売りつけることによって、清国との貿易赤字を解消しようとした経済事情から生まれました。
薩摩と琉球の貿易収支が当時、どういう状態であったのかは僕の知識では全く分からないのですが、阿片が薩摩に入るということは、その対価として金・銀が琉球に流れていくということであり、その額が大きくなれば、当然、薩摩の経済にも打撃を与えます。
しかも、隣国のアヘン戦争の惨状を見て神経過敏になっている日本に阿片が持ち込まれていることが分かれば、薩摩藩だけでなく幕府も黙ってはいないでしょうから、やはり琉球の自主権を奪ってしまおうという行動に出たと思いますね。
まあ、実際にそうならなかったということは、やはり創作だったということになるのでしょうが…

それでも、いいところに目を付けた創作だったと思います。




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