< 2017年07月 |  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 | 2017年09月 >
ホーム  > スポンサー広告 > 江~姫たちの戦国~ 第9話「義父の涙」感想 > 江~姫たちの戦国~ > 江~姫たちの戦国~ 第9話「義父の涙」感想

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

江~姫たちの戦国~ 第9話「義父の涙」感想



父上は、約束なさいました!





   ↓





儂が行きたくないのじゃ(勝





   ↓





わしも戦はいやじゃ(信長)





   ↓





勝ちゃん、信ちゃん、我慢し


________________________________________________________

以上、田渕劇場でした。



今回は、ドラマの組み立てとしては、秀逸だと思います。
でも、なんだか泣けないんだよなぁ~。
その理由は、だいたい分かっているんです。


江、わがまますぎ。


自分の父が戦で死にたくないからと言って「戦はしないと言ったでしょ!」とダダをこねる江。
どうやら今年の大河ドラマは、単身赴任で海外に行く父に向かって「ずっと一にいてくれるって約束したじゃない!パパの嘘つき!」ってわがままを言う末っ子が主人公の物語のようです。

おそらく田渕さんは、今回のエピソードで「江は、あくまで自分の気持ちにまっすぐに生きた」ということを訴えたかったのだと思いますが、そんな風に受け取ってくれる人いるのですか?
そんな人がいるとすれば、よほどの世間知らずか、自分の言うことはなんでもかなうどこかのお坊ちゃんかお嬢様くらいでしょう。
少なくても社会の荒波に揉まれている人間からは、「勝手に言ってれば。。。」と言われるのがオチでしょ?


江の言葉に対しての反応も、みんな甘すぎ。
母は面と向かって叱ろうとしないし、父は「オレも本当は戦はしたくないんだ」みたいなことをぼそっと言うし、そもそも江の機嫌取りすぎ。長女だけは「お前は間違っている」と言ったので平手ビンタでも打ってくれるのかと思いきや「父は、必ず帰ってくる」と、論旨をすり替えているし。
みんな、江が主人公だから、遠慮しているのか??


田渕さん、わがまますぎ
(NHK『田渕久美子が語る江の世界』より)


やっぱり、平成の売れっ子脚本家・田渕久美子さんの肝いりの主人公だから、みんな遠慮しているのね。
なんといっても「アナタだけは、自分の思い通りに生きたらいいのよ」と脚本家から太鼓判押されていますからね。
つまり「江」は別格なんです。戦国時代に生きた人間すべてを犠牲にしてでも、江を立てたい。
そのコンセプトで、今年の大河ドラマは作られているんですよね、きっと。


田渕久美子、わがまますぎ。


脚本家のわがままさが、江に表現されている。
脚本家の歴史に対する無神経さが、江に表現されている。
脚本家の男性像・女性像に対する偏狭な考え方が、江に表現されている。

主役がダメなんです、このドラマ。
(上野樹里さんがダメという意味でなく、役回りの問題を言っているので、念のため)

________________________________________________________

ところで、最近、批判ばっかで書いている方もツマラナイ…


でも、このドラマ、いいところもたくさんあるのです。木でいうと「根幹」(根っこや幹)にあたる部分が腐っているので、果実も腐らせてしまうのですが、本来なら、立派な果実をつけるはずだったのです。

本来、美味しい果実になるはずの、いくつかのシーンをどうぞ。



誇り高く生きた長政


このシーンは、けっこう新鮮でしたね。
市に言わせた、今までの田渕ワールドの世界観に一石を投じるようなセリフ。
このシーンでのドラマとしての変化の妙を、田渕さんは狙っているのでしょう。
…ただ、残念なことには、このシーンを単なる盛り上がりの描写として使うのみで、こういった戦国の男女の悲哀をメインテーマに据える気はないのでしょう。
こういった、現代の価値観とは矛盾するテーマを据えることによって、むしろ戦国ドラマは現代人の心を本当に掴むと思うのですが、そこまでする勇気は原作者兼脚本家にはないようです。




さるかに合戦ですな


「さるかに合戦」の話は、なかなかウィットに富んだ冗談で、良かったです。
秀吉が「おとぎ話と違うのは、勝つのは猿じゃということじゃ」と言っていましたが、あの物語って、猿にやられたカニの子供が、最後は猿をこらしめて仇討ちをするのですよね?
カニの子供を三姉妹(特に江)と重ねると、今後の展開を暗示しているようで、深いですね。





