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JIN-仁-第10話 感想


最終章・前編。


タイトルを見て、「JINも、もう終わってしまうんだ…」と思いました。
龍馬が死に、大政奉還も虚しく、戊辰戦争へ。
歴史の大河は何ものにも遮られることなく、滔々と流れる。

南方先生ができたことは、結局、彼の死を、7日間延ばすことだけだったんですね。
歴史に抗えぬ絶望感の中でも、懸命に生きる南方先生が印象的な回でした。

なんで頭痛がこないんだよ、南方先生…リラックマ63「泣く2(オリ






東修介の横顔



東修介。
龍馬を死に至らせる斬撃を加えた男ですが、彼なりの苦悩もあったのだと思いました。
自らの手で仇討を完遂させるため、ここまで警護してきのか。
または、最後は、龍馬を助けるためにあえて刀を抜いたのか。

仇討を否定することは、武士道を否定することであり、兄の名を汚すことでもある。
しかし、龍馬を討つことは、この国の未来を自らの手で潰すことになる。
人知れず苦悩を深めていたことを考えると、単純に彼を憎むこともできませんよね。

切腹して果てた最期は、さすがに長州志士を貫いたと感じさせられました。


※このあたり、あまり比較してはいけないのかも知れませんが、橘某という江戸の旗本はやはり武士の魂を失っているなぁ…と感じますね。
龍馬にトドメを刺さないのも中途半端だし、南方先生に口封じのために頭を下げていましたからね。
徳川家とか国の行く末よりも、自分や家族のことが大事なんでしょう。
まあ、人間らしいといえば人間らしいんですけど。




ひとりで生きていけるなんて、文明が作った幻想だなぁ


今回は、涙を誘うシーンが流れるように続いていたので「これがハイライトシーンだ!」と特定することは難しいんですけど、僕が一番好きなシーンはここです。

龍馬と語り合う南方先生。
龍馬と南方先生の友情が本当に素敵で、最後に、ああいう形でもお互いに屈託なく話すことができて、良かったと思います。そのせいか、龍馬が亡くなったとも、比較的落ち着いていられたようですし、先生。

その、南方先生が龍馬に語る言葉の一節がこれですよね。
前回の感想記事の最後に「歴史とは何か、その答えを出してもらいたい」と勝手気ままに言ってみましたが、僕は、その答えがこれじゃないかと思うんですね。
龍馬は、未来人である南方先生の話に憧れのまなざしを向けるのですが、羨望の対象として見られる当の本人は、現代人が失った大切なものを過去である幕末で発見している。

この構図が「素晴らしい」の一言に尽きます。
「過去よりも現代のほうが幸せに決まっている」と無条件に信じる人々は、歴史に関心や尊厳をもとうともせず、そのような人が当たり前のように歴史を蹂躙するドラマを作り、視聴者の歴史観をますます軽薄なものにしてしまう。
ここ数年、大河ドラマは明らかに負の連鎖に陥っています。
それに対する警鐘という見方もできるわけです。


文明は人を豊かにするが、反面、幻想も生み出す諸刃の剣。
幻想の霧の中にいる時は気づかないが、「進歩」「進化」しているように見えるのは、実は単なる「変化」でしかない。政治も、経済も、科学も…
その「変化」の成れの果てが、複雑怪奇な金融システムという檻の中で拝金主義と化した人々であり、人の価値を年収でしか測れないステレオタイプの人物評価であり、便利さを享受するために原子力という地雷源の上でのんきに生活していた私たちだと言うのは、間違いと言えるでしょうか?

そろそろ「退化」して、過去の歴史から真剣に学ぶべきですよね。





…と、すみません、かなり脱線しました。
龍馬が死に、静かな音楽の中、しかし歴史は、維新回天に向けて、急速にその歯車を回し始める。




あのようなこつは、坂本さぁにしかできん。


東修介について、西郷隆盛が、意味深なことを言っていましたよね。
もし龍馬暗殺を行ったのが徳川幕府であると公になれば、龍馬が行った大政奉還は幕府の意思に反することだったと世間が騒ぎ、龍馬の志は潰えてしまう。
ただし、仇討で殺されたとなれば、龍馬の死と大政奉還は無関係となり、大政奉還を通して龍馬がやろうとした志は、誰かに引き継がれる可能性が出てくる。
そこまで考えて、彼は龍馬を殺す決意をしたのではないか、と。

