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JIN-仁-第9話 感想(修正版)


※記事の内容に誤りがありましたので(皆さんご指摘の通り、龍馬を最後に斬った人物を間違っていました)、一部訂正しました。
皆さんには迅速なご指摘をいただき、感謝しております。


________________________________________________________



残酷な未来…


前回・前々回と、南方先生と龍馬が江戸と京で分かれていたこともあって、ドラマパートと歴史パートが並立していた訳ですが、今回、お互いが合流したことにより、ふたつがひとつになりましたね。
それはつまり、龍馬の残酷な未来を南方先生が直視することにもなるわけで…

今回は、見ていて辛かったですリラックマ63「泣く2(オリ


まさか東さんが、龍馬を斬ることになるなんて。
話の展開から、恭太郎さんが斬ることになるのでは…と思っていて、最後のシーンで「恭殿、やっぱりお前かぁ!」って早とちりしてしまいました。
しかし、最後に刀を水平に振り、ひたいを横一文字に断ち割ったのは、信頼を寄せていたはずの同士。
真相は次回に譲るとしても、悲しい巡り合わせですね。
現場が近江屋でなく寺田屋であったり、中岡慎太郎と龍馬が別々に襲撃されるなど、細かい歴史の変化はありましたが、暗殺の未来は変えられず。
南方先生がいようといまいと、事実は変えられないということなのでしょうか。

では、先生の今までの努力は、一体なんだったのか?
歴史の大きな流れの中では、流される小石のような存在に過ぎないのか?


疑問は次回に残しつつも、レビュー綴ってゆきたいと思います。

________________________________________________________

今回は、龍馬はじめ関係者が、否応なくこの事件に引きずり出された印象があります。
歴史の針の前では、南方仁も所詮は傍観者でしかないことを思い知らされた回でもありました。


『近江屋事件』


『龍馬伝』では、見廻組による単独犯、それも、幕府を潰し武士を愚弄した天誅として、感情論的なストレートな展開で描かれていました。
(前にも言いましたが、まあ、ファミリードラマですから)

今回は、細かいカット映像により、背後にうごめく策略劇を暗示させ、見ごたえがありました。


龍馬暗殺の黒幕は、誰か。
それは、ひとりやふたりの意思の反映ではない。
真の黒幕は、彼を厭う多くの人々の「あいつさえいなければ…」という、小さな悪意。
結局、それが結集され巨大な憎悪となり、現実化してしまった。



それがもし歴史の力だとするならば、龍馬は、歴史に消されたことになる。
このドラマのテーマに沿って考えを巡らすと、そうなるのではないか。
僕はそう、解釈しました。




そりゃぁえい!


龍馬が暗殺されるきっかきにもなったとされる「新政府綱領八策」
今回は、それに「新官制擬定書」をミックスしていて、なぜか関白位が〇〇○になっていました(本当は関白位は三条実美で、右大臣位が徳川慶喜なんです)が、まあ、どちらでもいいでしょう。
大切なのは、有名な〇〇○のエピソードを出すことでしょうからね。

前回あれほど大政奉還を反対したはずの西郷隆盛が、妙に龍馬寄りになっているのは「なぜ?」と思いましたが、これも、このシーンで吹っ飛びました。
慶喜の名前を、あえて薩摩側から出させ、それに乗っかるふりをする龍馬。
しかも自分の名前は入れずおどけてみせ、己の私利私欲を離れた、公(おおやけ)の人選であることを暗示的にアピールしているんですよね。

それにしても「海縁隊」って…
「海上から土佐藩を援護する」ってことで付けた名前が「海外のべっぴんさんと縁を結ぶ」に変わったと知ったら、後藤象二郎、悲しむだろうなぁ…
リラックマ10「飽きた」




厠に行くだけごわす


今回の黒幕が「多くの人の悪意の結集」だとすれば、その悪意の油に火を付けたのはこの男でしょう。
本人も言っていましたよね。
「俺達は、燃えちょる火に、油を一滴落とすだけじゃ」
って。

