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JIN-仁-第7話 感想


ある人の素朴な疑問。


『JIN』がおもしろいのは、原作が良いからじゃないの?


あなたは、この問いに対して、どう答えますか?
原作(漫画)を知っているかどうかは問いません。


僕の答えは「NO」です。
原作がおもしろくても、映画化・ドラマ化してつまらなくなった作品は世にゴマンとある。


日曜日に、会社の同僚が「プリンセス・トヨトミ」を観に行ったんですね。
感想を聞くと「原作を知っていたからかも知れないけど、どうしても内容が読めてしまってイマイチだった。原作を知らない人なら楽しめるかも」と言っていました。
それを聞いて、僕はこの映画は観に行くまいと心に誓ったのです。
(それまでは、浪速っ子として、観に行ってやろうかなとも思っていたんですけどね)


小説としてのおもしろさと、映画やドラマとしてのおもしろさは根本的に違うと思う。
小説は頭で読むものだが、映画やドラマは視覚と聴覚で感じるもの。
感受の仕方が違うのですから、作り方を変えるのは当然です。
前述の映画の感想のように「原作を知っているから楽しめない・原作を知ってないから楽しめる」というのは、制作側が原作に囚われている良い証拠です。


TBS制作陣は、日本で最高のドラマを作ろうと本気で思っている。
気合が、民放の連ドラの範疇を越えている気がします。
大河ドラマの地位が低下する今、かつては王者であった大河ドラマをも呑んでやろうという気概に溢れているような気がするのは、僕だけでしょうか?

同時にまた、世界をも見据えている。
今作は、全世界80ヶ国で放送される予定だそうです。
前回の『JIN』が国際的に評価されたのを受けた今作ですから、当然のことと言えます。


『JIN』のおもしろさは、
ひとえに、ドラマ制作陣の努力の結晶。



その一言に尽きると僕は思います。
________________________________________________________

さて、今回。
前回が歴史回だったので、今回は野風さんの話だけで終わってしまうのかなぁ…と思っていましたが、歴史の絡みもけっこう入っていましたね。
それにしても、もう大政奉還ですか。
『龍馬伝』と比較するからそう感じるのかも知れませんが、展開早いですね~
後藤象二郎をさりげなく出したりとか、ぜったい龍馬伝意識してるよな。



今回は、ドラマパートからいきましょう。


孫悟空の輪


もともと歴史が好きという理由で、このドラマを見始めたんです。
ですから、南方先生のタイムスリップの秘密とか、実はあまり興味なかったんですけど・・・
今回は、そういった要素が多めに入っていたこともあって、ちょっと気になりだしました。

ちょっとずつ情報を小出しにするなんて、憎いねぇ~


2年前の『JIN』では、なんだかホラー映画のように、子供の形をした腫瘍が突然ぎょろんと眼をむいたり、「なんだなんだこのドラマは!?」と思いながら見ているうちに、いつの間にか南方先生をめぐるヒューマンドラマになってゆき、謎は未解決のまま終わったんでしたよね?(違っていたらスミマセン)

僕はてっきり、今作は、最終話で南方先生が未来に帰ってハッピーエンド♪を予想していたのですが、そうならない可能性も出てきたってこと?
なんだかミステリードラマ風にもなってきましたね。
どれだけ色んな表情を魅せてくれるんだ、このドラマは・・・
(原作は関係ないと行っていたくせに、原作を読みたい衝動に駆られている自分がいます)




2年も…


今回のハイライトシーンは、やはりこれに尽きるのではないでしょうか。

医は仁術

癌の再発の責任を感じる南方先生と、心からの感謝の意を述べる野風のやりとりを見て、ふと、この言葉が浮かんできました。
南方先生は、お金のためでも地位のためでも名誉のためでもなく、ただ「目の前で苦しんでいる人を放ってはおけない」という、医師としての責任感だけで動いている。
だからこそ野風は、先生に対する感謝以外の感情は出てこなかったのだと思います。

野風のつぶやきは、印象的でした。
余命2年と宣告されたときに「たった2年」と思うか、「2年も」と思うか。
「たった2年」と思うのは、自分がこの世に生まれて本当になすべきことを、まだ見つけていないからではないでしょうか。
野風のように、すでに心が定まっている人にとっては、2年は十分すぎる余命。

もちろんこれはドラマですから、きれいごとと言われればそれまでです。
ただ、僕たちは今一度、自分の命を何のために使うべきなのか、考えるべきだと思いました。


「自分の命を子供に託す」というのは、ちょっとありきたりな気もしたのですが、野風の真意は、最後に咲さんの推測で明かされるのですねリラックマ43「ひらめき」
なかなか憎いことをしてくれます
(もっとも、咲さんの推理がシャーロック・ホームズ並に鋭すぎるという意見もありますが…)

________________________________________________________

お次は、歴史パート。


清風亭会談


龍馬伝・第40話「清風亭の対決」


雰囲気は変えてるけど、絶対意識してると思う。
だって、わざわざマイナーな清風亭の会談を入れて、なおかつ、後藤象二郎のテロップも入れている。
さらに、後藤象二郎の怒りっぽいキャラまで同じだもの(笑)

「大政奉還」の立役者であるにも関わらず、坂本龍馬の影に隠れて今ひとつ知名度のなかった後藤象二郎を、メジャー級に押し上げたのは、『龍馬伝』の功績だと言われていますよね。
恥ずかしながら、僕も後藤なにがしなんて名前、それまではほとんどうる覚え状態でしから。

※清風亭会談について詳しく知りたい方は、「清風亭会談」お互いの狙い「清風亭会談」お互いの狙い(2)を見て下さい。




四侯会議


「四侯会議」

四境戦争から約1年経ち、幕府の力が弱まっている世情の中、薩摩藩前藩主である島津久光が呼びかけた会議を指します。
大事件目白押しの幕末史の中では地味な存在のため、知らない人も多いのではないかと思います。
(詳しくは「倒幕」から「討幕」へを参照して下さい)

