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龍馬伝・名場面集 第31話「土佐の二雄」


同じく土佐勤王党にかつて所属し、同じく脱藩し土佐を飛び出し、同じく、日本の改革を訴えた。
ふたりの辿ってきた道のりは、非常に近いものがあります。

坂本龍馬と中岡慎太郎

坂本龍馬と中岡慎太郎

ドラマ内でも薩長同盟をリードするふたり。
史実では、最初に薩長を結びつける運動を起こしたのは中岡慎太郎で、坂本龍馬がそこに加わっています。
どちらが立役者か、という議論はあまり意味がないように僕は思います。


2人がいなければ、幕末史の大転換である「薩長同盟」はなかったのです。

(薩長同盟については、史実としての薩長同盟その2その3を参照)


その後も、同時期に土佐藩から脱藩の罪を許される。
龍馬らとともに、薩土盟約を締結させる。
坂本龍馬が海援隊のリーダーになれば、中岡慎太郎は陸援隊のリーダーになる。

そして…龍馬とともに、近江屋で暗殺される。



死の瞬間まで同じとは、何という時の巡り合わせでしょうか?
彼ら2人には、運命的なものを感じますね。


________________________________________________________

しかし、同じく日本の改革を訴えた2人ですが、そこに違いもあったのです。

坂本龍馬が目指したのは、

徳川と諸藩による共和政治

幕府が独占的に政治を支配するのでなく、徳川も含めた諸藩の代表者の合議をもって国の指針とする政治形態です。徳川と諸藩の合議制、または連立政権と言ってもいいと思います。幕府が政権を返上し、諸藩と同格になってくれさえすれば、徳川はむしろ存続して政治の一翼を担うべきだと考えたのです。
龍馬のこの考え方の背景には、勝海舟の影響がかなり強く入っていると考えられます。
※ちなみに「龍馬伝」での言動を見る限り、龍馬はいかにも倒幕派の中心人物のような描かれ方をされていますが、むしろ勝の政治理念(=上述の考え方)を実行しようとしたとみるべきで、それが大政奉還にもつながってゆきます。この部分は、第4部で修正されるのでしょうか?


一方、中岡慎太郎はあくまで

倒幕・新政府樹立

徳川幕府を政治から排除し、薩長など雄藩による新しい政府を樹立する。もし徳川があくまで政治に関わろうとするのなら、武力で幕府を倒す(=討幕)しか道はない。
薩摩同盟以降の薩長、特に西郷を中心とする薩摩藩の考え方に近い。


実は、近江屋で彼らが簡単に暗殺されてしまった背景には、2人とも、刀を少し離れたところに置いていたことがあるのです。これは、考え方が対立する2人が議論を交わすうち、喧嘩になって刀を抜く危険性がある。それを避けるために前もって離れたところに置いておいたのではないか、という説もあります。
半藤一利著「幕末史」より)

※この対立を根拠にして、中岡慎太郎が龍馬暗殺の主犯であったという番組もありましたが、さすがにこれは飛躍しすぎていて信憑性に欠ける気がします。


________________________________________________________

「龍馬伝」に戻ります。
こういった、盟友・中岡慎太郎の意見のズレなどを第4部で描いてくれると、龍馬暗殺のミステリーにかなり深みが増してくるのではないでしょうか?
たとえば、こんなシーン。

中岡慎太郎の怒り


でも、「土佐勤王党が…」とか言ってるくせに第2部では画面の隅っこにも現れなかったし、31話でやっと登場したと思ったら、その後は音信不通で、龍馬のパートナー役はお龍に持って行かれるし・・・
イマイチ存在感ないんだよね、慎ちゃんリラックマ29「…汗」



※動画では、かわいそうなくらい出番のない中岡慎太郎にスポットを当てています。

 ↓

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2010/09/21(Tue)13:17

リンクさせていただきありがとうございました!

今回の記事もとっても勉強になりました!龍馬と中岡慎太郎の考え方の相違など今までまったくしりませんでした・・・汗

それにしても中岡慎太郎・・・出番少ないですよね(ちょっとかわいそう・・・)
暗殺のとき刀をわざと遠くにおいていたという史実・・・重みあります!大河ドラマ「新撰組!」のときの龍馬が刀が取れなくて困っていた場面がちょっと思いだしました。

名前:Miwakitz (URL編集

Re:

