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テンペスト 第1話「龍の子」感想


沖縄の海500


沖縄―

まず思い浮かぶのが、クリスタルブルーの海。
永遠につづく空と海の境界線に、吸い込まれそうな圧倒的な景色。
日本であって日本でないような、独特の自然と文化。


一方で、沖縄の歴史と言われたときに僕らが想像するのが、あの凄惨な沖縄戦ではないでしょうか。
鉄の暴風。ひめゆり学徒。集団自決…
そして、現在まで至る米軍基地問題。
「沖縄史」という言葉からは、そういった憂鬱な影が常につきまといます。


しかし、沖縄の歴史はそれだけではないんですよね。
沖縄では戦時~戦後にかけての自国の歴史を小学校から高校にかけて繰り返し学ぶそうなのですが、彼ら彼女ら若者の希望として、「自分たちの歴史の影の部分だけでなく、光の部分をもっと知りたい」という思いを持っている、ということを知り、なるほどと思いました。

数千年前から変わらなかったであろう開放的な自然の中で、現代の沖縄の独自性を育んだルーツとなった歴史が必ずあるはずで、それは沖縄戦ではない。
私たちが知らない未知の沖縄を知りたい。


そういった願いは、自分の故郷をまじめに想う人には、当然湧いてくるものだと思います。



沖縄のルーツ。
明治12年に明治政府に併合されるまで、400年のあいだ独立を保ってきた国が存在した。

琉球王国

今、下の参考資料を元に突貫工事で琉球の歴史を勉強しているのですが、この国家は驚きです。
小国であるが故に常に周囲の大国の脅威にさらされていたことも事実ですが、外交力を発揮して、中国(明・清)と、日本(薩摩藩・幕府)のパワーバランスの中でうまく立ち回り、片方からの一方的支配を受けることなく存続し続けた。
東アジアから東南アジアにかけての広大な海上交易ルート「海のシルクロード」の中継地点として、その存在感を誇示していた時期もあったんです。
…やがて、ヨーロッパ諸国のアジア進出により交易の利権を彼らに奪われ、さらに清王朝と明治日本の力の均衡も崩れたため日本による一方的支配を許してしまい、併合に至る―


今回の舞台は、海洋国家として元気な頃の琉球ではなく、もはや落日の王国、それも王国滅亡期ですけどね。
それでも、今日の独自の沖縄文化を育む基礎となった琉球王国の存在は、僕達に沖縄史の新たな一面を魅せてくれる気がしています。


参考資料
琉球王国 (岩波新書)
________________________________________________________


龍馬伝最終話『龍の魂』


タイトルが『龍の子』ですから、どうしても連想してしまいます。
たぶん、原作から取ってきたかなんかで、たまたまダブっただけでしょうけど。
でも、タイトルバックとか音楽が、何となく龍馬伝のそれに似てる気がするだよなぁ…
あと、最初の雷が落ちて龍がどどど~ん!となるシーンで、大河ドラマ「義経」の最終話を思い出したのは、僕だけではないはずです。



私らしく生きたいのです


真鶴の子役、良かったです。
田崎アヤカさん。沖縄出身らしいです。
どうりで、あの風景に違和感なく馴染んでいた訳です。


彼女が、男として生きる決意を言い放つこのシーン、好きですね。
「父のため、琉球のためにこの身を捧げたい」という表向きの理由よりも、その後に言った「私らしく生きたい」という言葉が、実は真鶴の本心である気がします。
あれだけ学問が好きで頭が回る人物ならば、自分の実力が政治の世界でどこまで通用するのか、ギリギリのところまで試してみたいという気持ちを抑え切れなかったのではないでしょうか。

キリっとした瞳が、意志の強さを印象づけますね。




牢屋での父子


牢屋で、自分の先祖がかつての王族であったことを初めて知った真鶴。
ちなみに僕も、このシーンで初めて真鶴が架空の人物であることを知りました(笑)

琉球史に詳しくないもので、このドラマがどの程度歴史を忠実に再現しているのか、イマイチ分からなかったのです。
主人公も実在の人物なのか、どうなのか、女性が男として官僚になるなんてことが本当にあったのか…
そういった疑問も解けました。


簡単に琉球王国の歴史を書いておきます。

1429年 尚氏が沖縄本島を統一し、琉球王国の初代王朝となる。
      ※日本では室町時代
1469年 クーデターにより部下が王を殺害、王朝を乗っ取る。
      (ドラマで言っていた話です)
      ※日本では応仁の戦乱により戦国時代が幕を開けようとしていた頃
1609年 薩摩の島津氏が家康の意向を受ける形で琉球に出兵、琉球軍を撃破。
      これ以降、琉球は薩摩藩の強い影響下に置かれることになります。
      ※この5年後に大阪の陣が起き、名実ともに家康が天下統一を果たす