ここは、少し注意が必要です。
ドラマ内の勝海舟の説明によると、「薩摩の狙いは、長州の禁門の変の罪を朝廷に許してもらい(=つまり、京に長州兵が入れる状況を作り)、両藩により倒幕を行うことだ」と言っていましたが、これは、あくまで西郷や大久保など薩摩の下級藩士の狙いであって、この会議を開いた島津久光の狙いではありません。

この会議を主催した島津久光は、幕府が独占している国政に薩摩の意見が反映されればそれで良いわけで、幕府(=慶喜)が「分かりました、これからは国のことは薩摩さんと一緒に決めてゆきましょう」と言ってくれたならば、この会議は大成功だったわけです。
結果的には、薩摩の意見が慶喜に握りつぶされたことによって、久光も倒幕路線を容認せざるを得なくなりましたが…

※蛇足すると、土佐の山内容堂が四侯会議に呼ばれたことと、坂本龍馬は関係ありません。
龍馬云々でなく、容堂はこの時代を切り拓く有力諸侯のひとりとして、実力を十分認められていたということです。

たとえば一口に「薩摩藩」と言っても、藩主の考えと西郷・大久保ら下級藩士の考えとは違っている。
薩摩に限らず、土佐も長州も幕府でさえも、さまざまな思想が交錯する混沌とした渦中にあり、倒幕とか佐幕とか、単純に割り切れるものではない。
この当時の日本で、未来を明確に見通せる人物なんて、誰一人としていなかったのです。





龍馬の変節



前回、南方先生と国家論について鋭く対立した龍馬は、南方論を容認したもようです。
回数が少ないので仕方ないのかも知れませんが、ここは、もう少し葛藤なり、龍馬の考え方の変化の様子を描いてほしかった。
小さなことならともかく、国家の根本的な方向性に関することなのですから。

もしくは、龍馬はこのドラマ中で主人公に並ぶ人気があるのですから、南方先生と2人の主人公という扱いにして、南方案に迎合するのでなく、平和路線(=話し合いによる解決)でも武力路線(=戦争による解決)でもない第3の道として、軍事力を背景に「戦わずして相手を屈服させる路線」を希求するような流れにしてもおもしろかったのではないかと思う。
そこから、船中八策~大政奉還の着想を得る流れにもってゆくわけです。


どちらにせよ、せっかくの前回の対立があまり活かされなかったのは少し残念でした。



来週は、野風さんが亡くなってしまうの…?
それと「夜が明けたぜよ!」って…それって、『龍馬伝』の大政奉還後のセリフと同じじゃぁ…??





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こんばんは~

2011/06/02(Thu)01:02

JINが面白いのは原作だけではないでしょう。

私は読んでいないのでなんとも言えませんが、少なくともJINのドラマにかかわっている方たちスタッフは妥協しないで納得するまでやっているようで、例えば小道具ひとつをとってもその時代に使われていたものを工夫したりとか、だから俳優さんたちも一生懸命なのだと、このドラマに力を注ぐ事が出来ているのではないかと思います。

それに女性の脚本家森下さんがいいのでしょうね。
同じように「江」も女性の脚本家なのに同じように男と女の描き方がこれほど違うとは、、、JINはとても奥が深くて、今回の野風さんの素敵な事。「2年も生きられる…」から後のセリフは、さすがの私も涙が出ました。

咲さんの気持ちも野風さんに赤ちゃんを抱かせてあげたい。未来に繋ぐ子を生ませた上げたい気持ちが、なんと清いんでしょう!

歴史パートについてはうん十年前に「勝海舟」「龍馬がゆく」を読み出しら面白くて一気読みしてしまったわたくしですが、これはTV-Rocker様にお任せします(笑)

でも、まぁ~南方先生と龍馬さんのパートを互いに絡め合わせてあるので展開が速いのはしょうがないかな?と思います。

来週は野風さんはどうなるのでしょう?亡くなってしまったらあまりにも南方先生にはショックが大きすぎると思いますね。

名前:エム (URL編集

2011/06/02(Thu)02:30

こんにちは。仁第7話も良かったですね。
野風さんの「二年も」のところは、涙が止まりませんでした。
こちらのページでTV ROCKERさんが書かれた「二年」に対する見解を読み、野風さんのシーンがより改めて深いものになって感じられました。感動してただ泣いていただけの自分と、そこからさらに踏み込んで二年の重みを現実のものとしてとらえられたTV rockerさん。自分は子供だったと思いました。

いつもながら、読み応えのある記事をありがとうございます。またお邪魔します。

名前:えりたま (URL) 編集

冷水浴びせるようなコメントごめんなさい

2011/06/02(Thu)11:30

ロッカーさん、最初にお願いがあります。もし貴方が1ミリでも私のこのコメントを読んで不愉快と感じられましたら、削除お願いします。

そして、私のコメントが
此処でコメントされていらっしゃる方の、ご意見を不定するものではないということも
ご理解頂けたら幸いです。


JINは私も原作・ドラマとも素晴らしい作品だと思います。
原作の人気に、胡座をかいて
過去に失敗した作品が数知れない中で、JINはドラマとしても原作に負けないドラマ特有の面白さを、確立している稀有な作品だと私も思います。


ただ、JINは完全オリジナルではなく、あくまでも原作ありきの作品ですし。


やはりオリジナルには敵わないとも思います。


そして、今回野風さんの回
一応現代の最先端医療に
携わらせて頂いたことのある私からすれば(私は看護師です)

医療や末期の癌の経過を知らない人間の絵空事(ドラマなんだから絵空事書いても悪いわけではありませんが、突っ込む方が野暮天かもしれません)


