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JIN-仁-第6話 感想


これがドラマだ。


そう言わんばかりの圧倒的な迫力。
手術の最中に登場した無尽灯を、最後の結論に絡ませる絶妙な流れ。
龍馬と南方先生のまさかの決別。歴史に抗う愚かさを思い知らされる南方仁。
「時代の渦」という言葉を使い、大きなうねりを感じさせる展開。


既に前作『JIN』を超えています。
1作目が良作だと、続編はそれにあぐらをかき、佳作になる…というパターンも多い中、この『JIN・完結編』は、1作目には蚊帳の外であった「歴史」を大胆にも全面に押し出し、同時に南方先生の人間ドラマを魅せようとしている。
いわば、NHKの大河ドラマと、TBSのヒューマンドラマを融合させようというのに等しい。
恐ろしいまでの可能性を秘めたドラマです。

惜しむらくは、これがたった1クールで終わってしまうこと。
たとえばこのドラマが通年でやってくれたら、その1年は、日本にとって本当に意義のある1年になる。
大げさでなく、僕個人的としては真剣に思います。
しかし、それを言っても、始まらない。
今はただ、この神ががったドラマを1回1回大事に、骨の髄まで堪能するのみ。

________________________________________________________

舞台は長崎へ。
獅子舞が舞い、爆竹が鳴る長崎の喧騒を闊歩する坂本龍馬。
―ここは日本か、はたまた異国か。

そんな情景を思い浮かべ、「龍馬伝も、第3部に入ったかぁ」と感慨にふけるのは、僕だけでしょうか?
(…というか、内容的にはむしろ第4部なんですけどね)




龍馬とハグする先生


第3部(しつこい?)のスタートは、

まさかのハグリラックマ24「好き好き」


いつもは「先生!」と言ってハグする側の龍馬がポカンとしていて、「ちょっと、龍馬さん…」と言って躊躇しながらハグを受ける側の南方先生がぎゅっとしているので、なんだか面白かったリラックマ41「うっしっし」

南方先生も、龍馬の前だとあんなにハジけるんだな。
龍馬にだいぶ影響受けてるな。
この分だと、亀山社中の専属医師になる日も近いかな。
そう思いながら見ていると…後半の思わぬ展開なんですよね。




手術を始める南方先生


いよいよ手術を始める南方先生。
いつものあの音楽とともに、手術室に整然と入ってくる南方先生がすごくカッコイイ。
今回は四境戦争が今か今かと思いながら見ていたので余計にそう思えたのかも知れませんが、戦に赴く指揮官のように思えた。
南方先生にとっての戦場は、オペの現場なんですよね。
今までの手術でもそうでしたが、失敗したら、命すら失うかもしれない。
そのような極度の緊張の中で、ひたすら目の前の患者のことだけに集中して、自らの使命に徹する。

この覚悟があるから、後半のクライマックスで、龍馬に対しても臆せずに自分の意見を主張できるんですよね。
特に今回のオペシーンは、画面の切り替わりと音楽が完全にマッチングしていて、なおかつ「眼」というけっこうグロテスクなところだったので、いつもより緊張して見ていました。
途中、手術失敗するかとハラハラしたよ。




龍馬の武器取引


龍馬のもうひとつの顔。
ナニヤラ怪しげな雰囲気、そして、いつもの龍馬とは違う、凄みのある表情。
彼が何の目的で武器を取引しているのか、この段階では見えてこないんですよね。

この後のシーンで龍馬と南方先生が丸山の料亭で会い、今にも蒼井優扮するお元が登場して舞を踊りそうな雰囲気の中(しつこい?しつこいね)、会談をした内容によると、龍馬は金儲けのために武器を周旋したようにも見えるのですが…その真意は、やはり今日のクライマックスで明かされるのですね。




