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JIN-仁-第4話 感想


日曜日はジンゴロー♪


最近、僕の中で合言葉のようになっています。

「JIN」と「江」と新選組血風ろくの「ろー」で「ジンゴロー」
何が言いたいかというと、日曜日の夕方から夜は、歴史ドラマ好きの僕にとって、うれしい悲鳴があがる贅沢な時間だということです。
…まあ、実際は感想を書く前日に見てるので、江以外は平日に見ることが多いんですけどね…リラックマ29「…汗」


今日は、昨日見た『JIN』の感想を。
やっぱりこれが一番楽しみだったりします
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ほんとすげぇ…
思わずつぶやきました。


あの演出、超絶技巧…!


なんて「超絶技巧」の意味を間違って使ってしまうくらい、それくらい感動した。
このドラマの演出って、超一流ですよね。

もしかして、他のドラマもだいたいこんなものなのかなぁ?
『江』と『新選組血風録』しか比較対象がないので、特別にすごく感じるだけなのでしょうか?
いつの間にか歴史に関係ないドラマには興味を失ってしまっていて、民法のドラマを見ること自体、ひさしぶりだったので。




特に唸ったのが、龍馬が薩長同盟を成功させるシーンと、南方先生の手術のシーンをダブらせたところ。
このパターンはスペシャル回の第1話でも、久坂玄瑞の切腹を止めるシーンと、佐久間象山を助けようとする南方先生のシーンでも使われていました。
僕は素人なのでよく分かりませんが、バランスがすごく難しいんだと思う。
シーンを重ねると、演出的には面白くても、視聴者には分かりにくくなる。
視聴者にふたつのシーンの進展をイメージさせつつ、飽きさせないように両者を上手に組み合わせる。
その作業は、単一のシーンを組み合わせるよりはるかに難しいような気がします。

それを2回もやってのけるんだから、すごいね、『JIN』は。
少しでも見逃したくないもんだから、文字通り「画面に釘付け」になりました。




例によって、気になったシーンをいくつかピックアップしてみました。


医者の考えぜよ


まず、このシーン。

この場面もすごいね。龍馬の同盟構想にまだ懐疑的な長州の立場を、東修介という架空の人物(ですよね?)を通して語らせ、龍馬に「利によって、怨念の垣根を超えさせる」という彼の理屈を引き出させている。

龍馬伝を通して勉強させてもらった通り、龍馬は薩摩と長州を、お互いの武士の面子を超えた「利」によって結びつけようと画策しましたよね。
それは、西郷隆盛や木戸孝允などの上層部には受け入れられても、下の藩士にいけばいくほど感情的になり、不満が高まってたことは十分にありえたことだと思うんです。
そのあたりの、結果論だけで見る歴史観では絶対に見えてこない「生きた歴史」を、東修介といういち長州藩士を通して実にうまく表現している。

第1話でも書きましたが、このドラマは本当に歴史をよく勉強しています。
タイムスリップ物語なので歴史をあいまいにしてもいいようなものですが、細かいところまで実によく練られている。
本当に感心させられます。

さらに、それを南方先生に結びつけることによって、きちんとドラマにしている。
すごいですわ。

※ちなみに…
龍馬の言う「利」については、もちろん正確には、長州は武器を、薩摩は米をほしがっているという現実的な問題があり、それを同盟の「志」(=倒幕と新政府樹立)に結びつけたという龍馬の機転が働いているわけですが、そこを語り出すと話がややこしくなると思ったのか、あえて倒幕の志を「利」にしていましたね。
このあたりは、分かった上でしていることだと思います。





そして、今回のメイン…


薩長同盟ぜよ
(by龍馬伝)

この一連の流れも圧巻だったなあ。
このあたりは『龍馬伝』とどうしても比較してしまうのですが、どちらかと言えば『~伝』では涼しい顔をした龍馬が、余裕しゃくしゃくで同盟を締結させていた感がありました。
今考えると、「どのみちアンタたちは、同盟を結ぶことになってんだよ」と言わんばかりの、歴史をあらかじめ知っている人間が超越的に見下す感じの、そんな雰囲気があったように思う。

『JIN』龍馬の特徴は、前回も書きましたけど、そういった超越感が全くない。
とにかく必死。一生懸命。
この龍馬は、「今」を生きている。そういう気がします。

※おそらく、南方仁がタイムスリップしてきた未来人なので、彼の未来的な見方と、その時代に生きる人間のリアル感(ライブ感)とをうまく対比させようとしているのだと思います。
 だから、『龍馬伝』の福山龍馬のような、すべてを知っているかのような未来人的な演出は御法度にしているのではないか。あくまで僕の推測ですが。




木戸孝允の足をつかみ彼を必死に説得する龍馬。


長州、長州ち…


この言葉もすごいなぁ。
同じ言葉でも、『龍馬伝』なら「長州も土佐も薩摩もないがじゃ。同じ日本人として、ひとつになるがぜよ」みたいな、一段も二段も高い上から目線でのものの言い方になる。
そんなシーンをを見ながら僕らは「ん?龍馬が偉人とされている今ならそんな言い方も許されるかも知れないけど、その当時そんな言い方して、説得なんて出来るのか?」みたいな妙な違和感を覚える。
これも、その当時の人に成り切って考えないと、なかなか出てこないセリフですね。


腹を見せんがかい、西郷!


龍馬の魅力全開。
ヘラヘラしたところだけでなく、媚を売るようなところだけでなく、言うべき時には言う。
いい意味でキャラクターが変化していて、人間臭い。

そしてここで、ドラマの創作部分と融合させるんですよね。
妄想大河さんも書いておられましたが、ここで創作を入れてくるその巧みさといったら…
いや、度胸ありますよ、『JIN』制作陣は。
薩長同盟の、しかも龍馬が西郷を説得するという歴史上有名な場面に創作を入れるということは、一歩間違えれば、歴史のつじつまが合わなくなり、歴史ファンから批判をうけることは間違いない。
それを恐れず、今回のクライマックスに堂々と持ってきた。
清々しいよ、カッコイイよ、TBS。




…そして、あっという間のエンドロール。
『江』を見ながら「まだ30分しか経ってない」と呻(うめ)くのとは大違いでした。


池田屋事件


エンドロールで寺田屋事件をやるとは、なんと贅沢な。
ここでも南方先生の手術シーンと重ねていました。
南方先生のタイムスリップと龍馬との間に深い関係があることも暗示しているのでしょうね。
途中、コーンスターチが舞ったように見えたのは、『龍馬伝』へのオマージュでしょうか…リラックマ43「ひらめき」

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あとがき:

すみません、薩長同盟のインパクトがあまりにも強すぎて、南方先生の「しゅぢゅつ」(by内野龍馬)は完全無視してしまいましたが、もちろん、あれも、とても良かったですよリラックマ39「風船太郎」

それと、僕個人的には、南方先生のタイムスリップの秘密については、あんまり興味ないんです。
先生がお初の手を触って「びりっ!」とするのも、急に頭が「かーん」とするのも、実はどっちでも良かったり…
済まぬリラックマ64「少し凹む」







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