あ、火と油が逆か、僕のたとえとは…リラックマ32「…」


不気味な存在感を示した大久保利通。西郷隆盛とのやり取りは、緊迫感がありました。
「それだけはならん!」と言う西郷に対し、不敵な笑みを浮かべる大久保。
セリフが少ない分、二人三脚で今までやってきたふたりだからこそ分かるお互いの腹の内と、だからこそお互いに譲れない一線の境界を垣間見たようで、素晴らしいシーンだったと思います。

その後、大久保は手のものを使い、密かに龍馬の居場所を見廻組に伝えるのですが…
※『新選組!』では、薩摩藩から見廻組に密かに手紙を届けるという展開で「さの字近江屋」というメモになっていましたね。


蛇足ですが、大久保利通のキャストさんは、『龍馬伝』の大久保利ミッチーに雰囲気が似ていましたね。
※さらに蛇足ですが、大久保利通が見廻組に龍馬の居場所を教え扇動するというところが『龍馬伝』最終話の僕の妄想脚本(大友さんのブログ拍手もらっちゃった☆)と一緒だったので、少し嬉しかった。
リラックマ31「イエィ!」




匿名の密告により、近江屋に向かった見廻組。
しかし、すでに寺田屋に移動していた龍馬の姿は見えず、もぬけの殻であった…
『近江屋事件』は防がれたかに見えたのですが…




事件はシチュエーションを変えつつも、同じように起こってしまった。
冒頭で述べた「歴史の前では、南方先生の努力は塵のようなものでしかない」ことを思い知らされた瞬間でもありました。


龍馬、強靭に倒れる


近江屋でなく寺田屋で、見廻組でなく護衛である東修介の強靭に倒れた龍馬。
坂本龍馬の最期を知っている人間にとっては、この展開に複雑な思いを持ったのではないでしょうか。
よりによって、一度難をまぬがれた寺田屋で再襲撃されるとは…
しかも京の治安維持部隊の新選組でも見廻組でもなく、藩の大恩人であるはずの長州人に斬られるわけですから。
南方先生のあの言葉が頭をよぎりますよね。

「歴史の修正力」

この記事の頭でも述べたことですが、歴史は、変えられない。
細かいシチュエーションは変えることができても、歴史の流れは変わらない。
そこに、巨大な修正力が働き、大河に翻弄される小石のごとく、歴史を変えようとする力はあまりにも儚(はかな)く握り潰される。


残酷な未来…


龍馬を助けられるのか、彼は死ぬのか。
そんなことは、ちっぽなことではないのか。
そう思えるくらい、今回は、歴史の巨大な力を感じました。




次回。
龍馬は助かるような気がしますが、僕は、それ以上に、気になることがあります。
このドラマの着地点を。
南方仁を幕末史に迷いこませ、ここまで多くの人を熱狂させた責任として

「歴史とは、何か」

そのひとつの結論を、このドラマなりに出してもらいたいと思います。
最終話でも、構いません。




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龍馬さんを切ったのは

2011/06/14(Tue)23:39

こんにちは。
いつも楽しませていただいています。
ロッカーさんに質問です。
私の記憶では、龍馬さんを切ったのは、恭さんではなくて東さんだったと思うのですが・・・
あれっ、て思いました。
何か意味があるのかなって。
何かの間違い?
どうなのでしょうか?

