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江~姫たちの戦国~ 第1話「湖国の姫」感想


まあまあ良かったと思いマスリラックマ59「小さな?2」



気になる点はいろいろありましたが、まあ、全体としてはそんな印象でした。
1回目ですから、作る側もかなり気合入れて製作したでしょうしね。
今回に関しては、「お市の方」が主人公と言っていいでしょう。
気が強く要所々々で自らの意志を通すのですが、最終的にはオトコたちが決めた歴史の流れに翻弄されてゆく姿が上手く表現されていたと思います。

この調子です。
つまり、この物語は、


『戦国サイドストーリー』


「『戦国時代』を、時代の荒波に翻弄される女性の立場から見た物語」
そうあってほしい。
そのような視点で物語を作ってゆければ、今までの信長視点・秀吉視点・家康視点の歴史とは違った、新しい目線での戦国絵巻が完成するのではないでしょうか。

…というのも、前々作の『篤姫』が、あまりにも出しゃばり過ぎ感があったからです。
確かに天璋院篤姫は御台所ですし、江戸城無血開城などでは重要な役割を果たしたのは事実だと思うのですが、このドラマでは歴史の表舞台に立ち過ぎていた。慶喜に説教して歴史の決定を篤姫が操作したように描くのは、主人公とはいえ少しやり過ぎだったと思います。

…前回の龍馬伝もそういった傾向がありましたね。
「大政奉還」の時でも容堂と直接会うなど、彼が歴史の大筋のほとんどをひとりで決定してきたような描き方は、主人公を目立たせたいためとはいえ、逆に歴史の深さや面白さを損なわせてきたと思います。


今回、僕が注目しているのはその点なのです。

今後、三姉妹が「歴史上の政治的な決断に決定的な影響を与えた」という描き方は、やめてもらいたい。
もちろん、夫や親族に対して彼女達なりに自分の意志を伝えたでしょうし、ある時は反対もしたと思いますが、この当時の武将の妻という立場を根底から覆すような演出はNGです。
だって、トレンディドラマやっているんじゃないんですから。また、民放が気まぐれに作った半現代劇半時代劇のドラマでもないでしょ?
キッチリとした予算をもらって、シッカリとした時代考証を経て作られ、50年続いた由緒正しき、


『NHK大河ドラマ』


なのですから。

ですので、「江」制作スタップ一同様へお願いです。具体的には、以下のことを約束してください。
1.戦争、和睦、同盟、など重要な決定に妻が裏で手を回していたみたいな演出はやめて下さい。
2.今後の三姉妹の政略結婚に、彼女本人の意志が関わっていたという演出もやめて下さい。
3.ありえない三角関係や、結ばれない恋の過度な強調もやめて下さい。



僕が期待するのは、


『戦国時代』を、時代の荒波に翻弄される女性の立場から見た物語


これは僕だけの身勝手な主張ではないと思います。
『歴史秘話ヒストリア』の江の回でも言っていましたが、「自由恋愛が当たり前の現代において、政略結婚に翻弄された彼女らがいかに強く生きたか」ということは、現代の私達の心を強く打つと思います。
現代の常識が全く通用しない時代を描いてこそ、私達が普段忘れている、「現代の価値観のありがたさ」が身に染みて分かるのだと思います。
安易に現代に迎合しないでください。伏して頼みます。


________________________________________________________

…と、なんだかこの記事自身のプロローグが長くなりすぎてしまいましたね。
内容に入りましょう。


まず、気になった人物像から。
これは、僕が今まで持っていた「戦国時代のイメージ」と違うところから起きているので、回を重ねて見てゆくうちに違和感はなくなっていくかも知れませんが…



○信長が、あんまりコワそうじゃない


信長アップ


僕の信長のイメージは「その一挙手一投足が、部下にとっては緊張感と恐怖を与える、絶対的な存在」
このイメージは、だいぶ前に読んだ『下天は夢か』(津本陽著)の影響か、はたまた他のテレビ番組の影響か、よく分からないのですが、とにかく「近くに来ると、恐怖で息もできないほどに凍りつく」というイメージがありました。
今回のトヨエツ信長様は、ハンサムでカッコイイのですが、そういった恐怖感・威圧感はあまり感じられませんね。



○秀吉(藤吉郎)が、信長に対して無礼すぎる


藤吉郎アップ


上に関連しますが、会議中にフラフラしたり、不用意な発言をしたり、全然緊張感がない。
信長のことを主君と思っていないんじゃないの?という感じです。
彼の行動が、信長の権威をより一層低く見せてしまっているんですね。
これも、僕が秀吉に持っていた「少なくとも信長在命中は、彼を絶対的な主君と崇め、どんな無理難題を言われても死ぬ気でやり通した」というイメージと若干食い違い、違和感が残りました。



○足利義昭が、バカすぎる


足利義昭アップ(横に信長の


まあ、どのドラマでも大概は良くは描かれない人物ですが。
それでも、登場シーンといい、その後のおどおどした演技といい、見え透いたサゲサゲキャラですね。
「分かりやすく描く」という、キャラの個性化を考えているのでしょうが、あまり極端な人物像にしてしまうと、それはそれで問題だと思いますよ。一応、歴史上有名な人物なのですから…





次に、良かった人物像。



○市が表現力豊か


市アップ


「兄の役に立つなら」から「長政の妻として生きる」まで、嫁入りの過程で変わってゆく彼女の姿を分かりやすく表現していたと思います。
鈴木保奈美さんのきりっとした口元が、彼女の意志の強さをよく表しています。
ドラマでは短命の彼女ですが、最後まで応援したいですね。
(「語り」は市の死後もやってくれるのかな?)



○浅井長政が律儀


浅井長政アップ


市と同様、今回の主人公でした。
僕個人として浅井長政は好きなので、1話かぎりでいなくなってしまうのは残念ではありますが、印象に残る演出だったと思います。
三姉妹の父親としての雄姿を強く残しましたね。



○茶々が凛々しい


茶々、母を脅す


母を脅すこのシーン、非常に好きです。
茶々の気の強さをストレートに表現していて今後の彼女の活躍が楽しみですし、母親である市の凛とした態度と共に心を打ちました。
その後、母と子が抱き合って泣くシーンは、強がってはいてもまだまだ子供の茶々の無邪気さ・健気さや、子に対する母の優しさがすごく伝わってきました。子役は今話限りでしょうが、よくガンバリました!



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