2010/09/22(Wed)00:33

コメントありがとうございます。

コメントを見て、改めて「新選組!」の龍馬暗殺のシーンを見ました。
「龍馬は刀を少し離れた床の間に、中岡は長い刀をふすまの後ろ側に置いていたため、斬り込まれたとき、中岡は小刀で応戦したと考えられる」という史実を忠実に描いていますね。
「新選組!」は、当時はさまざまは小ネタから「大河ドラマにあるまじき!」と批判もあったそうですが、大切なところはびっくりするくらい史実を忠実に描いています。そこはやはり、三谷幸喜さんの力量であろうと僕は密かに敬意を払っています。
このあたりは、「龍馬伝」にも見習って欲しいところですね。

幕末の思想は、単純に「攘夷か、開国か」「佐幕(=幕府支持)か、倒幕か」という単純な構図では割り切れない難解さがあるのですが、そこがこの時代のおもしろさ、醍醐味でもあると思うので、できるだけ分かりやすく、これからも記事にしてゆきたいと思います。

名前:TV-Rocker (URL編集

ちょっと横道にそれますが・・・

2010/09/22(Wed)09:55

いつも楽しく拝見しています。
最近はコメント出来なくてすみません。

今回は、少し気になる点があったのでコメントしました。

ただ、あくまで気になっただけなので、参考にして頂ければと思います。

記事では、中岡慎太郎と龍馬が近江屋で刀を離れて置いたのは、
両者が刀を抜く恐れがあるからだ、という表現がありましたが、少し違和感を覚えます。

勿論、説を提唱する人は、それなりの根拠を持つ知識者ですし、私なんか足元にも及びませんが、
いくつか史書を読んでみると、その説ではおかしいな、という感じも取れるのです。

元々、近江屋での二人の会談は、ある事件がきっかけです。

それは。

志士である宮川助五郎が、慶応2年9月13日夜に、五条橋畔に立てられた幕府の制札を取り外し、
新撰組と死闘の末、捕縛されたことに由来します。

大政奉還されたことで、京都守護職並びに、新撰組は彼を土佐藩に引き渡すことにしたのですが、
志士とはいえ、土佐藩にしてみれば幕府といざこざを起こすのは、大政奉還の立案者としても、
また、頭が良すぎる藩主の体裁もあってか、考えるだけでも立場が悪い。

そこで、彼を陸援隊に預けることにしたのですね。
京都で捕縛されているし、白川の陸援隊なら土佐藩とも関係しているから。

でも、直接的には脱藩浪士の集まりだから、土佐藩としては、
引き取ることで発生する諸藩に対するリスクは排除され、
扶養しなくて済む分、コストも削減出来て、同時に好都合。

ならば、と中岡に彼の引き取りを依頼した訳です。

中岡慎太郎は、陸援隊の隊長ですが、その隊の運営では龍馬の海援隊に習っている所がある。

経営面でいえば、海・陸援隊は提携しています。

そこで、近江屋にいる龍馬に善後策を相談する為に伺った訳です。

龍馬も、普段ならば土蔵で会うはずが、中岡ならば居間で会わなければ失礼と、
わざわざ居間に行った訳です。

当初は、岡本健三郎と、菊屋の峰吉と4人で世間話をしており、
夜も遅く過ぎたので岡本は帰り、峰吉は龍馬の頼みで軍鶏を買いに行き、
そこで初めて慎太郎は龍馬に相談を始めた訳です。

その後、悲劇は起こる訳ですが、この背景を考えると、
彼らが刀を離れに置くのも自然だと思いませんか?

仲間とわいわい世間話で盛り上がる中で、刀は手元から離すと思います。

第一、中岡は別ですが龍馬自身は平素刀を嫌っていた訳で、寺田屋事件の時も
刀を使えば怪我をしなかったのに、拳銃のみで応戦という当時では無謀すぎる行為をした為に、
大怪我を負うという経緯があります。

なので、刀はそこら辺に置いとく、みたいな事は常なのかなと。

第一、自分と相反する相手ならば時勢を考え会わなかっただろうし、
仮に風邪を引いていた上で、わざわざ土蔵から出て、居間で会うならば、
それだけで相手の立場が龍馬にとって大切な存在だと思います。

あくまで、背景論からの考えなので強くは言えませんが、そうであって欲しいと願ってます。

龍馬も慎太郎も好きなので…。

ちなみに、このソースは以下の著書からです。

龍馬研究の第一人者と言われる、平尾道雄氏の著書です。

タイトル:龍馬のすべて
出版社:高知新聞社
価格:¥2095

出所:P362~第4章;一 凶刃

よければ是非御一読を。

巷では、ムーブメントに便乗した本や、
何かに付けてフリーメイソンと暗号を混ぜた解釈本があり、
本当の歴史を学びたい者としては辟易しますが、
この著者は中立的で、きちんと研究されているので、読んでいて、勉強になります。

司馬遼太郎氏も、竜馬がいくを執筆する上で、かなり平尾氏の研究面を取り入れています。

宣伝ではありませんが、龍馬伝を楽しく見るのにはお勧めです。

長々書きましたが、すみません。

これからも面白い解釈の記事を書いて下さいね。

名前:snowman (URL) 編集

管理人のみ閲覧できます

2010/09/22(Wed)11:56

このコメントは管理人のみ閲覧できます

名前: () 編集

Re: ちょっと横道にそれますが・・・

2010/09/23(Thu)11:08

お久しぶりですっ!!
…と言っても、いつも見て下さっていたのですね。
ありがとうございます!!