さて、次回。
僕も「ウィットに富んだ冗談を」ということで、こんなの用意してみました。


秀吉の「にらめっこ」


2話以降、唯一の戦場描写であった「山崎の戦い」は、川を挟んでの対陣の様子が映像化されただけで、次の瞬間には光秀軍は総崩れになっていましたからね。
きっと、秀吉と光秀、お互いの大将が、川を挟んだ戦場でにらめっこして決着付けたんですよ。きっとそうに違いない。
秀吉の顔の可笑しさは、このドラマでも有名ですから。


ですが、信長家臣団の中で、もうひとり、にらめっこでは絶対的な強さをもつ者がいるのをお忘れか?
筆頭家老・柴田勝家。
あの顔は、秀吉に劣らぬ「にらめっこ」の達人とみた。

次回、両雄、いよいよ激突!!



…てか、「賤ヶ岳の戦い」の戦のシーン、ちゃんと描写してくれるの?
いつものようにナレーションだけで終わるなら、いっそのこと、にらめっこで決着つけてよ。
そのほうがスッキリするからさ。


________________________________________________________
予告編
iPod:5101 iPhone:5102
本編
iPod:5093 iPhone:5094

※藍六花の前に付けるアドレスが変わりますので、利用者はご注意下さい。
 「http://tv-rocker.ddo.jp/」→「http://tv-rocker.main.jp/」となります。


過去の記事一覧へ>>



ワンクリックの応援お願いします

関連記事

こんばんは

2011/03/08(Tue)03:50

本編のドラマで疲労し(そんなに現代の価値観が大事か、なら戦国でやる必要ないのでは?勝家と市達が絆深めたなんて、本当にどうでもいい。歴史的に見てどうでもいい。)、此方のブログ様のコラージュの素晴らしさと感想に癒されます。


此方でもう癒されるために、本編観てるんじゃぁとすら思えます。


龍馬伝(出身地だけどアンチ龍馬)だけでも「ないわぁ」だったのに
江は本当にキツいです。きっと此方が取り上げなくなったら、絶対脱落します。


批判するところは、キッチリ批判して
それでも、きちんと感想と素晴らしきコラージュ作られる此方のブログ様は、本当に素敵だと思います。



キャストが豪華なだけに、何か本当に勿体ない作品だと思いました。



仰るように、掘り下げなきゃいけないところを、全く掘り下げず、どうでもいいところをクローズアップするドラマだなぁと



結局、今回も「私達がゴーサイン出したから旦那は戦に行く。本当は嫌だけど、旦那のために我慢する私達(ハート)」と、橋田壽賀子とは違う意味で、歴史を動かしたのは女達と印象付けたいのが見え見えで、何ともうしてよいやらと


そんなに女が歴史を動かしたにしたいなら、チ

名前:YU-KI (URL) 編集

続きです。

2011/03/08(Tue)03:58

そんなに女が歴史を動かしたにしたいなら、チンギス・ハーンあたりを書けば良いのにと感じました。(モンゴルという民族上の特徴もあり、チンギスは本当に妻達のご意見を良く聞いたそうです。)



私も、賎ヶ岳の戦いもナレーションで終了しそうな気がします。此方のブログ様の仰るように、にらめっこで勝負した方が本当に一層清々しい気すらしてきました。
戦国なのに、合戦マルッと無視とか。


大河ドラマで歴史に興味を抱き
学ぶキッカケになった私としては…複雑な思いで観てます。



とりあえず、確かな事は
今回も此方が面白かったから良いやみたいな。コラムも勉強になりますし。


本編より、視聴者様の感想が面白いドラマってどうなんだろう。



名前:YU-KI (URL) 編集

Re: こんばんは

2011/03/09(Wed)14:22

こんなので役に立つなら、これからも癒して差し上げます(笑)


> 此方でもう癒されるために、本編観てるんじゃぁとすら思えます。

僕も、最近は本編は全く期待していなくって、ブログで感想を書くためだけに見ているような気になってしまいました。。。


> 江は本当にキツいです。きっと此方が取り上げなくなったら、絶対脱落します。
> 批判するところは、キッチリ批判して
> それでも、きちんと感想と素晴らしきコラージュ作られる此方のブログ様は、本当に素敵だと思います。
> キャストが豪華なだけに、何か本当に勿体ない作品だと思いました。