さらに、そこまで見抜いた上で、自分は龍馬の志は引き継がぬ、と決然と言い放つわけですよね。
龍馬が死んだ後の感傷に浸っているうちに流されてしまいそうなシーンなのですが、非常に重要だと思います。

何よりも、西郷が龍馬を認めている、という設定がいいですよね。
認めた上で、自分のやり方を貫こうとしている。
それはすなわち、武力倒幕ということになるのですが…




新政府軍、品川へ


歴史は一気に進みましたね。
鳥羽伏見の戦いから、江戸城攻防の頭脳戦へ。
龍馬の志は師である勝が引き継ぎ、辛くも駆け引きを成功に導く。
短い時間でしたが、勝海舟の「江戸焦土作戦」を出してくれたのにはシビれましたね。




エンドロールで、さらに新たな展開が。
南方先生は頭痛が頻発し、今や体の自由さえ奪われてしまった様子。
橘恭太郎は、上野に来るよう彰義隊隊士に誘われていましたが…自分と家族第一の人間に、全てをなげうって徳川のために命を散らせる覚悟はあるのか。
次週、最終話。





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こんばんは~

2011/06/22(Wed)01:14

今回、何から書いていいのやら…
こんなに涙腺崩壊させるドラマも最近珍しい。
SFだって、ドラマだって、わかってるのにね…

坂本龍馬はやっぱり亡くなりましたね。
内野龍馬さんは今まで見た龍馬の中では最高だったかな。
回を重ねるたびに魅力が増しました。

南方先生が龍馬さんに語りかけるシーンは良かったですね。
南方先生、赤ちゃんをあやすような手のしぐさ。(先生、龍馬さんは赤ちゃんじゃないんだからさぁ~と私は思いつつ…)

龍馬さんが亡くなった時、寺田屋の女将の後姿のワンシーンも入っていたりして、よけい涙を誘うんですよね。

東さん、自害しましたが…あれでよかったのかな?と私などは思ってしまうのですが、あの時代はそうなのでしょうね。切ないなぁ~…

勝先生の「あいつは終わっちゃいないんだよ」もよかった。
西郷さんと勝先生と短いシーンだったけど。

TV-Rocker様が言われたように「江戸焦土作戦」が出たのもよかったですね。
勝先生も火消しである人達に江戸の町に火を付けるように頼むのは辛かっただろうと思いますよ。

恭太郎さんはどうやら死に場所を求めているんではないでしょうかね。何だか予告を見ているとそんな気がします。

だけど、咲さんはどうなるのでしょう?せめて最後はテレビ画面を見て微笑みたいなぁ~と思っている私なのです。



名前:エム (URL編集

感動の最終章前編

2011/06/22(Wed)02:30

こんばんは。
まるで今回が本当の最終回であるかのようなクオリティのたかさでしたね。
坂本龍馬が死ぬところと、仁友堂をたたみたいという仁先生に、山田先生たちが緒方洪庵先生の言葉を見せて説得する場面は、胸が熱くなりました。

まさに「巨星堕つ」という感じでしたね。
とうとう龍馬死んでしまいましたね。
内野さんの手術後の演技が、あまりにもリアルで本当に脳の手術を受けた後の様に、目に焦点が無くボソボソ喋るのが印象に残りました。
確かに二人が語り合うシーン良かったですね。夜道の提灯と、手紙。確かに不便だけれど、仁先生が、その背後に現代人が失った人とのつながりや、温かさを見ているのは素晴らしかったです。

ところで、佐久間象山のときもそうでしたが、仁先生の治療を受けるとなぜか未来が見えるようですね。あれ、不思議ですね。

死んだ龍馬さんが雪になって、好きな野風さんのところに降っていく演出もよかったですね。

>龍馬さんが亡くなった時、寺田屋の女将の後姿のワンシーンも入っていたりして、よけい涙を誘うんですよね。
人のレスですが、確かにあれは泣けました。ただ、寺田屋なんだから、もう一人肝心の人にも、いてほしいと無粋なことも考えてました。
勝先生と西郷の頭脳戦。短い時間だけど、面白かったですね。龍馬も使った、湯飲みの中のお茶による内戦がばからしいものだという喩え、「あいつは終わっちゃいねーんだよ」という啖呵と一緒に西郷に届くところも印象的でした。

