江~姫たちの戦国~ についてのお詫び
この記事は、感想記事ではありません。
皆様に対してのお詫びの記事です。
昨日の『江』、録画し損ねたんですね。
原因をさぐり、もう対策は取ったのですが。
『JIN』など他の番組についてはショックが多かったのですが、『江』に関しては、「見たかったのに…」という気持ちは起きませんでした。
その代わり「感想記事、どうしよう…」という心配はあった。
5分ダイジェストを見て、そこから想像力を働かせて書こうとしたのですが…
なんだか突如、虚しくなってしまったんです。
ダイジェスト版なので内容はいまいち掴めませんでしたが、信頼できる他の方のブログを見て確認すると、戦国史に全く触れていないばかりか、「側室じゃ」「側室じゃない」で45分終えたとのこと。
それを見て、このドラマは最終話までずーっとこんな感じだろうな…と思ったときに、何だか突然、ぶちっと線が切れたような感じになってしまったんです。
このドラマは、もはや死んでいる。
呼吸が感じられないばかりか、腐敗臭さえ漂っている。
今まで、下らないと分かっていながら、がんばって見てきた。
逆に、それを題材にして、おもしろおかしく記事を書いてきたつもりです。
が、戦国史をネタに下らない恋愛騒動を繰り広げる三姉妹の姿が、ここ数日の、震災をエサに下らない権力闘争に明け暮れる国会議員の姿と重なり、妙に腹が立ってしまったんです。
もう、やめよう。
昨日そう思い、一時の感情であってはならないと今日一日考えましたが、やはり、結論は変わりませんでした。
大河ドラマどころか、健全なドラマの体を成していない『江~姫たちは死に体~』の感想記事ですが、勝手ながら、今週から無期限に停止させていただきます。
僕自身は、もはや『江』を見るつもりもありません。
日曜日から月曜にかけて、このブログのアクセス数はいつもの倍近く上がります。
『江』の感想に対するアクセスです。
拍手数も最も多く、いわば、このブログの「顔」のような存在です。
それだけ多くの支持をいただいている記事を辞めてしまうのは皆さんに対しても申し訳なく思いますし、このブログのアクセス数に対するダメージも大きいのですが、前述の通り、自分がそう決めました。
その時間を、今後は『続・龍馬伝』の記事などに当てたいと思っています。
アクセス数はぐんと減ると思いますが、やはり自分には、どんなドラマでも器用に感想にする能力はないようです。
細々とでも、歴史に関することを書いてゆく方が、自分には合っているようです。
皆さんには、突然のことで、申し訳ございません。
「感想は続ける」と言っていましたので、ウソをついたことになりますし、やはり自分勝手な感情であることは事実だと思います。
本当は、せめて今週ぐらいはきちんと記事を書いて「来週から辞めます」と言えば筋を通したことになると思うのですが、もう、書こうというエネルギーを失っているのです。
自分のブログでリンクしている妄想大河さんや、~ Literacy Bar ~さんなどが、忍耐強く『江』の記事を続けておられますので、よければそちらをご覧下さい。
僕も、いち読者として、他の人のブログでは追ってゆく予定です。
申し訳ありませんでした。
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江~姫たちの戦国~ 第20話「茶々の恋」感想
いぬかわアニメ
『江~姫たちのせんごChu


毎週日曜夜8時~(全50回)
対象年齢:忍耐力のある人
ストーリー:
江・初・茶々が戦国を舞台に繰り広げるラブコメディ!?
秀吉、信長といった有名人も登場し、はちゃめちゃラブロマンスを繰り広げる!
(注)本作は歴史上の人物とは一切関係ありません。
↑
たぶん、これなら誰も怒らない。
アニメなら俳優さんのイメージダウンも防ぐことができるし、一石二鳥。
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今週の感想。
(見ていない人のために、記事の最後にストーリーあります)

歴史を感じさせる唯一の場面であったアバンタイトルも、今回、タブチ色に染まる。
今まで体裁だけでも大河ドラマを取り繕っていましたが、遂にそれも放棄してしまいました。
そして…とうとうこのドラマは、田渕カラー一色で塗りつぶされた。
見事なまでの統一感