放射線やホルモン療法のない江戸で、野風さんの妊娠の可能性や、余命2年保証は
一体何を根拠に?と思います。
もしかしたら、もっと短いかもしれないし、2年越えるかもしれない


南方先生は癌の専門医ではないにしても、医師として
ホルモン療法や放射線治療を受けられない患者の末路が解らない訳ではないだろうに


おそらく、ここに書かれている皆様の予想としては
このまま野風さんが弱り
徐々に痩せ細りとイメージされていらっしゃるかもしれませんが、末期の進行は
そんなに美しい(といったら語弊はありますが)ものではありません。人から形を変えていく、変わっていく、その変容に周りも本人も受け入れざる得ない、ある意味地獄です。


私が医療職でなければ
JINを純粋に楽しめたでしょう。ただ何となく嫌な予感
避けたい感があったのは
今回の視聴で納得しました。

職業として選んだのが、医療
責任は果たすつもりだし
それなりに理念はある、仕事も自分なりに一生懸命している。 けれども、私は人間
人間なんだから、ある一定は勘弁してくれ、勘弁してくれ
そういうジレンマや、周りの美化しているビジョンが解るから避けていたんだなと思いました。ただ、ロッカーさんの感想は大変楽しく読ませて頂きましたよ(^_^)

名前:YU-KI (URL) 編集

含みを持たせたドラマ

2011/06/02(Thu)14:11

TV-Rockerさん、はじめまして。

ここのところ、江の感想からはいって、読まさせていただいています。Jinも、皆さんのコメントなどを見て初めて知り、ここのところ視聴しています。面白いドラマを教えてくださってありがとうございます。

野風さんの、「あと2年」
実は私も上のYU-KIさんと同じように「何を根拠に2年といったの」とは思いました・・・
ただ・・・

ちょっとYU-KIさんと見方が違うのは、
南方先生は外科の先生なんだから、ガンに対しても一通りの知識はあると思うのです。ただ、あの時代の人に、余命の予測についての話をこんこんと出来るものなのか。
たぶん南方先生も、それが頭をかすめたと思います、葛藤したと思います。
彼が口にした「2年」は、実際は根拠ある余命の長さではなく、野風さんの、南方先生ご自身の、受け入れられる範囲での数字・・・だったのではないかと視聴しながら思っていました。

本当のところは、YU-KIさんのおっしゃるとおり、簡単に余命の判定などできないし、効果的な治療がないままに置かれた場合ガンの進行は予測がつきません・・・でもそれをもどかしく説明することがあの場面で必要だったのか。
南方先生の胸の中はその必要性と相手への気遣いで酷くうろたえたものになっていたのではないか、自分にはそう思えました。
だから、野風さんが、それならば手を引いて歩ける。。。といったとき、南方先生は愕然としたのだと思います。そこまでをあの言葉で保証できるものなのか、医者であるならばみな、愕然とするのではないでしょうか。

そういう含みを持たせるドラマは、そんなに数が多くないと思います。このドラマは、本当に面白いドラマだと思います。

江は3話目くらいで家族に拒否られて見ていないんですが(笑)、TV-Rockerさんのブログがあまりに面白いので(TV-Rockerさんはちっとも面白くないと思います、ごめんなさい!)こちらを拝見して見た気になってしまっています。
これからも楽しみにしています。
またお邪魔いたします。

名前:KaoruMy (URL) 編集

Re: こんばんは~

2011/06/02(Thu)23:13

> 私は読んでいないのでなんとも言えませんが、少なくともJINのドラマにかかわっている方たちスタッフは妥協しないで納得するまでやっているようで、例えば小道具ひとつをとってもその時代に使われていたものを工夫したりとか、だから俳優さんたちも一生懸命なのだと、このドラマに力を注ぐ事が出来ているのではないかと思います。

「妥協しない」というのは、その通りだと僕も感じます。
単に仕事としてやっているのでなく、「本当にいいものを作りたいんだ!」という熱意に溢れていて、それが俳優さんはじめいろんな方向に良い影響を与えているのですね。
それは、見ていてひしひしと感じます。


> それに女性の脚本家森下さんがいいのでしょうね。
> 同じように「江」も女性の脚本家なのに同じように男と女の描き方がこれほど違うとは、、、JINはとても奥が深くて、今回の野風さんの素敵な事。「2年も生きられる…」から後のセリフは、さすがの私も涙が出ました。

男性か女性かというよりは、客観的な視点を持ち合わせているかどうかの違いだと思います。
田渕久美子さんは、主観しか持ち合わせておらず、しかもそれが世間の一般的な感覚と余りにもズレていて、恐らくは不幸なことにそのことを忠告してあげるような人も周りにいないのでしょう。
つまりは「裸の女王様」
本作の脚本家さんは、男性の視点というものを別に意識して持っていて、それが龍馬やいろんなセリフに現れている、キャラクターの個性が活きている、と思いますね。


> 来週は野風さんはどうなるのでしょう?亡くなってしまったらあまりにも南方先生にはショックが大きすぎると思いますね。

亡くなるとみた(断言)
最近、南方先生は順境すぎるので、彼をスーパーヒーロー化(偶像化)させないためにも、ここらで、それくらいの強烈なカンフル剤は打ってくるのではないかと。
そして、打ちひしがれる先生。
そして、「Oh my god!神は…」と叫ぶ。ついでに「歴史の修正力」も言う。
そして、しっかり者の咲さんが、達観したようなセリフを言い、先生を立ち直らせる。
以上、僕の当たらない推測でした^^;

名前:TV-Rocker (URL編集

Re: (えりたまさんへ)

2011/06/02(Thu)23:33

僕も十分子供です。
むしろ、自分でも嫌になるくらい、僕は本当に子供なんです(涙)