1840頃 ドラマでは今多分ここらへん

1879年 明治政府が琉球王国を解体、沖縄県として日本の一部に併合される。
(明12) いわゆる「琉球処分」といわれるものです。



お父さんが言っていた「第一尚氏」とは、クーデター前の尚王朝ですね。
もっとも、自分たちが正当な尚氏の末裔であるならば、「第一」なんて頭にはつけないと思うのですが(これだとクーデター後の第二尚氏を認めることになってしまうので…)、後世の歴史用語をあえて使ったのは、筋を分かりやすくするためだと理解します。
あと、清王朝の宦官が琉球の大臣になるなんてありえず、実はかなりフィクション色の濃い作品であることを今になって初めて知りました




女の戦い


あとは、良かったシーンとしては、このあたりですかね。
なんだか複雑そうな女たちの戦い。
最後に聞得大君が出てきましたが、こいつにだけは逆らってはいけないということはよく分かりました。




全体的に展開が早かった今回。
第1回目だからそうなのか、これからもずっとこうなのか、分かりませんが。
それでも、生き別れた兄といきなり再開するのは、ちょっと早すぎないか??
しかも、いきなり大ボスに捕まるなんて、ドラマの展開が都合良すぎないか??
…など、ひとつひとつのシーンが軽くなってしまった点は否めないですね。

あと、最後のシーンがねぇ・・・
仲間由紀恵さんのおヌードをチラつかせておいて、なんだかよく分からないが龍が飛んでいきました。
最初のシーンと同じく、どどど~ん!です。
ああいったCGは歴史ドラマには不要だと思うのですが、今回は「歴史ファンタジードラマ」にするつもりなんでしょうかね。
おかしな方向にいきそうな嫌な予感…リラックマ9「ガーン2」




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再放送見ました。

2011/07/23(Sat)21:32

なんというか、韓国時代劇を彷彿とさせますね(笑)
自分も、ライトノベルを映像化したような作品は、あんまり得意ではないのですが、舞台版のテレビ放送を見たおかげで、けっこう免疫(というか、割り切り?)が出来ていたようです。
ドラマの方が、しょっちゅう出てくる変なギャグがない分、真面目に作ってあるのかもしれません。

実は、大森寿美男さん脚本ということで、かなり期待しています。
『風林火山』も、前半のオリジナル部分の方が面白かったですし、『TAROの塔』も傑作でした。
原作にない、オリジナル要素で魅せてくれるのではないでしょうか?

後は、高岡早紀さんと、ガックンが非常に強烈であったのが、嬉しかったです(笑)
このまま、このトンデモ感をキープして欲しいところ。

名前:yama (URL) 編集

Re: 再放送見ました。

2011/07/24(Sun)18:45

> なんというか、韓国時代劇を彷彿とさせますね(笑)
> 自分も、ライトノベルを映像化したような作品は、あんまり得意ではないのですが、舞台版のテレビ放送を見たおかげで、けっこう免疫(というか、割り切り?)が出来ていたようです。
> ドラマの方が、しょっちゅう出てくる変なギャグがない分、真面目に作ってあるのかもしれません。

あのおかしなCGさえなければ…(涙)
あの部分は割り切って見たらいいんですね!
次回からは極力気にしないようにします。


> 実は、大森寿美男さん脚本ということで、かなり期待しています。
> 『風林火山』も、前半のオリジナル部分の方が面白かったですし、『TAROの塔』も傑作でした。
> 原作にない、オリジナル要素で魅せてくれるのではないでしょうか?

今回はかなり早足で進みましたが、原作の4分の1をすでに消化したそうなので、今後はオリジナル要素も入れてほしいですね。
この脚本家さん、『風林火山』だけでなく、『TAROの塔』も手がけていたんですか!?
それならば楽しみです。


> 後は、高岡早紀さんと、ガックンが非常に強烈であったのが、嬉しかったです(笑)
> このまま、このトンデモ感をキープして欲しいところ。

この2人のキャラが際立っていましたね。
2人がトンデモなさすぎて、主人公の男になるという設定すら影が薄くなりましたからね(笑)
僕は特に、Gacktに期待します(笑)

名前:TV-Rocker (URL編集

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