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「坂の上の雲」 第8話「日露開戦」感想


子規のいない坂雲。
どうなるのかと思っていましたが…

律が、ささやかながら、兄さんの跡を引き継いでくれた気がします。
できれば、律にはこのままずっとドラマに出続けてほしいなぁ。
そして、このドラマの最期をきっちりと見届けてほしい。
そんな展開も少し予想される今回でしたね。



今回は、日露戦争開戦に到るまでの日露の政治的駆け引きがメインの回でした。
なかなか見ごたえがありました。

そういった中でも、しっかりと人間ドラマを見せるところがこのドラマのいいところ。
ドラマ制作陣が伝えたいメッセージも、その中に含まれているのだと思います。



山本権兵衛と日高壮之丞


このシーン、僕は先に原作で読んだのですが、非常に好きなシーンでした。
それだけに、ドラマで採用されて嬉しかったです。

山本権兵衛と日高壮之丞。同じ薩摩出身。
彼らの略歴を少し述べます。
戊辰戦争ではお互い16才と20才という若き兵士として東北などを転戦しています。
彼らが凱旋後、東京に戻ってみると、藩兵は解散し、失業してしまいます。
今日食っていくのにも事欠くありさま。
明治政府側の薩摩藩士でさえそのような状況だったことを考えれば、明治維新直後の混乱ぶりがよく分かると思います。
彼らは窮して、いっそふたりで相撲取りになろうと考え、陣幕という関取に弟子入りを頼みこみます。
しかし、陣幕はこう言い、断ります。
「相撲で伸びてゆくためには、日常ゆっくり頭のまわる者がいい。しかし、あなたたちを見ていると、四方八方頭が回りすぎる。それでは力士としては伸びないから、他の道を考えなさい」

しかたなく相撲入りをあきらめ、当時できたばかりの築地の海軍兵学校に入って、身を立てていったのです。


戊辰戦争から生死苦楽を共にした仲間。
山本権兵衛にとってのこの決断は、断腸の思いがあったに違いありません。
後日彼は「あの時の日高の表情だけは生涯忘れない」と語っていたそうです。

山本の決断も立派なら、それを受け入れた日高も立派だと思います。
「そげな理由なら、怒る筋合いは何もなか。おいが悪かった」
と自らの欠点を率直に認めるのです。

ふたりに共通するもの。
それは、

愛国心


自分個人の名誉より、国の為を想う。
彼らふたりに象徴されるように、当時の指導者、当時の国民のほとんどすべてがこの「愛国心」を持っていたからこそ、この当時の日本が輝いて見えるのだと思います。

個人主義、個人の利益が横行する社会。
政治家も自分のことしか考えておらず、人々も自分のことしか考えていない。
現代の日本は、愛国心と偏狭ナショナリズムを同一化して一様に「悪」と決めつけてしまっている風潮があるようにも感じますが、わたしたちひとりひとりが「国家の誇り」を持たないとだめなんじゃないか?
政治家は保身でなく国家の誇りを胸に抱いて行動してもらいたいし、企業のトップには企業の利益だけでなく日本企業としての誇りをもって行動してもらいたいし、私達一人ひとりも、いろんな場面で「個人としての自分」と「日本人のひとりとしての自分」という両方の自覚をもって行動しなければならないですよね。

そうしないとこの国、本当にバラバラになりますよ。。。




好古とコサック騎兵の交流


あとは、このシーンなんかも良かったですね。
もちろん、原作には腕相撲のシーンなんかはありませんし、その後肩車をされたというシーンもありません。そういったあからさまな創作は作らない主義で小説は貫かれていますので。
ただ、好古がコサック騎兵団と楽しく語り合った、という言葉はありまして、このように締めくくられています。

「ロシアにもまだ騎士道は残っていたし、好古にも武士道が残っている。日露ともに戦場での勇敢さを美とみる美的信仰をもっていたし、自分が美であるとともに、敵もまた美であってほしいと望む心を、論理的習慣としてつねにもっている。そういう習慣の、この当時は最後の時代であった」
  (『坂の上の雲』第3巻より)



のちに奉天会戦で相まみえる相手同士だと思うと、感慨深いものがありますね。




真之と季子


最後に、真之、季子、律。
彼ら彼女らのことを言わないわけにはいかないでしょう。
まず真之。

なんかかわいいリラックマ28「どかーん」
前回の教官の時のシリアス顔とは大違いでした。
季子は季子で箱入り娘丸出しだし、律は真之をいつものくせで「淳さん」と呼んで「ご主人が…」と訂正したり、真之に似てかわいかったり…

このスリーショットは、今回唯一ほのぼのとするシーンでしたね。

最初にも書きましたけど、律っちゃんには最終話まで登場してもらいたいですリラックマ3「うん。」




(主な参考資料)
坂の上の雲〈3〉 (文春文庫)



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2010/12/23(Thu)13:25

このコメントは管理人のみ閲覧できます

名前: () 編集

Re:

2010/12/26(Sun)02:09

こんにちは!
律さんについて、共感してもらい嬉しかったです。
シッカリ者でおっちょこちょい、強くて弱い、その人間味あふれる律さんを菅野美穂さんは本当に素晴らしい演技で演じて下さっていると思います。来年も出続けてもらいたいですね。

あと「土佐勤王トーク」さっき見終わりましたけど、なかなか面白かったですよ!
大森南朋さんがでてくるのはもちろん、土佐勤王党のメンバーを演じられた方や、なんと演出家の大友さん!も途中から登場してくれました。NHK高知制作のトーク番組です。
勤王党のメンバーがよく飲みに行って、その乾杯の音頭が「尊皇♪攘夷♪」だったとか、高知の人とのトークの中で大森さんが武市半平太という人間をどう感じたか、とか、普段はゼッタイに聞けないような内容でした。
地方局ならではの番組ですね。
藍六花作ったので、よかったらどうぞ。
iPod:5100
iPhone:5101
(いちおう高知と51かけてます…汗)

名前:TV-Rocker (URL編集

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2010/12/28(Tue)14:47

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名前: () 編集

Re:

2010/12/29(Wed)02:26

もう見ました?
意外に(?)良かったですよ~

大森さんの声がドラマより低くって、普段こんな声なんだと新しい発見があったり、楽しかったです。
明日はいよいよ総集編ですね!
仕事から帰ってから、気合入れてみます!
(でも、記事書くところまで体力もつか今から少し心配しています)

名前:TV-Rocker (URL編集

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