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江~姫たちの戦国~ 第8話「初めての父」感想


最初から、この人がかき回してくれたので…


コミカル秀吉


それに、前回が前回だったので…


今回もギャグドラマかよ!?


と、ツッコミを入れる準備をしながら見ていたのですが…



最後まで見て、「なるほどね~」という感じです。
こういうオチのつけ方は、完全オリジナルの田渕ワールドの真骨頂なのかも知れませんね。
まあ、いろいろ細かいこと言い出したらキリがないものの、お涙頂戴の展開になっていたと思いますよ。
そして、その「お涙」の部分は、今回は、あえて記事に書きません。
バッサリ斬り捨てます、悪いですけど。


というのは、今回の話は、わざわざ「大河ドラマ」というか、「歴史ドラマ」として取り上げる必然性が全く見えてこない。
たとえば、現代劇でいうと、こういうことでしょ?


夫が死んで、身寄りのなくなった妻(織田市子)が、地方の資産家の家に嫁ぐが、有能だが亀の子タワシみたいな顔をした義父(柴田勝家)をなかなか娘たちは「お父さん」と呼べない。
そのことを悩む市子。
そんな中、末娘がふとしたことで家を飛び出し、家族中大騒ぎになる。
警察にも捜索を依頼するが、依然として見つからない。
「もしかして、誘拐されたのでは…」心配する市子と娘たち。
そこに、ひょこんと帰ってくる末娘・江子。
その江子に対して、タワシの義父・勝家は、江子を使用人の前に引き連れ、こう諭す。
「謝れ!お前が帰ってこなかったら、こやつは首を切られていた(=使用人をやめさせられていた)のだぞ!」
反省した江子はじめ3姉妹は、それからは義父のことを影でも「亀の子」と言うのをやめ、「お父さん♪」と呼ぶようになったそうな。
ちゃんちゃん♫




そういうことでしょ?
そして、今日はこの人が主人公みたいなものでしたね。


勝家の笑い顔


いやいや、タワシ担当なんか言ってはいけませんよ。
僕は芸能界に疎いので「大地康雄」なる人物を初めて知ったのですが、幅広い演技できますね~。最初のコミカルタッチから、最後のビシッとした貫禄ある姿に一変したのは、ドラマの不自然さを抜きにして、すごいなと思いましたよ。
気になってWikipediaで調べたら、こんな風に書かれていました。
「シリアスな役からコミカルな役まで幅広く演じられる演技派。真顔は強面だが、その笑顔の愛くるしさは有名で『マルサの女』でもそのとびっきりの笑顔を見せるシーンがある」
…というか、今回の役柄にぴったりの人じゃないですか!!
こういった配役の上手さは、「NHK頑張ってるな!」と感心します。


そうなんです。
これが、民放の昼ドラなら、何ら問題ないんですよ。
むしろ、昼ドラでやればそうとう視聴率取れるかも。

問題は、これが、50年の由緒ある

「大河ドラマ」

でやっている、ということ。


僕が思っている「大河ドラマ」は、たとえば、こんなイメージです。


昼1時。会社の昼休みの時間だ。
会社の周りには、やれ「吉野家」だの、やれ「すき屋」だの「松屋」だの、お手軽チェーン店が乱立している。
こいつらは僕に言わせれば、昼どきの奥様が見ている、いわゆる「昼ドラ」だ。
軽くって、ワンパターンで、いつも同じ味。

少し歩くと、「ロイヤルホスト」だの、「ガスト」だの、「さと」だと、ファミレスがめじろ押し。
先に言った牛丼チェーン店よりは豪華かも知れないが、所詮、似たような味を出す店に過ぎない。
まあ、前回のたとえで言うと、こいつらは「民放夜9時のトレンディドラマ」だ。

オレが行くのは、あの店と決まっている。
このあたりが商業都市になる前からやっていたという、老舗の食堂だ。
なかなか値は張る。だが、職人気質のおやっさんの味は確かで、創業50年、昔ながらの味を今でも律儀に守ってやがる。
時流に流されるチャラチャラした店が多い中、自分の味を貫くおやっさんの姿に、オレは男惚れしたね。
オレのような人間が意外に多いらしく、この店は、いつでも賑わっているよ。
他の店も、少しはこの店を見習ったらどうかな。



ヘタすぎるたとえで申し訳ないのですが、最後の「老舗の食堂」に、大河ドラマはなってほしいのです。
逆に言うと、「大河ドラマが、視聴率至上主義の民放ドラマに迎合した瞬間に、大河ドラマは「大河ドラマ」としての価値を失う」ということなんです。
先のたとえで言うと、老舗の食堂が「今日からうちも250円の牛丼だけにします」と言った瞬間に、ずっと通っていたお客さんは裏切られたような気持ちになり、行くのやめるでしょ。
そういうことです。
なぜ、由緒正しき「NHK大河ドラマ」が、ホームドラマに迎合する必要があるのか。
なぜ、昔から変わらず見て下さっている視聴者の気持ちに応えようとしないのか。
なぜ、このような反感を買うドラマばかり作りたがるのか。
僕には、全く理解できません。

「正統派歴史ドラマ」としての看板を、どうして貫かないのか。

「大河」の誇りはないのか。




「言ってることが、めちゃく


おねさんの言葉に暗示される大河にならぬよう、お願いしますよ、NHKさん!!



今回は、尻切れトンボですが、ドラマの内容に関する感想はなしです。
だって、歴史と関係ないんだもん。
内容の感想を見たい方は、他のブログを見て下さい。
無責任なようで申し訳ないのですが、僕は感受性が低いので、ホームドラマの感想は書けないのです。。。



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