名前:ミミエデン (URL) 編集

内野龍馬の魅力

2011/06/15(Wed)00:01

こんばんは。

今回は内野聖陽氏の坂本龍馬の魅力全開でしたね。
昨年の福山の龍馬も悪いとは言わないけれど、
しっかり地に足が着いていて自分の言葉で語るところがいいんですよね。

それにしても「世界の海縁隊」発言には笑わせてもらいました。真面目な話をしていたと思ったら、いつの間にかこういう発言で煙に巻く。内野龍馬の真骨頂ですね。
おっしゃるように、西郷、大久保をはめて慶喜の名前を引き出すところもいいですね。

仁先生と二人きりの時の、仁先生が龍馬の「道しるべ」だったという発言、第6回の「時代の渦の中の道しるべ」という田中久重さんの発言を受けたもので脚本の台詞の上手さがうかがえますね。

暗殺の刺客も、幕府(恭太郎)、見廻り組、薩摩の三つ巴なのも上手くサスペンスを盛り上げてくれましたね。
昔からある意見だけれど、龍馬を斬ったとされる見廻り組みの今井を西郷が助命した不思議を考えると、やっぱり薩摩は怪しいというべきなんでしょうか。それとドラマではなぜか暗殺の手引きするの、いつも大久保ですね。

それと、助かったはずの中岡がやられた時には思わずうなってしまいました。

最後の一撃は、私も東がやったように見えました。
目を閉じて刀を振り回して当てているので、故意ともとれる微妙な感じでしたね。
東自身にも龍馬を狙う動機(おそらく龍馬が彼の兄の仇で、やり残したことは、あだ討ちを指すのでは・・・)が、たぶんあるし、咲と栄を人質にとられた恭太郎の意をくんでやったという意見もあるようです。

いずれにせよ、次回の10分延長が楽しみです。

名前:よしぼう (URL) 編集

えーーー!!

2011/06/15(Wed)00:17

ホントに大友さん!?
す、すごい!!
大友さんから、拍手が貰えるなんて、すごいです!!

大友さんがネットでご自分の作品の感想をチェックしていると聞いたんですけど、本当にしていらっしゃるんですね(@_@)オドロキ

名前:yama (URL) 編集

切ない…

2011/06/15(Wed)01:24

今回切ないです。
歴史パートはTV-Rocker様が詳しく書かれているので、仁先生側から…
毎回、咲さんがいつも切ないな。と思っているんですが、女である私は少しは咲さんの気持ちもわかります。
でも、今回恭太郎さんが切ない…

「咲の事を末永くお願いします」と南方先生にお願いしていましたね。でも咲さんの「お忘れください」で笑ってごまかしちゃって、どこまで鈍感に演じているのか南方仁!またスルーかよ~!

その時の恭太郎さんの仁先生と咲さんを見る目がとても温かく切なかったです。

龍馬暗殺は近江屋ではなかったのでホッとしたんですが、じゃ~これからどうなる?物語の流れからなんとなくひょっとして暗殺者は恭太郎さんになるのかと思ってたんですが、あそこで「ほたえな!」が出るとはゾゾ!っとしましたよ!こんな展開アリ?見事に裏切ってくれますね。

恭太郎さん!せつなすぎるよ!
最後に龍馬さんを斬ったのは東さんですが。真意は来週を見ないと分からないと思うんですけど、ひょっとして恭太郎さんが咲さんの兄上だと分かりかばったんだろうか?と思ってみたり…

血しぶきが南方先生の顔や目に飛び散ったりとてもリアルな殺陣シーンでしたね。

龍馬伝の時は画面がよくわからなかったので、ずっとこちらの方がレベルが高い気がしました。

でも、中岡をアッサリ殺してしまいましたね。史実ではしばらくは生存していたはずですが、なんで南方先生アッサリ「ありがとうございました」って帰しちゃうの!って思ってましたけど。

今回は佐分利先生がほっとさせてくれましたね。
「わ!忘れるんでっか!」とか、寺田屋の女将のマシンガントークに「息継ぎせーや!」とかね。
ハラハラドキドキだけでは疲れてしまいますものね(笑)

来週の展開も読めませんね。
原作を知っている方は後の2回でキッチリ収められるのか心配の声もあるようですが。

名前:エム (URL編集

Re: 龍馬さんを切ったのは

2011/06/15(Wed)13:05

単なる僕の思い込みでした(笑)

いや、思い込みは恐ろしいですね。恭太郎が斬るのではないか…とずっとリードされていたので、最後の大どんでん返しに気づきませんでいた。(画面暗かったし…汗)
見事に番組に嵌められたぁっ!!

