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江~姫たちの戦国~ 第4話「本能寺へ」感想

なんだかあれですねぇ…

死期を悟った信長物語

みたいな匂いをプンプンさせてました。
そもそも、本能寺が関係ない回にも関わらず、『本能寺へ』なんてタイトル付けたらダメでしょ?
「来週は本能寺の変やりますから、そこに至る過程ちゃんとチェックしてね!」みたいな香り(浅井三姉妹が一生懸命嗅いでいたのは「本能寺の香」だったんですね!)プンプンさせてました。
このシーンなんかも、


市に本心を打ち明ける信長


みたいなセリフが今にも飛び出しそうな勢いでした
それもこれも、あんなサブタイトル付けるからですよ。
そして、最後のベタなナレーションがトドメを刺していました。

『江』は大河の本道ではないので、こんなことをいっても仕方ないのかも知れませんが、本能寺の変を予測できた人間は、少なくとも信長周辺では誰ひとりいなかったわけですから、突発的に起こった悲劇のような扱いをして欲しかったですね。


もう一度言いますけど、サブタイトル考えものですよ。

「次週、本能寺で討たれます」

みたいな、未来からの使者目線、ほんとやめて下さい。
こんなのがあるから、余計に

「いま、会いにゆきます」

みたいな、ファンタジー系恋愛ドラマとかぶるんですよ。
※この映画(ドラマ)は、未来を予測できてしまうことが涙を誘うんですけどね。

________________________________________________________


それでも、今回はいいところもありましたよ。
馬揃えのエピソードとか、東大寺の香木のエピソードとか、たしか『下天は夢か』にもあったと思いますが、ほとんど忘れかけていたことを思い出させてくれて、個人的には良かったデス。
市との「天下布武」の会話でも、スタッフは信長のことをよく勉強してますよね。



しかし…そういった周囲の努力をブチ壊すのが田渕脚本。
「ブチ壊す」といった表現が悪ければ、「相反する現代の価値をムリやりはめ込んでいる」といいましょうか。
もしくは「白黒シーンに突如現れるプレミマム・モルツのCMの違和感」といいましょうか…
(いや、あのCMはそういったプチショックをあえて狙っているわけですから、僕は好きなんですよ。でも、この大河ドラマはプチショック狙ってやっているわけではないでしょ?)


信長に抱き抱えられる江


このシーン、何なのよ。。。
まあ、お約束に近いシーンでもありますけど。。。
それでも、その年齢差を考えると「信長は援交をしてた?」説を通り越して「信長はロリコンだった?」説になってしまいます。
こういったシーンが、馬揃えや光秀に対する信長の迫力に、影を落としているんですね。
つまりは「不必要なシーン」です。



あとは、うだうだ所感。


玉姫(ガラシャ)


玉姫(のちのガラシャ)キレイです…
ミムラさんはドラマ『ビギナー』でファンになった女優さんです
そういえば、上の「いまあい」のドラマ版にも出ていましたね。



うろたえる明智3


明智光秀、今回はやたら手がぷるぷる震えていましたね。
なんだかこの調子だと、信長暗殺が「光秀による怨恨説」になりそうです。
実際の光秀はそういった感情的な理由で歴史を変えるような人間ではないと僕は信じているので、少し残念でした。
「頭が切れすぎる信長」と「旧来の価値観に囚われた光秀」という構図は、あまりにも歴史を単純化し過ぎている気がしてならないのですが…それでも、この大河ドラマでは、それが限界なのかもしれませんね。



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