僕も、このブログを運営していなかったら、間違いなく脱落します。
家康役の北大路さんとか、いい味だしてるな~と思いますが(この人だけが、ギャグ路線に走っていない)、その家康ですら「分からん」という禁断の言葉を言わせてみたり(他の人とは多少意味合いが違う言い方でしたけどね)、世の中の人みんな分からんのですよ、このドラマでは(笑)


> 仰るように、掘り下げなきゃいけないところを、全く掘り下げず、どうでもいいところをクローズアップするドラマだなぁと

つまり、何が大事か「分からん」のでしょう、作っている人も。
だから、見ている人は余計に「分からん」
ドラマ内の役者も、製作者も、視聴者も、「分からん」の三重奏になっています。悲しいことに。

名前:TV-Rocker (URL編集

Re: 続きです。

2011/03/09(Wed)14:28

> そんなに女が歴史を動かしたにしたいなら、チンギス・ハーンあたりを書けば良いのにと感じました。(モンゴルという民族上の特徴もあり、チンギスは本当に妻達のご意見を良く聞いたそうです。)

なるほど。そうなんですね。
あのチンギス=ハンが妻の意見をよく聞いていたとは、新鮮でした。
きっと、妻も賢かったのでしょうね。
市も三姉妹も、本当はもっと聡明な人だったのだと思います。
ドラマでは夫を振り回し挙げ句の果てに決断を鈍らせる「悪女たちの戦国」になっています(笑)


> 本編より、視聴者様の感想が面白いドラマってどうなんだろう。

ホント、どうなんでしょう。
僕も、本編より、他の方のブログを読んでいる方が楽しい(笑)

名前:TV-Rocker (URL編集

仰る通りです。

2011/03/10(Thu)06:09

お返事ありがとうございます。不安定な季節ですが、どうかご自愛くださいませ。

龍馬伝の香川さんといい
今回の北大路さんといい
ドラマ全体非難轟々だとしても、絶対非難されないキャスト(むしろ絶賛される。本人様の実力があるからでしょうが)をチョイスするのは流石NHKと思いますが、その体裁を気にする部分を、何故ドラマ全般に活かせないのかと、やれる要素があるだけに苛立ちが募るこの頃です。訳が解りませぬ。


『悪女たちの戦国』!ツボりました。
いっそ来週から、そう改変したらいいのにと。


市や三姉妹(特に初)は、聡明かつ忍耐強くなければ生きていけなかったであろうからこそ、ドラマのキャストの軽さが際立ち辟易はするのかもしれませんね。

女目線で書いてもいい、何これ恋愛シュミレーション? 的に書いてもいい。
ただ、書くなら、市と長政の話を、あれだけクローズアップするなら、ドラマの尺の長さも関係あるかもしれませんが、簡単にほだされる様な書き方すなと言いたいです。


しかも相手は律儀・愚痴なあの鬼柴田ですよ。昔から市に想いを寄せていたんなら、それはそれでいい。


昔から見守ってきたから、市の人となりが解り、だからこそ敢え

名前:YU-KI (URL) 編集

続きです。

2011/03/10(Thu)06:42

昔から見守ってきたから、市の人となりが解り、だからこそ敢えて想いを口にはせず、恋愛とかそういう視点ではなくて、市の長政への棄てられない想いや、しかし家や情勢から嫁がなければならないやるせなさとか市の悔しさ、全てを呑み込み見守る様な深い愛や懐の深さを書いたら、非常に美味しいぞ、このカップリングと思いました。


市も信長に「男であれば、良き武将になった」と言わしめたほど、本来聡明ですから、柴田の気遣いは言葉にして伝わらせなくとも解ると思うんですよ。


市が勝家と共に殉じるまで、戦国は旦那が死んだから、妻も自刃する習慣はありませんでした。つまり死ぬ必要はなかったのに、敢えて幼い娘を遺して死んだわけは、多分、色々疲れていたのもあるのでしょうが、かつて家臣だった猿に、誇り高い生家を牛耳られる様を見たくなかったから…かもしれないなぁと。


田渕女史(笑)は、答えが出ないまま市の自刃を描いたらしいですが


恋愛視点で書くなら、私なら
慈しみ深く、他の男を想おうとも
責めもせず、見守り、娘たちを受け入れ、それごと全て抱き上げてくれた男だからこそ殉じるという書き方をした方が、色々ブーイングはきそうですが、スッキリするかなぁと個人的に考えてます。



『心は長政様に捧げました。されど…命は捧げまする。それが妻らしいことを何一つして差し上げなかった、市の詫びにございます。勝家様』(ここで初めて勝家様という)