とりあえず記事を訂正しましたので、見てみて下さいね。

名前:TV-Rocker (URL編集

2011/06/15(Wed)17:00

あの大友さんに拍手をもらっていたなんて!さすがTV-Rockerさん!!確かにTV-Rockerさんの「龍馬伝」関係の記事は、いつもとっても読み応えがあって勉強になりました。あの頃はただ読んでいるだけで、コメントも拍手もせず失礼しました(汗)
龍馬暗殺を阻止するため、京にあがった南方先生一行。しかし肝心の龍馬の居場所がわからない。思わず「近江屋だよ~!」と教えてあげたくなってしまいました。もしも南方先生がTV-Rockerさん並に幕末史に詳しかったら、また歴史は変わっていたかもしれませんね!?
龍馬と西郷、大久保(確かにミッチーに雰囲気が似てる^^;)のやりとりはよかったですね。殺気立つ薩摩側に正面から当たらずに、ひょいとかわすような龍馬の態度。「海縁隊」実際に言ってたかもしれないですね(笑)そんな龍馬の態度が薩摩側からすれば理解しがたく、危険な存在と映ったのでしょう。
そして運命の近江屋。部屋の中にはあの屏風もあってドキドキしました。京を出ましょうという南方先生の必死の説得にも、のんきに軍鶏鍋を食べようと言う龍馬。軍鶏だって!ついに運命の時が近づいたかっ…と思ったら舞台は寺田屋に。あの寺田屋事件が起こった宿ですから、当然幕府は龍馬の潜伏先として目をつけていたはずとも思いましたが^^;
運命の15日を過ぎたと思ったのもつかの間、東の刃に倒れる龍馬。なぜ東が?見間違いかと思わず巻き戻して見直してしまいましたよ。
TV-Rockerさんは龍馬は助かると予想しているのですね。正直私にはもう全く予想がつきません(そこがいいんですけど)

名前:うめこ (URL) 編集

Re: 内野龍馬の魅力

2011/06/15(Wed)18:52

> 今回は内野聖陽氏の坂本龍馬の魅力全開でしたね。
> 昨年の福山の龍馬も悪いとは言わないけれど、
> しっかり地に足が着いていて自分の言葉で語るところがいいんですよね。

今回の龍馬は言葉にうわついたところがありませんものね。
龍馬に限らず、登場人物にスーパーヒーローのような擬人化された人物がおらず、その言動に共感できるところがすごくいいと思います。
特に、内野さんの龍馬は本当に魅力的ですね☆


> 仁先生と二人きりの時の、仁先生が龍馬の「道しるべ」だったという発言、第6回の「時代の渦の中の道しるべ」という田中久重さんの発言を受けたもので脚本の台詞の上手さがうかがえますね。

なるほど、それは恥ずかしながら、気づきませんでした。
よく見ていますね!!


> 最後の一撃は、私も東がやったように見えました。
> 目を閉じて刀を振り回して当てているので、故意ともとれる微妙な感じでしたね。
> 東自身にも龍馬を狙う動機(おそらく龍馬が彼の兄の仇で、やり残したことは、あだ討ちを指すのでは・・・)が、たぶんあるし、咲と栄を人質にとられた恭太郎の意をくんでやったという意見もあるようです。

僕もよく見たら、東さんでした(笑)
兄の仇討だとすれば、その直前までの行動は理解できないですし、恭太郎に代わって刀を振るというのも節操がない気がしますし。
背後の龍馬に体を向け直して斬撃を与えているので、目をつぶっていたとしても、明らかに故意だと思いますし。
ここは僕も理解不能です。今の段階では。
次回、あっと驚くタネ明かしがあるのでしょうか?