脚本、演出、キャスト、美術、ナレーション…全制作スタッフが一丸となって、田渕妹の脳内からどろどろと生み出される無価値な創造物を、せっせと作っております。
それでも、まだ半分も作り終わっていないのです。
これから暑い夏も寒い晩秋も、まだせっせせっせと作り続けなければなりません。
スタッフは今さら修正する気はないのでしょうか?
ただ、無価値なもののために、あくせく働く。
やれやれ、ご苦労なことだ。
…と思っていましたが、
僕は、気づきましたよ。
この田渕化されたNHK制作陣の中で、それでも必死に抵抗しようとするレジスタンスたちを。
表立っての反逆はできないので、主人公・江のセリフに密かにメッセージを紛れ込ませ、全国の我々に伝えようとしているのですね。
ひとつの事実=「田渕氏は、でき上がったドラマは見ない」
それを利用し、脚本や演出を少しずつ細工して、我らにメッセージを発信しているのです。
届かぬ思い
今思えば、田渕化されたアバンタイトルの中にも、彼らの悲痛な叫びが込められていたのですね。
いえ、思いは必ず届くはず。
以下、孤独な愛国者たちの「届かぬ思い」を、彼らに代わって届けたいと思います。

まずは、最初のシーンより。
初の手紙にウンザリするシーンに見せかけて、田渕の脚本にウンザリしている内情を我々に伝えようとしているのですね。
それでも、これはちょっと露骨すぎるでしょ

田渕氏に見つかったら即刻削除され、名指しで非難されますよ


でも、それくらい、物言えぬ制作陣の間には厭戦気分が溜まっているということですね。
全国民の99%から愛想を尽かされる番組を作り続けなければならないのですから、当然ですね。
安心してくれ。君たちのメッセージは確かに受け取った。

これは危険です。
これは危険すぎます

京極竜子を田渕妹の化身と見立てて、全国民の言いたいことを江に代弁させています。
これは、視聴者のほとんど全員が気づいたのではないでしょうか。
露骨すぎます。
恐らくこれを工作したレジスタンスは捕らえられ、今頃はNHK内の晒し者にされていることでしょう。
身を張った抵抗、立派です。
それでも、国のためとはいえ、惜しい方を亡くしました(涙)

前回の「男と女の話」事件の発覚によって、抵抗運動への締め付けは一層厳しくなっていることでしょう。
しかし、それでもこのように、彼らは我々にメッセージを送り続けているのです。
これは巧妙ですね。
表向きには、田渕氏を何ら非難していない。
しかし、江が縁側で豆をまく仕草をすることによって、視聴者に「これはきっと、追い出したい人間が制作陣内部にいるんだろうな」と暗示させている。
むろん、対象はひとりしかいないのは明白です。
田渕氏が気付いたとしても、証拠がないため捕縛することもできません。
自らの身の安全も同時に考えた、頭脳プレーの勝利です。
どんな感想を書けばいいのか分からないので、これで失礼します。
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ドラマを見ていない方のための、今週のストーリー。
茶々に振られたショックから、草食系めそめそ片思い男へと180度キャラ転換した秀吉ですが、逆にそれが茶々の心の琴線に触れたのか、「もっと私にプッシュしてこい!」と、なよなよした秀吉を叱ります。
そう、茶々はただの姫でなく、肉食系ツンデレラだったのです。
しかしそれが正室のおねや側室の竜子には不満らしく、草食系関白をめぐって、三つ巴の女の戦いがドロドロと繰り広げられるもよう。(次回以降)
一方、その凶暴性ゆえか恋愛の「れ」の字もなかった我らが主人公・シエは、1日10回以上「さる」と言う訓練を自分に課しているのか(恋愛修行か?)、事あるごとにさるさる言っていますが、誰にも相手にされないストレスから、重度の人間不信になるもよう。(次回以降)
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関白相論~(2)権力闘争の勝利者~

来年度の大河ドラマ、キャストが発表されてきましたね。
さすがにNHK。質・量ともに圧倒的なキャスト陣を揃えてきます。
来年は、今年の大失敗の反動から、大河に原点回帰の流れができることを期待します。
さて、来年の大河。
演出家の腕に不安なし。
あとは脚本家が、いかに歴史に真摯に向き合えるかどうか。
言い換えれば、どれだけ脚本家としての自分のエゴを殺すことができるか。
期待しましょう。
信長、秀吉、家康らが天下に覇を競った戦国時代。
その元をたどれば、彼にゆきつきます。
武士台頭の歴史は、このひとりの男によって始まったのです。