ちょっとネタばらしをすると、僕も1回見ただけで、あのような意見が出てくるのではないのです。
1回目は普通に見て、自分自身が特にいいと思ったシーン(感動したシーンなど)を、ピックアップしておく。
記事を書くときに、そのシーンをもう一度見るんです。
2回目は「自分が野風の立場だったら」「自分が南方先生の立場だったら」と、自分が当事者だったら、この場面でどう思うだろうか?どんな言葉が出てくるだろうか?と、ドラマの登場人物に成り切って考えます。
そうしたときに、「野風がああ言ったのは、こういった気持ちがあったのではないかなぁ…」といろいろ思いが浮かんでくるんです。

こういった見方ができるようになったのも、このブログを見て下さっているえりたまさん始め多くの方のご支援をいただいているからであり、皆さんには本当に感謝しています。
ありがとうございます。


あと思ったのは、えりたまさんは生まれたばかりの赤ちゃんがいらっしゃるので(江のコメントで拝見しました)、特に「命」について深い思い入れがあり、あの記事の内容に反応して下さったのではないかと思います。
(そういった経験も何もない自分が言うのもおこがましいことですが…汗)


これからも、頑張りますよ!!

名前:TV-Rocker (URL編集

Re: 冷水浴びせるようなコメントごめんなさい

2011/06/03(Fri)00:30

今回も刺激的なコメント、ありがとうございます(笑)
何度も言うとおり、僕は批判意見こそ大事にしたい人間なので、このコメントを消す気はありません。
「批判のための批判」と「自分の意見を主張する批判」の区別くらい、僕は付くつもりです。

このブログはそういった趣旨で運営していることを、他の皆様にもご理解願いただければと思います。



> ただ、JINは完全オリジナルではなく、あくまでも原作ありきの作品ですし。
> やはりオリジナルには敵わないとも思います。

僕の記事の書き方が言葉足らずだったと思います。
「原作」と「ドラマ」の優劣を競うつもりで書いたのではなかったのです。
「小説」「漫画」「ドラマ」「映画」それぞれのコンテンツでそれぞれの特徴があり、その特徴を活かした作り方をしている作品を僕は評価する、ということを言いたかったのです。

たとえば、原作の漫画版『JIN』がすごく良かったとする。
それに乗っかって、ストーリーをそのまま映像上のドラマに移植したとする。
そうすると、やはりどこかで矛盾点が出てくると思うのですね。
漫画は読みやすさやストーリーを楽しむものですが、ドラマはその瞬間瞬間の感動や感銘を味わうものですから。
漫画をそのまま移植しても「なるほどなるほど」と納得するだけの、単なるドキュメンタリー番組になってしまう。
映像独特の演出(音楽・映像の切り替わり・脚本も含め)をオリジナルに出していって、初めて、原作を知っている人でも「このドラマは、原作と違うところもあるけど、おもしろいなぁ~」とうならせることができるのだと思います。
そいいったことが言いたかったのです。
言葉足らずですみませんでした。


> そして、今回野風さんの回
> 一応現代の最先端医療に
> 携わらせて頂いたことのある私からすれば(私は看護師です)
> 放射線やホルモン療法のない江戸で、野風さんの妊娠の可能性や、余命2年保証は
> 一体何を根拠に?と思います。
> もしかしたら、もっと短いかもしれないし、2年越えるかもしれない
> 南方先生は癌の専門医ではないにしても、医師として
> ホルモン療法や放射線治療を受けられない患者の末路が解らない訳ではないだろうに

僕は、自分の周りに癌で亡くなった人がいません。
それに、医学的根拠はないのかも知れません。

これがもしドキュメンタリー番組であれば問題あるのかと思いますが、ドラマなのでそれでいいと僕は思っています。
ドラマは「感動」を与えるもので、明日からの実生活の役に立つノウハウを提供するものではないからです。
視聴者も、癌の知識や生存率をこのドラマで学ぶのでなく、余命○年と宣告されたときに、自分はどう思うだろうか?と考え、もちろん野風のように冷静はなれないだろうけど、そうありたいという憧れも込めて、このシーンに感動するのだと思います。

細かいことを言い出すと、南方先生が「転移性乳がんの生存率は、2年で5割と言われています」と確率論で言ったのに対して、「2年も…」と、あたかも自分が2年も生きられるように錯覚した(?)野風の感覚はおかしいといえばおかしいのですが、このシーンであえてそういったことを突っ込むのも野暮だと思い、あえて記事には書きませんでした。

僕がもし医療に携わっていたら、もしかしたらYU-KIさんと同じような感想も持ったかも知れません。
ただ、今の自分の感覚で言うと、前述の通りになります。
どちらにせよ、デリケートな問題ですよね。
賛否両論が巻き起こるのはある程度覚悟の上で、『JIN』は、あえてこのシーンを入れたのではないでしょうか?
このドラマは、タブーに平気で突っ込む度胸みたいなものがありますからね。

名前:TV-Rocker (URL編集

Re: 含みを持たせたドラマ

2011/06/03(Fri)00:48

初めまして!
いつも見て下さり、ありがとうございます。



> ちょっとYU-KIさんと見方が違うのは、
> 南方先生は外科の先生なんだから、ガンに対しても一通りの知識はあると思うのです。ただ、あの時代の人に、余命の予測についての話をこんこんと出来るものなのか。
> たぶん南方先生も、それが頭をかすめたと思います、葛藤したと思います。
> 彼が口にした「2年」は、実際は根拠ある余命の長さではなく、野風さんの、南方先生ご自身の、受け入れられる範囲での数字・・・だったのではないかと視聴しながら思っていました。

それは僕も少し思いました。
今までも、南方先生が現代の医療用語を使い、聞いている人がポカンとする…というシーンはありましたので、あの場面で、野風に「明確に、自分の言いたいことを伝える」ために、正確さを犠牲にしてでも医療用語を省き「2年」と言ったのは南方先生ならではの優しさだと思います。