名前:TV-Rocker (URL編集

Re: えーーー!!

2011/06/15(Wed)19:00

僕の宝物です☆

「もう一歩踏み込めれんかったチキンレースの最後じゃったが…」という言葉から思うに、大友さんとしては、友情や綺麗事中心の脚本に不満がありつつも、演出家としてそこまでは踏み込めなかった、というやり切れない思いがちらほらあったのではないのでしょうか。
今年の春、NHKを退社されましたね。何か吹っ切れたような印象を持ったのは、自分だけでしょうか?

名前:TV-Rocker (URL編集

Re: 切ない…

2011/06/15(Wed)23:02

> 「咲の事を末永くお願いします」と南方先生にお願いしていましたね。でも咲さんの「お忘れください」で笑ってごまかしちゃって、どこまで鈍感に演じているのか南方仁!またスルーかよ~!
> その時の恭太郎さんの仁先生と咲さんを見る目がとても温かく切なかったです。

今回一番可愛そうだったのは、恭太郎さんなのかも知れませんね。
彼が根っからの武士であれば「公方様のため、お家のため」と躊躇なく南方先生を斬れるのでしょうが、武士にもなり切れない彼は、そのさざまで苦しむことになる。
南方先生も、「何かあったんですか?」くらい聞いてあげてよ。
というか、2人きりの時に何を話したのか、咲さんにちゃんと尋ねたのかなぁ、先生…
恐らく余計な気を回して、聞いていないだろうが。


> 龍馬暗殺は近江屋ではなかったのでホッとしたんですが、じゃ~これからどうなる?物語の流れからなんとなくひょっとして暗殺者は恭太郎さんになるのかと思ってたんですが、あそこで「ほたえな!」が出るとはゾゾ!っとしましたよ!こんな展開アリ?見事に裏切ってくれますね。

「ほたえな!」を、あの場面で使うか!って感じですね。
さすがにツボを心得た脚本で、龍馬ファンも大満足(笑)


> でも、中岡をアッサリ殺してしまいましたね。史実ではしばらくは生存していたはずですが、なんで南方先生アッサリ「ありがとうございました」って帰しちゃうの!って思ってましたけど。

南方先生は、歴史に興味はないと断定(笑)
少なくとも、このブログを見るようなタイプの人ではないのでしょう。
だって、龍馬暗殺の時に中岡慎太郎が同時に殺されることも知らないんですから。
多分、先生の中では「中岡うん太郎?ああ、龍馬の友達かなんかだった人ね」程度の知識でしょう。
中岡慎太郎、カワイソウ…涙


名前:TV-Rocker (URL編集

Re: (うめこさんへ)

2011/06/15(Wed)23:15

> あの大友さんに拍手をもらっていたなんて!さすがTV-Rockerさん!!確かにTV-Rockerさんの「龍馬伝」関係の記事は、いつもとっても読み応えがあって勉強になりました。あの頃はただ読んでいるだけで、コメントも拍手もせず失礼しました(汗)

ふふふ。
まあ、あの頃は寝る間も惜しんでブログに熱中してた時でしたし。
さすがに今はあのペースで記事を書く元気はないです(笑)


> 龍馬と西郷、大久保(確かにミッチーに雰囲気が似てる^^;)のやりとりはよかったですね。殺気立つ薩摩側に正面から当たらずに、ひょいとかわすような龍馬の態度。「海縁隊」実際に言ってたかもしれないですね(笑)そんな龍馬の態度が薩摩側からすれば理解しがたく、危険な存在と映ったのでしょう。

あれぞ龍馬、といえる名演技でした。
西郷は、のちに江戸城総攻撃を中止させるほど度量の広ところがあるので、もうしばらくは泳がせおけ、という気持ちがあったかも知れませんが、理想主義・革命思想の大久保利通には我慢できなかったのでしょう。
言論で太刀打ちできぬ相手には、刃を以て制するしかないですからね。