来年度大河の主人公。
当時「公家の番犬」と蔑まれていた武家の地位を飛躍的に向上させ、権力の中心に君臨した人物。
保元・平治の乱というわずか2回の戦で武家の頂点に立ち、同時に、最大の政治力をも手に入れた稀代の英雄です。
彼がとった方法が「武士の貴族化」
朝廷勢力の渦中に身を投じ、公家として位人臣(くらいじんしん)を極める。
清盛は、持ち前の政治力を発揮し、異例のスピード出世で朝廷内の最高権力を手に入れます。
太政大臣
現代でいう総理大臣。
しかも、国会で否決されるなんてこともありませんから、文字通りの最高位です。
摂政・関白が空位であれば、この上には天皇のみ。
歴史上、武士が権力を持つ方法を大きくふたつに分けるとすると、これがそのひとつです。
言ってみれば、
「朝廷寄生型」
もともとある大きな権力に寄生するわけですから、何よりも手っ取り早く確実。
さらに、朝廷のトップである天皇は、日本においてはほとんど不可侵に近い権威です。
その天皇に寄生すれば、言葉は悪いが「虎の威を借る狐」で、天皇をバックに自らの影響力を思う存分に発揮できる。
清盛はこれを狙い、天皇家との血縁関係を持とうともするのです。
欠点は、常に寄生元である朝廷の機嫌を取らなければならないこと。
特に公家衆にとっては、武家の人間に対する反発は強く、それらの反対勢力と常に暗闘を繰り広げなければならない。
下手をすれば、朝廷を利用するつもりが逆に利用されていた、ということにもなりかねないのです。
ここに寄生型の限界があり、同時に平家が真の日本の統治者となれなかった限界もここにありました。
平家勢力を破り、初の武家による幕府を開いたのが、来年度大河のストーリーテラー。
まだキャストは決まっていませんが、この男です。

彼の特徴は、京の朝廷勢力とは一線を画し、京から離れた鎌倉の地で幕府を開いたこと。
朝廷から離れることにより、朝廷の動きをコントロールすることはできなくなるが、逆に、朝廷からコントロールされることもなくなる。
もちろん、朝廷(=天皇)の権威は絶対ですから、天皇からその資格を与えられる、という形になります。
それが
征夷大将軍
現代でいう知事のようなもの。
その自治の手法については、朝廷といえど余計な口出しはできなくなります。
総理大臣が、東京都政について都知事に口出しできないのと同じ状況を支配地で実現できるということです。
自治権が及ぶ範囲については、、すべて自分たちが決め、すべて自分たちが実行する。
「朝廷寄生型」に対して、言ってみれば
「武家独立型」
頼朝があくまで関東(鎌倉)にこだわったのは、単に土着武士への配慮だけでなく、清盛の二の舞を演じてはならない、という強い危機感があったからではないかと思います。
朝廷の絶対的な権威を放棄してでも、自らの自主独立を保とうとした。
結果、頼朝の思いは北条家へと受け継がれ、「鎌倉時代」というひとつの時代を築くことになるのです。
________________________________________________________
秀吉がこの両者を比較した時に、頼朝方式を理想にしたのは歴史の結果から考えて、当然といえます。
だからこそ彼は、征夷大将軍を欲した。
だが、征夷大将軍の性格上、関東を平定していない者にその地位を与えることはできない。
(このあたり、朝廷の地位というのはかなりメンドクサイのです)
結局、秀吉は「武家独立型」を断念し、「朝廷寄生型」を選んだ。
ただし、太政大臣より上位の関白の地位を得たのは、さすが秀吉の名人芸と言えます。
関白殿下の妹君と母上を人質として受け取った家康は、さすがに世間の体面上、大坂に出向かないわけにはいかず、家康を臣従させた秀吉は、その後短期間で、全土統一を果たすことになるのです。
今回は前置きが長くなり、秀吉についてはほとんど何も書けませんでしたが、この段階での権力闘争の勝利者は、最終的には秀吉が手にしたということを分かってもらえれば…と思います。
政治的判断力については、家康より秀吉のほうが数枚上手であったのです。
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江~姫たちの戦国~ 第19話「初の縁談」感想
(問)以下のうち、この大河ドラマのタイトルに最も適切だと思うものをひとつ選べ。
1.「江~姫たちは恋に夢中~」
2.「江~姫たちは恋愛中毒~」
3.「江~姫たちの戦国捏造~」
4.「江~姫たちの茶番劇~」
5.「江~姫たちの作者は実は別人~」
あとの4つは冗談だとしても、最初はアリだと思うんですよね。
実際にそれを描きたいわけですから。
変に戦国ドラマみたいなタイトルをつけるから、みんなからパッシング受けるわけだよ。
最初から「これはイタい娘の恋愛物語ですよ」と宣伝しておけば、みんな文句を言わない。
「今年からは、日曜8時は『NHK恋愛ドラマ』になりますよ」と銘打って。
大河ドラマなんて名前、もう捨てちゃえ。
________________________________________________________
今日の準クライマックス。