かつて家臣だった猿に、誇り高い生家を牛耳られる様を見たくなかった、色々疲れていたのもあり、市には、死しか最上の選択として選べなかったが、せめて遺した娘達には、生きてこそが最上の選択と選んで欲しいという、非常に身勝手な願いではありますが、市の母として、女としての願いだったのではないかと。


長文失礼しました。


モンゴルの件は、遊牧民族ということで、男達は遊牧や戦のため外へ、女達は留守を預かり家内を、任された財産を管理する役割分担がハッキリしていたため、家内の事は妻の意見を聞かなければ、立ち行かなかったそうです。また、結婚で領地拡大や同盟を結んだため、非常に妻を大事にしたそうです。(じゃないと、いざというとき時に妻の部族から協力してもらえず、戦になるから)


名前:YU-KI (URL) 編集

Re: 仰る通りです。

2011/03/11(Fri)14:23

> 市や三姉妹(特に初)は、聡明かつ忍耐強くなければ生きていけなかったであろうからこそ、ドラマのキャストの軽さが際立ち辟易はするのかもしれませんね。

そうなんですよ。
僕はこのドラマには「歴史に翻弄される女性の悲哀さと、それでもけなげに生きてゆく彼女たちの強さ」を描いてくれることを期待(というか、その路線以外の描き方は考えられなかったので…)していて、初回はまあまあ良かったのですが、それからの変貌ぶりに正直、非常に困惑しています。



> 女目線で書いてもいい、何これ恋愛シュミレーション? 的に書いてもいい。
> ただ、書くなら、市と長政の話を、あれだけクローズアップするなら、ドラマの尺の長さも関係あるかもしれませんが、簡単にほだされる様な書き方すなと言いたいです。

恋愛の価値観も、イマドキを狙っているのか。。。
軽すぎます。「できちゃった婚」のノリでしょうか?
この2人が、北ノ庄城で最期を共にする絆を、どう表現するつもりなんでしょうね。

名前:TV-Rocker (URL編集

Re: 続きです。

2011/03/11(Fri)14:42

> 昔から見守ってきたから、市の人となりが解り、だからこそ敢えて想いを口にはせず、恋愛とかそういう視点ではなくて、市の長政への棄てられない想いや、しかし家や情勢から嫁がなければならないやるせなさとか市の悔しさ、全てを呑み込み見守る様な深い愛や懐の深さを書いたら、非常に美味しいぞ、このカップリングと思いました。
> 市も信長に「男であれば、良き武将になった」と言わしめたほど、本来聡明ですから、柴田の気遣いは言葉にして伝わらせなくとも解ると思うんですよ。

そういう展開なら、今回と次回の話は美しい話になっていたでしょうね。
この作品は、前後の脈絡を抜きにして「単発のシーンに情緒的に音楽を乗っけたら見る人は泣くだろう」みたいな、明らかに視聴者を愚弄したところがあるので、そういうとろはダイキライです。


> 『心は長政様に捧げました。されど…命は捧げまする。それが妻らしいことを何一つして差し上げなかった、市の詫びにございます。勝家様』(ここで初めて勝家様という)
> かつて家臣だった猿に、誇り高い生家を牛耳られる様を見たくなかった、色々疲れていたのもあり、市には、死しか最上の選択として選べなかったが、せめて遺した娘達には、生きてこそが最上の選択と選んで欲しいという、非常に身勝手な願いではありますが、市の母として、女としての願いだったのではないかと。

そういった、明確な答えを出して欲しいんですよね。
音楽に紛らわせて、適当な会話でうやむやにしてほしくないですね。
よもやこの期に及んで「分からん…」なんて言わせることはないと思いますが…


> モンゴルの件は、遊牧民族ということで、男達は遊牧や戦のため外へ、女達は留守を預かり家内を、任された財産を管理する役割分担がハッキリしていたため、家内の事は妻の意見を聞かなければ、立ち行かなかったそうです。また、結婚で領地拡大や同盟を結んだため、非常に妻を大事にしたそうです。(じゃないと、いざというとき時に妻の部族から協力してもらえず、戦になるから)

お~なるほど。
スッキリしました。


このブログを見て下さっている他の読者も、見て参考にしてもらっていると思いますので、これからもよろしくお願いします!

名前:TV-Rocker (URL編集

コメントの投稿

コメントの投稿
装飾
非公開コメント


トラックバック

トラックバックURL


▲page top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。