コメントの記事、仰る通りだと思います。

そもそも今回の記事を書こうと思ったのは、「坂本龍馬と中岡慎太郎は、無二の親友であった」という事実を知った人が「ということは、龍馬と中岡は、考え方が全く同じだったんだろうな」と勘違いする人が多いのではないかと思い、その関係を正しく知ってもらいたいと思ったことがキッカケです。

坂本龍馬にとって中岡慎太郎は、いまさら言うまでもなく「盟友」と呼ぶにふさわしい相手です。

同じく、国の行く末を憂い、土佐勤王党に入った。
脱藩後、龍馬は、勝海舟の影響を非常に強く受け、記事の中の共和政治の考え方を持つようになる。
中岡慎太郎は、長州藩のメンバーらの影響を強く受け、倒幕の想いを持つようになる。

実は、2人の考えは、途中まで同じ経過をたどるんですよね。

今のままでは日本は清国の二の舞、欧米に乗っ取られる。
それを防ぐためには、幕府一極支配の今の政治体制を変えねばならない。
そのためには、幕府の力を相対的に弱くする必要がある。
そのためには、幕府に対抗できる勢力を作る必要がある。
そのためには、諸藩の中でも雄藩である「薩摩」と「長州」が手を結ぶ必要がある。
その力をもって、幕府を弱体化させる必要がある。

…ここまでは、意見を同じくしていたのですね。

この後、徳川260年の統治の財産を新政府にも活用させるため、徳川も政治に参加させるべきだと考える龍馬と、いや、徳川が政治に参加すれば、そののち彼らをかつぎ出す勢力が現れてクーデターが起こるだろう・それを防いで日本を根本から代えるためには、徳川は政治から一掃させるべき、そのためには徳川幕府を武力でもって滅ぼすべきだ、と意見が分かれるのです。

お互い腹を割って話し合える間柄だからこそ、お互いの主張もよく分かる。
何とか自分の主張を理解してもらいたい、そして、真の仲間になったもらいたいと、お互い願っている。
その2人が、近江屋で会ったときに、
「俺達は意見の違いもあるから、いろいろ話をするうちに、そういった話になることもあるだろう。その時に、間違ってもアタマに血がのぼってお互いを傷つけることがないように、刀は離しておこうや」
そういった意見が交わされたとしても不思議はないのかな、と思うのです。

残念ながら、2人が殺されたことで、その時の彼らの想いは完全に歴史の闇に封印されてしまいましたが…


PS
「龍馬のすべて」amazonで注文させてもらいました。
中立的な…というところに、何より惹かれました。
本屋には確かにいろんな本が並んでいますが、一時的なブームに乗った本はマユツバものですよね。
あと4~5日あれば届くと思うので、頑張って読破します!

名前:TV-Rocker (URL編集

ありがとうございます!

2010/09/23(Thu)13:01

わざわざAMAZONで注文して頂くなんて…

ありがとうございます!

この本は、教科書では見られない写真も
使用しており、面白いです。

ただ、生半可な気持ちでは、
最初の段階でギブするかと。

研究面が先行しており、
内容がひどく細かい。

でも、その基礎を踏まえれば、
後半面白くなります。

TV?ROCKERさんは、大丈夫ですよ!

もし読んで知識が深まったら、
感想を教えてください。

この本で、第4部の解説は完璧に
出来ると思います!笑

名前:snowman (URL) 編集

Re: ありがとうございます!

2010/09/24(Fri)00:43

え…!?
ギブしそう・・・
いや、頑張ります!

特に、史実を記事にするときはその信頼性が大切ですから、できるだけ書籍を頼ろうとしているですが、実際、書籍で分からないことははWikipekiaはじめインターネットに頼ることもあります。
ただ、インターネットはやはり信頼性が少し落ちますので、きっちりした資料が手元にあれば心強いですよね。

おそらく第4部も、史実とフィクション混合で展開されると思うので、キッチリと解説してゆきたいと思います。

名前:TV-Rocker (URL編集

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