> そして運命の近江屋。部屋の中にはあの屏風もあってドキドキしました。京を出ましょうという南方先生の必死の説得にも、のんきに軍鶏鍋を食べようと言う龍馬。軍鶏だって!ついに運命の時が近づいたかっ…と思ったら舞台は寺田屋に。あの寺田屋事件が起こった宿ですから、当然幕府は龍馬の潜伏先として目をつけていたはずとも思いましたが^^;

「京を出ましょう!」って、すでに伏見は当時の京の外なのですが、まあいいや。
前回のコメントで述べた「ほたえな!」と同じく、軍鶏を食べるシーンとか、ツボを押さえていてGOODでしたね。
歴史の嫌いな南方先生は、寺田屋事件のことも知らなかったのでしょう汗

名前:TV-Rocker (URL編集

大友さん

2011/06/21(Tue)00:47

そうですか、大友さんが、そんなことを言われていたのですね。

私見ではありますが、龍馬伝失敗の最大の原因は、「坂本龍馬を、封建制度が未だ幅をきかせている幕末に、現代的な民主主義を持ち込んだ人物」という一側面だけを捉えた解釈したことだと思うのです。故に、龍馬がイノセントで、幕府や上士が権力に笠を着た輩という対立構造になってしまったのだと思います。
薩長同盟の障害が薩長ではなく、幕府であると描かれたのも、このためではないでしょうか。(会談場に辿り着くまでに、幕府方に邪魔されていて、肝心の同盟締結はアッサリ)
また、四境戦争などあらゆる場面で、龍馬の性格と実積が矛盾していました。

脚本が役者や演出に対して、凡庸であるという指摘は多いですが、この人物設定は、脚本家が勝手に決定できるものではあるまいと思っていたのですが……(プロデューサーやディレクターも、関わっているのだと考えていました。)

ということは、これは大友Dではなく、鈴木CPがお考えになったのでしょうか?あるいは、大河の脚本は、かなり脚本家の方の自由が利くということなのか?
まあ、こんな責任追及をしていても仕方がないのですが、江の惨状を見るにつけ、大河制作とは、どのようなプロセスを辿っているのかと、首を傾げざるを得ないものですから……。

名前:yama (URL) 編集

Re: 大友さん

2011/06/22(Wed)00:28

> 私見ではありますが、龍馬伝失敗の最大の原因は、「坂本龍馬を、封建制度が未だ幅をきかせている幕末に、現代的な民主主義を持ち込んだ人物」という一側面だけを捉えた解釈したことだと思うのです。故に、龍馬がイノセントで、幕府や上士が権力に笠を着た輩という対立構造になってしまったのだと思います。

同感です。
先ほどアップしたJINの感想記事にも書きましたが、歴史(や、歴史上の人物)を、あくまで現代との優劣でのみ判断しようとしたところに根本的な欠陥があったのだと思います。
歴史は、ありのままの歴史として見て初めて、現代との相違が見えてくるものであり、最初から現代と天秤にかけてしまうと、歴史の意味を損なってしまう。
JINの記事とは表現が違いますが、そういったことを言いたくて、脱線したわけです。


> ということは、これは大友Dではなく、鈴木CPがお考えになったのでしょうか?あるいは、大河の脚本は、かなり脚本家の方の自由が利くということなのか?
> まあ、こんな責任追及をしていても仕方がないのですが、江の惨状を見るにつけ、大河制作とは、どのようなプロセスを辿っているのかと、首を傾げざるを得ないものですから……。

僕の推量ですが、人物の設定はセリフや行動によってある程度規定されてしまうので、そういう意味では、脚本家が最終決定権を握っていると思います。
演出家は、その脚本をイメージ通りに視聴者に届けるために、文字通り「映像を演出する」ことにほぼ特化しているのではないか、と。
今年の大河は、演出云々でなく、脚本の酷さが露骨に出ていると僕は見ています。

名前:TV-Rocker (URL編集

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