しかし、「江戸焦土作戦」のような過激な作戦を立てなきゃ、幕府を潰し慶喜の首を挙げたい西郷に対して、無駄な内戦を防ぎ、徳川慶喜を救えなかったのかと思うと慄然たるものがありますね。


確かに、東さんは、確かに龍馬を討つのは藩命に背くことにもなりかねないし、あそこまでやると、切腹しか残されてないことは分かります。ただ、いくら旗本のおぼっちゃんだからといって、橘恭太郎を東さんと比較して、だから武士じゃないというのは、少し疑問です。恭太郎の同僚の刺客たちも、深手を負ってる龍馬を見て、とどめを刺さずに逃げているんですから。ただ、恭太郎がイヤでも、エムさんも言うとおり、この時期の武士たちは、皆死に場所を探しています。彰義隊に参加するんですが、大丈夫か、とても心配です。

だから最終回がとても気になります。

名前:よしぼう (URL) 編集

2011/06/22(Wed)14:57

 南方先生は地理選択だったのですね、日本史にしておくべきでした…。
 息をひきとった龍馬に、確かこの後いろいろ大変なんですよ!と必死に呼びかける南方先生。この後起こるいろいろ大変なこと、鳥羽伏見や上野、会津、五稜郭などの悲劇はもし坂本龍馬が生きていたら防げたのではないだろうか?歴史に「もし」は禁物ですが、ついつい考えてしまうことです。だからこんなところで死んではダメなんですよ!まだまだやることがいっぱいあったんですよ!
 龍馬の死後、西郷が大久保と語り合うシーンもよかったです。「龍馬伝」では大政奉還前後、すっかり龍馬と敵対してしまったかのような西郷でしたが、実際の西郷は「JIN」で描かれているように、龍馬の生き方、人となりを認めた上で、自分のやり方を貫くため袂を断ったのではと思います。
 そしてあの西郷と勝の会談。湯飲みの例えに、自分が龍馬の真似をしたのではない、龍馬が自分を真似したんだと言う勝。龍馬の師であった意地を見せましたね。短いシーンでしたが、二人それぞれの覚悟が伝わるいいシーンでした。
 死に臨んで龍馬が南方先生に、この時代はどのように映ったのかと問いかけるシーン。これはドラマを観ている私達にも問いかけられているような気がします。愚かなこともあれば、教えられることもたくさんあったこの時代。自分やその家族を守ることよりも、武士道が重んじられる時代には辛さも感じてしまいますが、上の方も書いていらっしゃる夜道の灯りや手紙の話にはしみじみしました。
 次回いよいよ最終回!実は前シリーズは見ていなかったんですよ。見ておけばよかったなあとちょっと後悔(涙)

名前:うめこ (URL) 編集

Re: こんばんは~

2011/06/22(Wed)23:44

> 南方先生が龍馬さんに語りかけるシーンは良かったですね。
> 南方先生、赤ちゃんをあやすような手のしぐさ。(先生、龍馬さんは赤ちゃんじゃないんだからさぁ~と私は思いつつ…)

確かに、小さい子供に語りかけるような感じでしたね。
あれはあれで、南方先生は実は龍馬が大好きで、彼に甘えたい気持ちの裏返しなのかな…と思ってみたり。


> 勝先生の「あいつは終わっちゃいないんだよ」もよかった。
> 西郷さんと勝先生と短いシーンだったけど。

勝海舟、かっこ良かったですね。
「あいつは終わっちゃいない」というのは、「あいつの志はまだ死んじゃいない」ということでしょうか。
このあたりの歴史は、ついつい慶喜の情けない姿が幕府側の印象に残りがちですが、今回はそれがない分、勝と西郷が純粋に対等な関係に見えて、単純化された面白さがありました。
これはこれでひとつの手法ですね。

名前:TV-Rocker (URL編集

Re: 感動の最終章前編

2011/06/23(Thu)00:03

> 内野さんの手術後の演技が、あまりにもリアルで本当に脳の手術を受けた後の様に、目に焦点が無くボソボソ喋るのが印象に残りました。
> 確かに二人が語り合うシーン良かったですね。夜道の提灯と、手紙。確かに不便だけれど、仁先生が、その背後に現代人が失った人とのつながりや、温かさを見ているのは素晴らしかったです。