野風も、本当に2年生きられると思っているのでなく、南方先生の優しさを感じ、あえてその言葉に乗っかった可能性もありますよね。
現に、出産で命を落とすことも覚悟している様子でしたから。
南方先生の言葉が本当であれば、それはそれでよし。
南方先生の言葉がウソでなっても、あえてそれに騙されたふりをする。
それが、野風の、先生に対する感謝の念の表現方法だったのかも知れません。

このあたりも含め、次回は今回以上に感動する内容になるといいですね。


> 江は3話目くらいで家族に拒否られて見ていないんですが(笑)、TV-Rockerさんのブログがあまりに面白いので(TV-Rockerさんはちっとも面白くないと思います、ごめんなさい!)こちらを拝見して見た気になってしまっています。


「家族に拒否られた」というのがおもしろかった(笑)
そのご家族は、正しいご判断をされたと思います。
僕は、家族に拒否られないように、自分専用パソでこっそり見ています。

名前:TV-Rocker (URL編集

お二人のコメント興味深く拝見させて頂きました。

2011/06/03(Fri)14:26

刺激的ですか…一応「喧嘩は仲良く、他人の島では行儀よく」をモットーにネットを渡り歩いてるつもりだったんですが。不愉快にさせてたらごめんなさい。


私こそ、言葉の汲み取り方が下手ですみません。ロッカーさんの書き方が悪かった訳ではなく…私の解釈不足・早合点もあったんだと思います。


お二人のコメントを拝見して
1つ気付きました、やっぱり南方先生は話し方が下手なんだと。

技術があっても説明下手
医者の世界しか知らないから、人の心の機微に疎い医者は
リアルにもいますが
基本的にイイ人な性格に、隠されて見えにくいだけで
南方先生も、やはり“医者の世界しか知らない医者”だから、ああいう説明しか出来なかったのかもしれません。


私は、もし南方先生が同じチームで働くドクターであるとして 今回の野風さんのような
病状説明をしたのなら
私はこういうと思います。

「貴方のやっていることは余命宣告でも、インフォームドコンセントでもなく、単なる死刑宣告に過ぎません。情に溺れ、安易な方向に逃げた、その時点で貴方は医師ではありません。」

と、言うと思います(勿論、本当に言ったら病院追われるでしょうね、私が。)


お二人が仰るように、クドクドした説明はいらないと思います。


私みたいな健康な者も、明日はどうなるか解りませんが
余命宣告を受けた人間は
いつまでも続くかは断言出来なくても、限られた時間しかなく、健康状態も徐々に悪化するだろうから、出来ることと出来ないこともあるし、時期も限られるでしょう。私が苛立ったのは、2年なら2年で、野風さんに
今後の希望を聞いて
出来ることと出来ないこと
時期など、きちんとサポートしてないことです。

確かにドキュメンタリーではない、作り物だから仕方ない部分はあるでしょう
あるでしょうが、では作り物なら何をしても良いいう訳ではないと思います。

砂時計を落とすような、限られた命の時間
説明している間にも
野風さんの死は、刻々と迫っているわけです。それを解って
医師として説明するなら
ああいう言い方にはならないと思います。むしろしちゃいけない→


名前:YU-KI (URL) 編集

続きです

2011/06/03(Fri)14:48

→余命が宣告されれば、誰だって動揺します。野風さんのように前向きに捉えても、もしかしたら、その時だけで、病状が悪化していくうちに、悲嘆・嘆きなどに変わっていく様を
私は見てきました(ドラマの都合上ないとは思いますが)


バッシング覚悟で言うなら、今回の流れは
「お涙頂戴するために、安易な方向で末期癌や宣告を使われちゃあ、こっちがたまんねぇよ。感動作りたきゃ、別の方向でやんな」です。


末期癌は、言い方は悪いですが、ある意味…負け戦とも言えます。敗けが解っていても
退けない、逃げることが出来ない戦いに、これから神経や体力を磨り減らしながら、患者や家族や医療チームは立ち向かわなくてはならない訳です。


敗けが解っている訳ですから
怖いし、認めたくないのは
当たり前なんです。
何で、死ぬのが解って前向きに受け止めなきゃなんないんですか?それで偉い・偉くないが決まるんですか?私は、そうは思いません。

怯えたって、悲嘆したって良いんです。その為に医師や看護師がいるんです。その人がその人らしく受け入れるまで、その間位なら、受け止めてやるよってもんですよ。冷静になるのは、当事者ではなく第三者の仕事です。