…そして、いよいよ幕長の戦いへ。


幕長戦争


戦闘シーンしょぼいリラックマ8「ガーン」


まあ仕方ないのかも知れませんけどね。
さすがに第1話拡大版に比べたら、そんな無尽蔵に時間も金もかけてられないでしょうし。
1話平均6000万を余裕で投入できる大○ドラマのような左うちわはできないでしょうしね。
それでも、画面が綺麗すぎたり、爆破映像がCG丸出し過ぎたりするのは、ちょっと悲しくなりましたリラックマ7(泣く)

あと、ドラマの都合上仕方ないのかも知れませんが、できればここは木戸孝允でなく高杉晋作を出して欲しかったな。
(まあ、高杉晋作は出ないと予感はしていましたが…)
龍馬がいることから考えると、ここは小倉口の戦いを表していて、その司令官は高杉晋作。
ただ、彼は結核のため、急遽木戸孝允が馬関にやってきた。
地上戦と、長州藩押せ押せムードから考え、小倉城炎上後の戦闘か?と、強引に推測してます。
(四境戦争については四境戦争の全体像を、小倉口の戦いについてはホントウの「馬関の奇跡」を参考にして下さい)

高台からのんきに龍馬とともに戦況を眺め、楽勝ムードの戦闘シーンは、かなり四境戦争を軽く見ているという感じもして、ここは自分としては不満を感じました。






…そして、今日のクライマックスへ。


人命を助けることに命を賭ける南方先生。
人命を殺す道具を生業にしている龍馬。
おとつい見ているときはそこまで深く考えませんでしたが、龍馬が史実通りの行動を貫く以上、ふたりの対立は、ある意味で必然だったのかも知れません。


私だって、国を良くしようと思って戦っているつもりです!


このシーンの一連のセリフの中で、南方先生のこのセリフが一番好き。
南方先生が医療に命をかける自負が痛いほど伝わってくる。

龍馬に対してこれだけ堂々と言えるのは、医療に対して命がけで臨んでいるからこそ。
視聴者はこれまで、南方先生の命がけの手術、命がけの医療行為を、何度も見せられてきた。
だからこそこのセリフが、迫真に満ちたものになってくるんですよね。
『JIN』はセリフが非常にいいのですが、単に言葉遊びをしているだけでなく、そのセリフに重みを持たせるだけの演出をきっちりと積み重ねている。
これがドラマというものです。



※この直前に「暴力は暴力を生むだけだ」という南方先生に対して「殺られる前に殺る」みたいな龍馬のセリフがありましたが、これも、話を混乱させないための配慮かとは思います。
ただ、南方先生のセリフはいかにも現代風のセリフで良かったと思うのですが、龍馬のセリフは、分からない人が出てもいいので、龍馬の志を垣間見れるようなセリフにしてほしかったな。
たとえば・・・



先に殺されたら…


坂本龍馬の根底の考えは、師である勝海舟の教えを受けてより、一貫していたと思います。
つまり、諸藩と徳川家による共和政治、現代でいう連立政権です。
日本を内乱から防ぐ唯一の方法。
龍馬は、薩長はじめ諸藩の軍事力を、それを幕府に承諾させる抑止力として用いようとした。
軍事力でもって幕府を潰そうとした西郷の考えとは、対立するものです。

そのあたりのニュアンスをうまく出せたら良かったのですが…
通年のドラマではないので、ちょっとないものねだりですよね。




その後、助けようとした幕府側の兵士が奇兵隊(かな?)の狙撃に遭って絶命したり、いろいろショッキングな場面もあったのですが、僕にとっての今回のクライマックスは、龍馬と南方先生の対立シーンだったので、割愛させていただきます。
もしもう少し枠があれば、この対立をもっと引っ張れたと思うのですが、残り約半分という制限から考えて、近々龍馬が南方先生の考えに歩み寄る展開になるんでしょうかね・・・




…すみません、本当は昨日アップしたかったんですけど、内容が思いがけず長くなったので書き終えられず、一日ずれました。
でも、楽しみにして下さっている方のためにも、見切り発車はできないですし。

僕だって、このブログを良くしようと思って、戦っているつもりです!僕なりにですけど。
by南方Rocker仁







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