fc2ブログ
< 2011年11月 |  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 | 2012年01月 >
ホーム  > アーカイブ > 2011年12月

Archive list

2011/12Archive list

「坂の上の雲」 第13話「日本海海戦」感想


目標は、敵の旗艦・スワロフであった。





日本海海戦



はじめの砲撃戦。
ものすごい迫力です。

敵の位置を測り、それを各砲台まで伝え、それをもとに射撃を行う。
日頃の訓練通り、正確にそれを行う日本の水兵たち。
この描写が、妙に緊張感があるんですよね。

カメラアングルが素晴らしく、まるで自分が旗艦・三笠に搭乗しているような錯覚に陥ります。
パノラマでの戦艦同士の砲撃戦も、迫力充分です。
すごい!!



また印象的だったのが、不動の東郷。
この作戦は、ドラマ中でもあったように、旋回運動時に最大の弱点をさらす。
当時の艦砲、特に目標が地上でなく動きまわる艦隊であった場合、直撃させることができるかどうかは、熟練度はもちろん、それと同じくらい当てずっぽうの要素も強かった。
この一大決戦を前に、運に賭けてみた東郷の決断力は見事です。

…もっとも、旋回中に運悪く三笠が直撃を喰らっていた場合、日本海海戦は一方的な敗北に終わり、東郷はその汚名を後世に残すことになったのでしょうが。
歴史とは不思議なものです。。。



…そして、秋山真之。
ナレーションのみではありましたが、この作戦の立案者が彼であることを伝えてくれてよかったです。
そして、彼と東郷のやり取りは、このドラマの見どころのひとつでしょう。


長官!武士の情けであります!


彼の熱い、激情的な性格。
作戦家としての冷静な一面より、素の彼が現れてしまうんでしょうね、こんな時は。
対する東郷の、どこまでも徹頭徹尾、冷酷ともいえる冷静さ。
この対比は、非常に良かったです。



そして…子規。
日本海海戦の最中に、画面が切り替わるんですよね。
談笑しつつも、どこか静寂な暮らし。
子規を懐かしむ人々。

情報が発達していなかった当時は、こうやって、待つしかなかったのですね。
海戦と平和な日常。
なんだかどちらかが空想であるかのような、そんな不思議な感覚に襲われました。






―戦争の終結。
すべての戦争がそうであるかのように、物哀しい終わり方でしたね。
エンディングも、このドラマらしいというか、飾り立てることもなく、ひっそりとした終わり方です。

エンディングの Stand Alone を聞きながら、この最後の文章を書いています。
見ているときはそうでもなかったのですが、見終わったあとになぜか涙が出てくるんのです。。。

改めて、素晴らしいドラマをありがとうございました。


________________________________________________________
おまけ

神明はただ平素の鍛錬に力め
戦はずしてすでに勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、
一勝に満足して治平に安んずる者よりただちにこれをうばふ。


Heaven gives the crown of victory to those only who by habitual preparation win without fighting, and at the same time forthwith deprives of that crown those who, content with one success, give themselves up to the ease of peace.

(引用元:http://www.z-flag.jp/maxim/tighten.html



皆様、今年は大変お世話になりました。
『続・龍馬伝』の執筆開始から始まったこのブログも、ほとんど進歩のないまま?とうとう大晦日を迎えることとなってしまいました(笑)
来年は、自分自身の目標もあることですし、この言葉のように、一時の成功に油断せず、平素の努力に努めてゆきたいと思います。
来年も本ブログをよろしくお願いします。
良いお年をお迎えください。

Thank you very much for viewing my blog this year.
Starting with writing the article of "The Continuation of Ryoma-den," this blog finally came to the end of this year, without few progress^^
Next year, i have a purpose, so i'll try to keep on making habitual preparations, as these words above.
Please treat this blog well next year, too.
I hope you will have a good year-end, and also happy new year!



ブログ記事一覧へ>>



ワンクリックの応援お願いします

スポンサーサイト




▲page top