末期医療は様々な見解がありますが、どれが正しいかはないし、もしかしたら私は個人的に、最低と感じた南方先生の対応が良いという場合もあるでしょう。


ただ、私個人的には、負け戦に向かう、その人が
華々しく散れるように、見事な最期が飾れるように
少しでも、残された時間を
その人らしく生きれるように

敗け戦の餞に
死での旅路に、戦路に
華を一輪一輪、飾り
その人が、残された時間で
出来ること、やりたい事が
少しでも、可能となるよう
支えていきたいです。


南方先生も、きっちり野風さん支えるつもりなんだとは思いますが


何せよ、今回は個人的には演出があざとく感じて
鼻についたのは事実です。


名前:YU-KI (URL) 編集

2011/06/03(Fri)22:08

こんばんは!
「居酒屋TV-Rocker」(←しつこいですね^^;)大繁盛じゃないですか!そんな中、今頃スミマセン。
龍馬の暗殺の正確な年月日がどうしてもわからない、今は慶応三年と聞いてもピンと来ず「西洋の暦では?」と聞き返す南方先生。南方先生はあまり歴史には強くないのかな?TV-Rockerさん、南方先生に幕末史を教えてあげて~(笑)
時代の大きなうねりも、その時代に生きる市井の人々の暮らしも両方描いているところが「JIN」の好きなところです。
歴史パート、TV-Rockerさんのおっしゃるように「龍馬伝」を意識していると思います。「~伝」の「清風亭の対決」は緊迫感があってよかったですね!(TV-Rockerさんのブログ記事もとってもよかったですよ!)でも実際の清風亭での会談は「JIN」の方が近いのかなという気がします^^;
これから全てを欺いて、佐幕でも倒幕でもない大政奉還へもって行こうとする龍馬。この「全てを欺いて」というところに龍馬の覚悟の程と、いい意味でのしたたかさが表われていて良かったです。でももう本当に大政奉還間近なんですね。早すぎる~!
歴史パート以外に登場するのは架空の人物が多いですが、番組HPなどを見ると、こちらも丁寧に時代考証がされているようで。
後世から見ると幕末というのは本当にドラマチックな時代で、そこに強く惹かれるのですが、当時の人々にとっては、先がどうなるのか全く読めない不安で暗い時代だったんでしょうかね。そんな中、世がいかに変わろうと自分は大丈夫と語る咲さんの力強いこと。
野風さんの、子どもを通して自分は百年も二百年も生きられるという台詞がいいなと思いました。例え自分の血のつながった子がなくても、あの頃の人は今も生きていると思うのです。今の世界があるのは、今の自分がいるのはあの頃の人たちのおかげなんですから。

名前:うめこ (URL) 編集

ドラマも原作もどちらも最高です。

2011/06/04(Sat)06:49

おはようございます。
「江」の感想からたどり着きました。
「仁」の前作を見た後、たまらず原作を全部読んでしまった者です。

「仁」に関しては、どちらがいいとは言えないです。どちらも最高です。原作をきちんと踏まえた上で、ドラマとしてオリジナルの世界に踏み込んだ描き方をしています。人物のキャラクター、性格付けも独自のもので、一流のドラマスタッフが本気で素晴らしいものを作ろうとしている意気込みが感じられます。

(原作の仁先生はドラマほど人間らしい悩みがないので、スーパードクターの雰囲気があります。また龍馬を中心とした歴史パートは、ドラマオリジナルの要素が強いです)

付け足したいのは、リンパ節の癌の仁先生の余命宣告は、原作にある台詞です。ただ、「医者仲間ではだいたい2年で5割と言われている」のようなニュアンスであったように記憶しています。
他の方も言われているように仁先生の説明がくどい感じなんです。
野風さんが「2年も」と受ける展開は同じです。ただ、この後のドラマでの中谷美紀の、泣きながら笑う演技には壮絶なものがありました。

原作では野風さんの妊娠にはふれず、あとで手紙で知るので、次回はほぼ完全なドラマオリジナルの世界に入ります。龍馬の方は大政奉還でしょうが、野風さんの運命はとても気になります。

名前:よしぼう (URL) 編集

Re: お二人のコメント興味深く拝見させて頂きました。

2011/06/04(Sat)20:18

> バッシング覚悟で言うなら、今回の流れは
> 「お涙頂戴するために、安易な方向で末期癌や宣告を使われちゃあ、こっちがたまんねぇよ。感動作りたきゃ、別の方向でやんな」です。

このドラマに限らず、ほとんどの医療ドラマは、その道の専門の方が見られたら、ありえないような状況なセリフが渦巻いているのだと思います。
おそらく、YU-KIさんの意見は、同じ業種に携わっておられる人なら「そうそう、そうなのよ」と納得できることが多いのだと思います。

一方、死生観が現代とは丸っきり違う上に社会情勢も不安定、かつ医療技術も未熟の極みである幕末という舞台を考えたときに、(南方先生がその時代に合わせたセリフを選んだという前提で)現代の医療倫理を無視したセリフがあったとしても、それは視聴者としても受け入れ易いのではないかと思います。

それに、延命至上主義の現在の医療倫理が時代を超越して絶対的に正しいかどうかは、言い切れるものではないと思います。
これが、前述の、現代を舞台にした医療ドラマとは一線を画すところだと思いますが・・・


それでも、YU-KIさんは「末期ガンをネタに使うな」と言うでしょうが…
ここは簡単に結論が出せることでもないと思いますので、痛み分けということで、一時休戦と致しましょう。
そうこうしているうちに、もう来週の『JIN』が始まってしまいますので(笑)

名前:TV-Rocker (URL編集

休戦前に一言よろしいでしょうか?

2011/06/04(Sat)20:52

私の書き方が不味かったのかもしれませんが、現代医療は延命至上主義ではありません。もしそうなら、皆こんなに、延命と医療費の圧迫でヒィヒィは言ってませんから。延命すればいい・死が敗北という時代は前時代に終わりましたから。


ネタに使うのは良いんですよ。
ただネタに使うなら、それなりの責任と覚悟を持っては欲しいと思います。
JIN自体、完成度が高いから、今回の件は個人的に引っ掛かったのだと思います。これが江なら、多分ここまで反発はしなかったでしょう。(どんなだらしない事をされても、ある意味『江だから仕方ない』と思わせるのは、凄いことかもしれません。)

おそらくご存知でしょうが、江戸時代は、現代と違い医師は失敗すれば、転職したらいいという感覚の職業でもありましたから、現代とは確かに違うというのはごもっともなご意見です。


もちろん、蘭学…西洋医学が導入された時期でもありますから、違って当たり前でしょう。


ただロッカーさんが、もし現代医療と末期癌の現状と江戸時代の医療界を
ご存知の上で、今回発言されたなら
ロッカーさんの発言の中身や内容に問題があるとかではありませんが、個人的に悲しくは思います。



今週、JINを視聴するかは解りませんが
ロッカーさんの更新は、変わらず楽しみにしています。



それでは、また(*^_^*)

名前:YU-KI (URL) 編集

Re: (うめこさんへ)

2011/06/04(Sat)21:19

> 「居酒屋TV-Rocker」(←しつこいですね^^;)大繁盛じゃないですか!