泣いた(笑)
自分が実はお菓子が大好きだと、京極高次に告白した初。
自分の全てを受け入れてもらいたい。
そう願い、彼に全てをさらけ出す。
「あなたが大嫌いなお菓子を、私は好きなのです。それでも私を愛してくれますか?」と…
じっと聞いていたポーカーフェイス。
彼は初に伝える。
「私も、お菓子を好きになろう」と。
それは、彼からの精一杯の愛のメッセージ。
その言葉が初の全身を貫き、ふたりの心は、初めて、ひとつになる。
世界が泣いた、究極の純愛お菓子物語。
日本中が、お菓子をぼろぼろ落として慟哭した。
とんだお菓子騒動だ。
日本中の、何百万とも何千万とも知れぬ視聴者を、お菓子で感動させようとする田渕妹。
まったく、たいした度胸だ。
身の程知らずにもほどがある。
今日のクライマックス。

心配すんな。
オレも分からん。
みんな分からん。
このドラマ分かる人がいれば天才。
…と、茶々様を励ましたくなる僕がいます。
この影武者脚本家さん、本当に「分からぬ」好きですね~
江も言ったし、信長も言ったし、光秀も言ったし、家康も言ったし、秀吉は言ってないか?あとは…??
「分からぬ」を言うことが、このドラマでひとかどのキャストとして認められるステータスになります。
今回、ついに茶々様も分からぬメンバーの仲間入りをなされました。
何でも分かりすぎる石田三成なんかは、まだまだ青二才と言えます。
三成よ、茶々様に想いを抱くのは、「分からぬ」と言ってからにせい!
(最近は恋も冷めたのか、そういったシーンないですけど)
ちなみに僕も視聴中「分からぬ…」を連発していますから、立派な江キャストのひとりです。
もしあなたが、江を見てる最中に「分からぬ…」とつぶやいたら、あなたも立派な江キャストです。
NHKに申告すれば、ドラマのクレジットに名前を出してもらえます。
僕はこんなドラマに名前が載るのは末代の恥なので、あえて申告しませんが…
それに、僕の場合は、少し違う感情を持っているのです。
「分からぬ…」というよりむしろ…
分かりたくもない。
主要キャストが揃いもそろって「分からぬ」と連発するドラマを、分からせようとする田渕妹。
まったく、たいした度胸だ。
身の程知らずにもほどがある。
…ということで、前回に引き続き今回も、ドラマの内容には触れず。
45分版で見たけど、ダイジェスト版だけでも書けそうな記事だな、これは。
あれでしょ?
NHKは、大河ドラマ枠を放棄したんでしょ?
だから、こんな分からぬドラマ放送しているんですよね?
え?
未だに「大河ドラマ」って入ってるの?
それはいけないよ。
それははっきりいって、詐欺だよ。
天下のNHKが、そんなことしてはいけないなぁ。
もう、潮時だよ。
NHKは「大河ドラマ」の座を
TBSに禅譲せよ。
※【禅譲(ぜんじょう)】
中国の易姓革命の思想。
天子(=国営のNHK)が自らの非を認め、より徳のある者(=TBS)に自らの地位(=大河ドラマ)を譲ること。
え?
「大河ドラマ」の名前がなくなったら、困るって?
心配すんな。
別の名を用意してある。
どうせみんな「こんな大河ドラマはおかしい」と思いつつも、上からの命令には逆らえず、黙々と従ってんだろ。
自分たちの過ちが、いかに多くの人を苛立たせているのかも分からずに。
オレが新しい名をつけてやる。
「NHK犬河ドラマ」
国家権力の犬、上司の犬に成り下がったおまえらにおえつらえの名前だよ。
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江~姫たちの戦国~ 第18話「恋しくて」感想
今週は、非常事態宣言です。
今日は少し帰りが遅くなるので、すべてを録画スタンバイ確認して、家に帰って来たのですが…
全く録画されていませんでした

ジンゴロー全滅。未だかつてない壊滅ぶりです。
よくよく調べてみると、実にしょうもない理由でした。
B-CASカードが半差しになっていて、認識してくれていなかった。
恐らく、土曜日の夜にパソコンを少し移動させたので、その影響だと思います。
よりによって、このタイミングで…