内野さんの龍馬は本当に迫真の演技で、大沢たかおさんも負けず迫真の演技で、非常に見ごたえがありました。
激しい場面だけでなく、ふたりがぽつぽつと語り出すしんみりしたシーンもあって、稀にみる名場面だったと思います。
ふたりの会話の内容も、ありきたりなようで哲学的で、深いものがあったと思います。


> ところで、佐久間象山のときもそうでしたが、仁先生の治療を受けるとなぜか未来が見えるようですね。あれ、不思議ですね。

なるほど。言われて初めて気づきました。
最後の謎解きに関係あるんでしょうかね?僕はミステリー苦手なので、何も考えずに最終話を見ることにします(笑)


> ただ、いくら旗本のおぼっちゃんだからといって、橘恭太郎を東さんと比較して、だから武士じゃないというのは、少し疑問です。恭太郎の同僚の刺客たちも、深手を負ってる龍馬を見て、とどめを刺さずに逃げているんですから。ただ、恭太郎がイヤでも、エムさんも言うとおり、この時期の武士たちは、皆死に場所を探しています。彰義隊に参加するんですが、大丈夫か、とても心配です。

僕が思ったのは、恭太郎の仲間も含めて、江戸の旗本の不甲斐なさを演出したのではないか、ということです。
京の政争の蚊帳の外であった江戸は、幕末末期においても未だ太平の余韻に浸っていて、「旗本八万騎」といっても世襲の中で己の安泰のみを願い、実戦剣法とは程遠い形式剣法を重んじ、困窮した貧乏旗本の多くは鎧兜すら質に出す始末であったと聞いています。
京の修羅場をかいくぐり、返り血を浴びつつも生き抜いた人間とは覚悟の面で勝負にならないのは明白で、そういった「京と江戸の空気感の違い」みたいなものを、東と恭太郎で表現したのではないか。
そう受け取ったのです。

そういう表現を一切使っていなかったので、誤解を与えたらすみませんでした。

名前:TV-Rocker (URL編集

Re: (うめこさんへ)

2011/06/23(Thu)00:23

>  南方先生は地理選択だったのですね、日本史にしておくべきでした…。

おそらく今ごろ、南方先生は猛烈に後悔していることでしょう(笑)
龍馬が暗殺される時に中岡慎太郎も同時に殺されることを知らなかったり、「このあと内戦が起きる」ことは知っていても、鳥羽伏見とか具体的には全く知らなかったり、「これって、僕の中学レベルだよな…」と半分呆れながら見ていたのですが(失礼!)、これで、謎がひとつ解けました。
いやいやこれは、タイムスリップと同じくらい重要なミステリーでしたぞ(笑)


> この後起こるいろいろ大変なこと、鳥羽伏見や上野、会津、五稜郭などの悲劇はもし坂本龍馬が生きていたら防げたのではないだろうか?歴史に「もし」は禁物ですが、ついつい考えてしまうことです。

ズバリ「防げた」と僕は思っています。
というのは、戊辰戦争の着火点が鳥羽伏見だとすれば、その導火線は小御所会議であり、ここに龍馬がパイプ役として討幕派と穏健派の間に入り、お互いの妥協点を見つけ話を丸く収めることができたと考えるからです。
逆に、一度火が点けば、龍馬ごときが止めることは無理でしょう。
彼が影響力を行使できる範囲を超えてしまいますし、実際、山内容堂も松平春嶽も止めることができなかったわけですから。


>  龍馬の死後、西郷が大久保と語り合うシーンもよかったです。「龍馬伝」では大政奉還前後、すっかり龍馬と敵対してしまったかのような西郷でしたが、実際の西郷は「JIN」で描かれているように、龍馬の生き方、人となりを認めた上で、自分のやり方を貫くため袂を断ったのではと思います。

このあたりも、「龍馬伝」を踏まえた上で、さらにその上を目指そうとしたのではないでしょうか?
…西郷はホント不思議な人物で、ドラマや小説でもさまざまな描かれ方をされていますよね。
この時点での彼がなぜ武力倒幕にそこまでこだわったのか、突き詰めてみると、その理由は僕もよく分からないんですよね。


>  次回いよいよ最終回!実は前シリーズは見ていなかったんですよ。見ておけばよかったなあとちょっと後悔(涙)

まあまあ。
僕の場合、前に見たけど、ほとんど忘れている自分に少し嫌気(ため息)

名前:TV-Rocker (URL編集

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