ご贔屓にして下っている皆様のお陰様で。
コメントして下さるというのは、やっぱりうれしいことですよ。


> これから全てを欺いて、佐幕でも倒幕でもない大政奉還へもって行こうとする龍馬。この「全てを欺いて」というところに龍馬の覚悟の程と、いい意味でのしたたかさが表われていて良かったです。でももう本当に大政奉還間近なんですね。早すぎる~!

最近読み終わった「草莽枯れ行く」(北方謙三著)という本には、龍馬が、博打屋の次郎長に対して「おれも、天下を賭けた博打を打っているところだ」というようなセリフがありました。
今回の「全てを欺く」と同じようなセリフで、面白いなと思って読んでいました。


> 後世から見ると幕末というのは本当にドラマチックな時代で、そこに強く惹かれるのですが、当時の人々にとっては、先がどうなるのか全く読めない不安で暗い時代だったんでしょうかね。そんな中、世がいかに変わろうと自分は大丈夫と語る咲さんの力強いこと。

「咲さんも、未来から来たのでは?」と思われるくらい、達観しているところがあります(笑)
ただ、咲さんにしろ野風さんにしろ、あの時代の女性は、現代よりはるかに芯は強かったのかも知れませんね。
力強い彼女らの姿は、このドラマのひとつのシンボルですよね。

名前:TV-Rocker (URL編集

Re: ドラマも原作もどちらも最高です。

2011/06/04(Sat)21:33

> (原作の仁先生はドラマほど人間らしい悩みがないので、スーパードクターの雰囲気があります。また龍馬を中心とした歴史パートは、ドラマオリジナルの要素が強いです)

原作を知っている方のご意見は貴重です!
これからも、原作との違いなどを教えていただければ…と思います。

仁先生がスーパードクター風なのは、おそらく漫画だからなのでしょうね。やはり漫画はヒーローをひとり決めておいた方が読みやすいような気がしますし、逆に漫画でこのドラマのように悩めるセリフをぶちぶちやられたら、読むのイヤになるかも知れませんしね。

歴史パートがオリジナル風なのは、ちょっと意外でした。
龍馬が出てくる以上、彼が絡む歴史は絡ませるだろうと思っていたので。


> 原作では野風さんの妊娠にはふれず、あとで手紙で知るので、次回はほぼ完全なドラマオリジナルの世界に入ります。龍馬の方は大政奉還でしょうが、野風さんの運命はとても気になります。

ドラマオリジナル=(良くも悪くも)涙をさそう展開、ということでしょうね。
TBSはドラマの盛り上げ方知ってますからね。
キャストの演技力も思わず引き込まれるものがありますし、仮に次回、歴史が1ミクロンも進まなくても、良い作品になるではないかと期待しています。

名前:TV-Rocker (URL編集

原作の「仁」、ドラマの「仁」

2011/06/04(Sat)23:39

>歴史パートがオリジナル風なのは、ちょっと意外でした。
>龍馬が出てくる以上、彼が絡む歴史は絡ませるだろうと思っていたので。
これについては私は、こう考えます

原作は、幕末を舞台にしていますが、仁先生が主人公の、仁先生視点の漫画です。
龍馬は主人公の「親友」ですが、原作では脇役の一人です。

ただ、ドラマの前クールで、魅力的な坂本龍馬像を内野聖陽氏が創り出しました。
昨年、大河ドラマで、坂本龍馬の業績をドラマとしてやっているので、龍馬について多くの人が知っています。

そこで、ドラマスタッフは、脇役だった坂本龍馬を、副主人公格に引き上げ、龍馬の活躍する幕末の歴史のサブストーリーを、仁先生のドラマに積極的に絡めていく方法を取りました。
その結果、ドラマの背景でしかなかった歴史がメインのストーリーに絡み、歴史ドラマとしても、優れた作品を生み出したのだと思います。

ただ、これをするのは、原作がその改変に耐える優れたものであるのはもちろんですが、脚本はじめドラマスタッフの、ものすごい勉強や努力の賜物だと思います。

余談ですが、原作では沖田総司がごく普通の悩める青年として、登場したりする面もあります。

名前:よしぼう (URL) 編集

原作の魅力

2011/06/05(Sun)11:54

こんにちは。
いろいろご意見ありがとうございます。

今日いよいよ第八話の放送なので、原作の魅力について少し語って、締めとします。

「仁」の原作は、一言で言えば、
幕末に活躍した南方仁という医師を主人公として、虚実入り混じった様々な人物が、これに絡む「等身大の人間ドラマ」に尽きると思います。

だから、ドラマの仁先生が絡むイベントはほぼ原作どおりなんですが、これに絡んでくる歴史上の人物は、ドラマよりずっと人間くさいのが特徴です。

例えば、原作では西郷隆盛は盲腸の手術の際、自分の睾丸があまりに大きいのに悩んでいたり(原作ではフィラリアによるものと仮説を立てています)、いつも聡明な助言者勝海舟先生は女癖の悪さにスポットが当たったりしています。まだドラマには登場しない沖田総司も「怪物」ではなく、隊の規律に悩みながら、普通の青春にあこがれる、ごく普通の青年と解釈されています。
この原作のテイストがドラマで、自分の言葉で語る魅力的な坂本龍馬像が生み出される一つの要因だったのではないか、などとも考えています。

「仁」のファンの中には、時々「完結編」の今クールよりも、前クールを懐かしむ意見もあるようです。
確かに歴史ドラマに特化させた今クールより、前クールの方が原作のテイストをより「正しく」伝える側面があるとは、いえるかもしれません。