今回は、図らずも「5分で分かる深夜の『江』ダイジェスト版」みたいなのがやっていたので、それをもとに記事を書くことにします。
不行き届きもありましょうが、そういう事情なので、許してやって下さい。
(今回のジンゴローは全てネットで動画ゲットする予定なので、他の感想は普通に書けると思います)
________________________________________________________

↓

↓

田渕先生の勇気に完敗。
今の気持ちを表すと、そうなります。
僕はバカでした。
僕は豚のしっぽみたいにバカでのろまで愚かで融通の利かない人間でした。
田渕先生の遠大な計画に今まで気付かなかったなんて。
田渕先生の牛の胃袋のように遠大で雄大で暖かくって慈悲深い計画に今まで気付かなかったなんて。
恋しくて
やっと分かりました。
このタイトルに込められた意味を。
このタイトルを通して、この糞大河ドラマで伝えたかったことを。

命よりも大事であった「宮廷の官位」をもバカにする、初の信じられない発言。
戦国ドラマでこのような発言が脚本として出てくること自体が想定外。
歴史の中傷・冒涜以外の何者でもありません。
これを今まで僕らは、言葉尻をそのまま捕らえて批判していました。
しかし、田渕先生。
もし、それをあえて承知で入れているとすれば…
視聴者の痛烈な批判を織り込んだ上で、あえて入れているとすれば…
「こういったドラマはもうやだ!過去の、歴史ガチのドラマを見せてくれ!」といった原点回帰を狙った上で、あえて入れているとすれば…
タイトルの通り、視聴者を一種の「恋しくて」状態にさせるのが目的だとすれば…
(過去の大河ドラマが)恋しくて
自らが犠牲となって、次の世代の大河ドラマにその志を引き継ぐため。
だから、記念の50作目に、このドラマをもってきた。
だから、数々の批判に耐えながら、あえて面白くないドラマを作ってきた。
温故知新。
以前の大河ドラマに戻ってほしいと、人々が真剣に願うように。
古きよき時代を忘れたすべての日本人に対するショック療法。
その根性、その度胸、その信念。
まさしく、大河ドラマの救世主です。

第2のショック療法がこれ。
戦国時代でありながら、合戦を全く描かない。
戦国の歴史を把握している者からいえば、「次は○○の戦だ」と期待するたびに、その期待を裏切られ、フラストレーションが溜まることになります。
そのことも、田渕先生はすべてお見通し

一種の禁断症状を作り出し、視聴者を「恋しくて」の気分にさせる。
(戦が)恋しくて
戦国の華である戦を禁じることで、視聴者を「戦のない戦国ドラマなんて、ケチャップをかけないオムレツみたいに味気ないものだ」と実感させる。
それにより、戦を描いていた過去の大河ドラマの、原点回帰をさせる。
それが目的だとすれば…
その根性、その度胸、その信念。
まさしく、大河ドラマの救世主です。
そうだとすれば、今回は言葉通り「伝説の回」
「自らを反面教師として、大河を原点に戻してくれ」という、田渕先生の甚遠な御心が隠されている。
それを、秀吉のバカ芝居や、初のバカ芝居や、江のバカ芝居や、おねのバカ芝居や、茶々のバ・・・・・・に託したのではないか。
きっとそうに違いない。
そうであるとすれば…
人々がその真理に気づいた時、このタイトルの本当の意味に気づく。
「もう一度、あのドラマを見たい!」と。
シエが恋しくて
200年後には、スーパーハイビジョン3Dで、シエのリメイクが作られていることに僕は100000000000万円賭けてもいい。
嘘ですけど
________________________________________________________
えっと…
今回は、最初に言ったように、45分版を見て書いた記事ではありません。
ダイジェスト版(5分)しか見れなかったので、記事の最初にちょっと載せる予定だった「恋しくて」のタイトルネタを無理やり引き伸ばして作りました。
ダイジェスト版なので、省かれた40分に何が描かれていたのか、非常に気になります。
ネットで動画を見る予定ですが(最悪、土曜日の再放送でチェックする予定ですが)、少しでも早く真実を知りたいので、ブログを見て下さっている方に情報提供をお願いします。
5分ダイジェストでは、下らない恋の話(?)しか描かれていなかったのですが、
1.恋バナ以外に、物語が進展した要素はあったのでしょうか?
2.九州征伐は、本当に全く描かれていなかったのでしょうか?
非常に気になるので、すみません、教えて下さい

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