< 2011年08月 |  123456789101112131415161718192021222324252627282930 | 2011年10月 >
ホーム  > アーカイブ > 2011年09月

Archive list

2011/09Archive list

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

テンペスト 第10話「永遠の太陽」感想


テンペストもやっとのことで最終回です。
なんだかこの10回がすごく長く感じたのは、僕だけでしょうか・・・
最後の力を振りしぼって、レビュー参ります。




あなたの欠点は…


今日の主人公、真美那サマの言葉です。
彼女、天然かとおもいきや、急に頭の回転の速さと抜群の行動力を発揮し、物語を終始リードしていましたね。
真鶴に説教するこの場面でも、ほとんどすべて正論を言っていて、相手に反論の隙を与えていません。

…ただ、このセリフだけは、少々いただけません。
もちろん真美那さんは彼女の表面的なところだけしか見ていないので仕方ありませんが、第1話からずっと、彼女のダークサイドな部分を見てきた自分としては、やはりここは指摘しておきたい。

彼女の欠点は、むしろ逆です。
自分の意志を通そうとする余り、全体のバランスを顧みないことです。
つまり、自分のことしか見えていないのです。
口先では「琉球のため」といいながら、結局のところ彼女は、自分の理想にあった国を己の手で作り上げたいだけなのです。
彼女の行動が、この国をどれだけ混乱させたか。


最終話も、彼女の性格をよく表しています。
「己の性別をも捨てて琉球のために尽くす」と言っていながら、敵である薩摩人と恋仲になったり、子供が生まれる前までは「子供より琉球の行く末を!」という態度をとっていながら、子供が生まれた途端、極端な子煩悩になったり・・・

まあ、そこがこのドラマの面白いところなんでしょうが・・・
この主人公は、最後まで好きになれなかったですね。




男装する真美那


真美那さん、かっこ良すぎます。
この抜群の行動力。
男装も凛々しいし…というか、彼女の方が似合っている気がするね。
ウミトゥーまで味方につけての火事騒ぎ(…って、前回も火事のドタバタ劇なかったっけ?)、なかなかやってくれますね。




そして、最後に取って付けたような「琉球処分」へ。



愚かな敗北へ


このセリフだけは、明治以降の日本の行く末を批判した言葉として、僕は評価します。
実際に日本は、自らの国土を焦土と化してしますのですから。
そして、沖縄となった琉球もまた、その国土を焦土と化す…
もちろん、「日本がどの段階で間違った方向に舵を切ったのか」という問いに容易に答えを出すことは不可能で、過去の歴史に対して善悪を断ずることはできないのですが、少なくとも過去に対する批判的な目線を(肯定的な目線と同時に)持ちあわせておくというのは非常に大切なことだと思いますので。
それに「愚かな敗北」なんて言葉、日本を舞台にしたドラマではなかなか使えないでしょうから(『坂の上の雲』で日本兵の略奪を描いただけで、猛烈に批判する連中がいるくらいですから。略奪のない戦争なんて存在しないのを知らないのか?)、このように琉球目線で言わせたのはなかなか巧妙だったと思います。
NHKなりの『坂の上の雲』批判に対するリベンジだったのでしょうか???


琉球が独立を保っていたならば、どうなっていたのか。

これは愚問でしょうね。
琉球処分を逃れたとしても、軍国主義と化した大日本帝国は遅かれ早かれ琉球を植民地とするでしょう。
おそらくは台湾侵略の前後には、琉球は日本に同化されていたでしょうから。




終盤は、なんだかなぁ・・・

第三尚氏と言われても、結局は孫寧温も血統の呪縛から逃れられてないじゃないか、という感想しか出てこない。
以前に「王政を廃止して、身分(=血統)に関係なく能力のある者が国のリーダーになる国を目指すべきだ」と言っていたのと完全に矛盾してます。
結局は、自分の子供が可愛いだけかよ。


最後の終わり方も、よく分からない。
聞得大君が「お前たちのやっていることは茶番だ」と言ったことは納得できたのですが、あんな勾玉ごときでなぜ真鶴に協力するようになったのかよく分からない。
そして、聞得大君はそのマジカルパワーで何をしたかったのかよく分からない。

最後の「初めまして」もイミワカラナイ。




このドラマのエンディングは、こうあってほしかった。


真鶴と国王が駆け落ちして、どこかの孤島で幸せに暮らす。
国家の未来とは関係なく、子供と3人、平凡な日々を送る。
最後まで、子供にふたりの本当の身分は明かさないまま、静かに死んでゆく。



真美那さんもそのようなこと言っていた気もするし、これが本当なんだろう。
第3尚なんとかは、真鶴の死後の夢なんだ。
そうに違いない。
そう僕は勝手に思っています。

________________________________________________________
総評

僕の見方がよっぽど悪いのかなぁ・・・
そう首をかしげてしまうほど、回を追っていくほどに劣化してゆくドラマでした。
まだ徐丁垓あたりまではキャラクターの勢いで見れていたものの、その後はサッパリでしたね。

特に今回の最終回は、何がしたかったのか全く意味不明。


次の「塚原卜伝」は、レビューしません。


諸事情で英語の習得を目指すことになったことと、それ以上に、BS時代劇にあまり期待が持てなくなってしまったからです。
来年の大河ドラマからは感想を再開しますので、それまで定期的な感想アップはしばらく休止ということでお願いします。

愚痴もふんだんに混ざったこのドラマ感想を最後まで見ていただき、ありがとうございました。





過去の記事一覧へ>>



ワンクリックの応援お願いします

スポンサーサイト

▲page top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。