名前:よしぼう (URL) 編集

Re: 原作の「仁」、ドラマの「仁」

2011/06/06(Mon)00:06

> ただ、ドラマの前クールで、魅力的な坂本龍馬像を内野聖陽氏が創り出しました。
> 昨年、大河ドラマで、坂本龍馬の業績をドラマとしてやっているので、龍馬について多くの人が知っています。
>
> そこで、ドラマスタッフは、脇役だった坂本龍馬を、副主人公格に引き上げ、龍馬の活躍する幕末の歴史のサブストーリーを、仁先生のドラマに積極的に絡めていく方法を取りました。
> その結果、ドラマの背景でしかなかった歴史がメインのストーリーに絡み、歴史ドラマとしても、優れた作品を生み出したのだと思います。

なるほどです。
奇遇ながら、やはり『龍馬伝』の影響もあったのですね。

前回、幕末史の中ではマイナーな部類に入るであろう「清風亭会談」をわざわざ取り上げたことについて、「これは龍馬伝を意識している」と書きましたが、やはりそうだっという確信が高まりました。
それでも、付け焼き刃とは思えない鮮やかな仕上がりになっているのは、スタッフの不眠不休の努力があったからなのでしょうね。

ただ(これはあくまでも僕の個人的異見ですが)、龍馬の思想が今ひとつボヤケている気はします。
幕末は言うなれば「思想の戦い」でもあるので、そこはもう少し検証して欲しかったな、と思いますね。

名前:TV-Rocker (URL編集

Re: 原作の魅力

2011/06/06(Mon)00:20

> 例えば、原作では西郷隆盛は盲腸の手術の際、自分の睾丸があまりに大きいのに悩んでいたり(原作ではフィラリアによるものと仮説を立てています)、いつも聡明な助言者勝海舟先生は女癖の悪さにスポットが当たったりしています。まだドラマには登場しない沖田総司も「怪物」ではなく、隊の規律に悩みながら、普通の青春にあこがれる、ごく普通の青年と解釈されています。
> この原作のテイストがドラマで、自分の言葉で語る魅力的な坂本龍馬像が生み出される一つの要因だったのではないか、などとも考えています。

原作もなかなか一筋縄ではいかない味があるようですね(笑)

僕が思うに、ここは対比の妙ではないかと。
原作では南方先生がスーパードクターとして描かれているとするならば、やはり脇役は普通の人間でなければならない。ヒーローはふたりもいらないわけですから。
一方、このドラマでは南方先生を普通の悩める医者として描く以上、副主人公格である龍馬以外の人間に妙にスポットライトが当たっても困る。バランスを考えているのではないかと思います。


> 「仁」のファンの中には、時々「完結編」の今クールよりも、前クールを懐かしむ意見もあるようです。
> 確かに歴史ドラマに特化させた今クールより、前クールの方が原作のテイストをより「正しく」伝える側面があるとは、いえるかもしれません。

それもよく分かります。
今回は、大河ドラマに南方先生を登場させたようなイメージのドラマですよね。
僕が記事の中で述べた「TBS大河ドラマ」のニュアンスに近いのだと思います。
僕はこちらの方が俄然面白く感じますが、特に原作ファンが、今作を見て「歴史の流れが分からないから、ツマラナイ」と感じるのももっともだと思います。
(幕末史の流れを知らなければ、龍馬の行動はチンプンカンプンだと思いますので…)



…実は、今日の『JIN』、録画し損ねました。
ネットで動画ゲットする予定ですが、感想記事が遅れるかも知れません。
申し訳ないですm(__)m

名前:TV-Rocker (URL編集

ええーーー!!??

2011/06/06(Mon)00:35

録画し損ねたんですかーー!!\(◎o◎)/!
メッチャ!良かったのに~~!!

今日ほどJINを見て肩が凝ってしまったことはありません!

って…心配要りませんよ。気長に待ちますから(^^)v

名前:エム (URL編集

Re: ええーーー!!??

2011/06/06(Mon)01:18

前にもありましたが、ジンゴロー全滅しました(涙)

幸いにも、ネットの知識はありますので、なんとか動画はゲットできると思います。
それでも、JINと血風録はショックでした…(自分の理想の形式で動画の保存ができなくなりますので)

シエは、不思議と、あまり残念に感じませんでした。
5分ダイジェストを見ましたが、内容の無さに言葉ができませんでした。
いつものおどけた記事を書くのもなんだか虚しくなり、今日はアップせずに寝ます。
皆さんを落胆させることになると思いますが、記事を書く気力が出てこないのです。

…いま、シエについては潮時かなとも思っています。
明日一日考えて、結論を出します。
エムさんの期待を裏切ることになるかも知れませんけど、非難しないで下さいね。

名前:TV-Rocker (URL編集

管理人のみ閲覧できます

2011/06/06(Mon)22:38

このコメントは管理人のみ閲覧できます

名前: () 編集

はじめまして。

2011/06/07(Tue)11:07

いつも楽しく読ませて頂いております。

第一期から見てる方は少ないのでしょうか。

「夜が明けたぜよ」

ですが、仁の第一期…コレラのお話(三話ぐらい?)で龍馬が叫んでます。

龍馬伝の前なので、このセリフは仁の方が先になりますね。

南方仁と会い、道を見つけるきっかけとなった時。
そしてたどり着いた今と…繋がりのあるセリフです。

名前:素人 (URL) 編集

Re: はじめまして。

2011/06/07(Tue)23:47

> 「夜が明けたぜよ」
> ですが、仁の第一期…コレラのお話(三話ぐらい?)で龍馬が叫んでます。
> 龍馬伝の前なので、このセリフは仁の方が先になりますね。


おお!
『JIN』が先でしたか!
さすがJIN、時代を先回りしていますね!


教えていただき、ありがとうございました。
僕も第1期は一度は見たのですが、なにぶん記憶力が乏しいため、ほとんど忘れているんです(涙)
もう一度見たいんですけどね。時間を作って。

名前:TV-Rocker (URL編集

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